みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス の大野愛子 です
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と
共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
くっついたり離れたりのカップルっていますよね。
「別れたと思ったら、またくっついてるわ」「あれだけもめたのに、また?」
周りから見たら、まぁそんな感じかもしれないけれど・・・
本人達からしたら、いろいろな事情があるものです。(わたしも復縁経験アリですが。)
ものすごく望んで復縁した場合ならともかく、なんとなくの復活はズルズルとした関係にもなりやすいのです。
「復縁したいけど、大丈夫かな?」「また、上手くいかなくなるかも?」と悩んでいる方に読んで頂きたいお話です。
※別れたいのに別れられない、いつも曖昧な関係という場合にも参考にして頂けると思います。
◆一度別れた相手とやり直すのは難しい!?
一番気になるのは、「別れた相手とやり直すのは難しいんですか?」というところだと思うんですよね。
復縁してみると、あらためて「この人のここはやはり好きだわ」という惚れ直す部分もあるけれど、同じように「この人のここはちょっと・・」という部分にも、また直面しなければいけないんですよね。
つまり難しい部分があるとすれば、「前回、何が理由でふたりは別れたのですか?」というところ。
別れた相手と復縁するということは、出会ってから別れるまでをもう一度「追体験」するようなもの。
ということは、別れに至るようになった原因について、いずれまた直面するということです。
(※追体験:この場合は同じ道を辿るという意味です。)
◆その復縁。あなたの我慢の上に成り立っているのでは?
なんとなくの復縁が問題なのは、それがあなたの我慢の上になりたっていることが多いからです。たとえば・・
◇自分の気持ちが言えないまま
別れを受け入れようと気持ちの整理をしている途中で、相手からきまぐれに連絡が来る。それを受け入れているうちに、なんとなく復縁してしまう。
そんな時に言えないのは、「わたしにも時間がほしい。少し考えさせてほしい。」という言葉。自分よりも相手を優先するがゆえに、いつも自分の気持ちを言えないままなのです。
◇愛する人の気持ちを受け入れ過ぎる
「結婚は当分考えられない。でも好きだ。」という彼。
わたしは結婚したい。だから別れたのに、また復縁してしまった。
愛情深い女性に多いケースですが、愛する人の気持ちを受け入れ過ぎている場合があります。気がつけば、ずっと自分の願いは叶わないまま、時間ばかりが過ぎていくのです。
◆陥りやすい罠=悪循環
もうひとつの問題は、別れに至るようになった原因についてどう向き合っていくのかということ。相手の気持ちを確かめたくても、また別れに向かうことがこわくて、停滞したままの関係になりやすいのです。
相手の気持ちを確かめるのが怖い→相手の気持ちを自分で(察して)判断してしまう→自分の気持ちを抑えこんだまま→相手にはあなたの気持ちが伝わらない→相手にはこのままで良いと思われる→何も変わらない
このような悪循環が起こっているのだとしたら、とてもつらいことだと思うのです。
◆ふりまわされない自分になるには
ここまでを読むと、お相手の男性が、「都合よく扱うとてもヒドイ男」であるかのように思えてくると思うのですが、そういうお話をしたいわけではないのです。
自分の気持ちを抑え込んだままということは、あなた自身も自分を都合よく扱わせている、ということにもなるのです。
なぜ、自分を都合よく扱わせているのでしょうか?
それは、「本当はこうして欲しいのに」というあなたの一番の思い(願い)を抑えつけているからです。おそらくずっと昔から、彼に会うずっと前からです。
これは何を表わすかといえば、「あまりしたくないことを、いつもしているのかもしれない」ということです。恋愛に限ったことではなく、いろいろな場面で。
◇自分の気持ち、自分の本音を、自分に問うクセをつけましょう
「何がしたい?」「何が欲しい?」「本当はどうしたいの?」
すぐには答えが返ってこないかもしれませんが、何度も聞いてあげて下さいね。
自分自身の気持ちと繋がり始めると、あの悪循環に振り回されずに済みますから。(あの悪循環の中には、あなたの気持ちが入っていないのです。)
◇どんな自分になりたいですか?
カウンセリングにおいてならば、わたしはこう尋ねるでしょう。
「どんなあなたになりたいのですか?」
「彼のことはいったん脇において、あなたは3年後どんな自分になっていたいですか?」
復縁という目の前の出来事だけを見るのではなく、 「どんな自分ならば幸せなのだろうか?」という広い視野へのシフトチェンジをしたいからです。
(それが、この問題を通してあなたが変われる部分だからです。)
わたし達カウンセラーは、「とにかく復縁出来ればそれでいい」という見方をしているわけではありません。
あなたらしくなってこそ、あなたの将来が変わると思っているのです。
参考になりますように。最後までお付き合いありがとうございました。