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恋愛が上手くいきそうになると、なぜか距離をとられてしまう

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こんにちは

カウンセリングサービス近藤あきとしです。

 
「魅力UP術」のテーマで、2週間に1度ずつ小川のりこカウンセラーと交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 
●恋愛が上手くいきそうになると、なぜか距離をとられてしまう

 

恋愛のカウンセリングをしていると、良く出てくるお話として、男女関係が進展していきそうな時に限って

 

・今ままで頻繁にメールのやり取りをしていた彼(彼女)からの連絡が来なくなったり
・態度がよそよそしくなって、何となく距離を感じるようになったり
・離れたりくっついたりを繰り返してしまったり

 

などの状況になってしまう。というケースがあります。

 

その場合のテーマとして浮き彫りになってくるのが「親密感への恐れ」と呼ばれる不安です。これはパートナー側が抱えている場合もあれば、クライアントさん自身が感じている場合もあります。

 

前回、前々回の記事でご紹介した「向き合ってくれない彼」のお話にも言えることで、向き合あっていないのはもちろん彼の方ですが、

>>http://ameblo.jp/love-counseling/entry-12252987072.html

>>http://ameblo.jp/love-counseling/entry-12257200764.html

 

じつはあなたの方も、彼を向き合わせないように逃げさせてしまう何かをしているのかもしれないんです。

 

誰でも好きな人とラブラブでいたいですし、いつでもピッタリとくっついて一緒にいたいと考えるのは普通のことですよね。

 

ところが現実は、パートナー(または自分自身)が仕事ばかりしていて全然会えない・友だちとの時間や趣味を優先されてしまって寂しい・頑固で自分のペースを変えないので全然分かり合えない、などの状況になってしまって、とてもしんどい。

 

どうしてこんなことになるのかというと、それは多くの場合「とても近い(親密な)人間関係で傷ついた」経験があるからなんです。

 

 

 

 

私たちは、生まれたばかりの赤ちゃんの頃は、自分が愛されているかどうか?嫌われないか?などという不安はいっさい持っていません。

 

なぜなら赤ちゃんの意識は母親と強く結びついていて、赤ちゃんにとっては自分と母親(だけでなく外の世界も)との区別がついていないからです。

 

生まれる前は文字通りお母さんと繋がっていましたから、生まれてからもしばらくの間は自分と母親の境界はなく、全く安全で何の不安もない一体感に包まれているからなんですね。

 

それが成長とともに、少しずつ自分と母親が別々の存在であることに気づき始めます。

 

その時に私たちは、生まれて初めて大好きなお母さんと分離する痛みを感じるのです。

 

この分離の痛みが、感情的な痛みや、寂しさや孤独感のベースになると考えられています。

 

まだ歩き始めて間もない子どもが、お母さんのそばを離れて遊んでいるときにパッと後を振り返って、お母さんがいることを確認するとまた遊び始めたり、もう少し遠くへ離れてみたりして、しばらくするとまた後ろを振り向いて確認して・・・という光景を見たことはないでしょうか?

 

子どもが我に返って後ろを振り向くのは、その直前に分離の痛みが一瞬こころをよぎっているからなんです。

 

さらに成長するとともに親との距離も離れていき、分離の度合も増していきますが、これは痛みを受け入れることで大人になっていくプロセスであるとも言えるかもしれません。

 

しかし、何かのきっかけで分離の「寂しさと不安と孤独感」を受け止めきれずに、そんな感情を感じたくないと抑圧したり、切り捨てて無かったことにしてしまうと、大人になってからのパートナーシップでも「寂しさと不安と孤独感」をとても怖がってしまうことがあります。

 

 

 

 

また幼少期に両親の仲が悪かったり、離婚で家族が離れてしまい、

 

「私はお父さんとお母さんから愛されてなかったんだ」

「私の大好きな人はみんな離れていってしまうんだ」

 

という経験や、

 

初恋での大失恋や、本当に大好きで信頼しきっていたパートナーがじつはずっと浮気をしていて最後はフラれて向こうへいってしまった、などの体験があったとしたら、

 

たとえその後に素晴らしい異性に出逢っても、すんなりと相手を信じることは難しくなってしまうことは想像できると思います。

 

パートナーとの距離が近くなればなるほど、過去の痛手がよみがえってくるからです。

 

すると、相手との間に少し(人によってはかなりの)距離が欲しくなってしまうのです。この距離を作っているのが「親密感への恐れ」なんですね。

 

「距離が縮まって親密感を感じるようになって、もし昔みたいに裏切られたら、相手が離れていったら、自分はもう立ち直れないんじゃないか?それは怖すぎるから少し距離をとっておかないと。あんな目には二度とあいたくないから・・・」

 

というのが、心の無意識的な部分にある声です。

 

頭で意識的な部分では、自分にそんな感情があるとはほとんど気づいてないでしょう。代わりにどんなことを思うかと言うと

 

「べつに寂しくなんかないし」
「連絡がないのはどうせまた仕事がいそがしいんでしょ」
「パートナーなんかいてもいなくても良いしね」

 

という感じのこともあれば

 

「また嫌われちゃったのかな?」
「私のこと興味なくなっちゃった?」
「前みたいに“○○なところがダメだ”って言われちゃうかも?」

 

ということを感じていることもあります。

 


 

 

どちらにしても、ここには

 

「親密感が欲しいと願っても、叶わなかったら傷つくじゃない」
「また寂しさを感じるくらいなら、最初から欲しがらない方が良いんだ」

 

という諦めがあるのです。

 

だから少し距離がある方が、不安も諦めも感じなくて済むので安全な気がしてしまうんですね。

 

ただし、距離が空いた分だけやっぱり空いたスペースは埋めたくなるものですから、距離が空いた分だけ「仕事や、友だちや、価値感(頑固さ)」などを入れて埋め合わせしているわけです。

 

お互いにそんなことをしていたとすると、たいてい片方は離れる不安から距離を詰めようと躍起になりますが、もう一方は諦めてかけてすっかり冷めている、ということは良くあるパターンです。

 

こんな場合は焦って距離を詰めようとするのではなく、

 

・家族関係や子供時代を振り返って見つめ直すこと
・過去の恋愛の痛みを癒すこと

 

に取り組んでいくこと。そして「親密感への恐れ」を生んだ誤解を解いていくことが大切です。

 

次回に続きをお届けしますね。

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

次回もお楽しみに!
 

 

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

 
心理カウンセラー  
近藤あきとし

 

★近藤のブログはこちらから

 

 

 

 

最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は4月15日(土)です!お楽しみに^^  来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。

 

※バックナンバーで⇒まとめて記事を読めます

 

★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ

 
読者さまからステキな感想をいただきました。  
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html

 

 

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