こんにちは。みずがきひろみです。
連日の猛暑日で、さすがに
日頃から「寒いのよりは暑い方がいい」と言う私もバテ気味です。先日も、私が住んでいる建物の消防訓練に来てくれた消防士さんが、熱中症で倒れる人が続出
しているので消防車が出払っている、と話していました。「大丈夫」とたかをくくらずに水分補給をまめにしたいですね。

さて、今日は「セクシーであること」と「セクシャリティが高い」ことは必ずしも同じではないらしい、というお話です。![]()

周りを見回してみて、「どうしてこの人に彼がいないのかしら?」、あるいは逆に、「どうしてこの人には次々と彼ができるのかしら?」と思ったことはありませんか?
酷い言い方ですが、「どうしてあの人に彼がいるのに、私にいないのかしら?」と心密かに思ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。私にもそんな時期がありました。
職
場に50代の先輩がいらして、その方は二度離婚をされているのだけれど、いつも若いステキな彼氏がいました。モテるんです。見ていると、どうもまわりの男
性は彼女をかまいたがるし、彼女に優しいんです。お世辞にも美人じゃないし、どちらかといえば背も低くてポッチャリというか丸いというか。清潔にしてい
らっしゃいましたが、ファッションセンスがとりたてていいわけでもない。キャリアウーマンで、その分野では一目おかれる存在で、いわゆる職場の「かわい
い」系でもなければ、「癒し」系のいじられキャラでもない。ホントにこう言っちゃ何なのですが、「フツーのおばさん」なんです。
当時20代、30代の女性ばかりでお酒を飲みにいくと必ず誰かが、
「もう、なんで◯◯さんには彼がいるのに私にはいないんだろうって思っちゃう!」
とため息をつくのがお決まりでした。
それもそのはず。
男性に「魅力的だ」と思ってもらいたくて、
髪をブローしたり、
ネイルの手入れをしたり、
ダイエットやファッション、
それに
仕草、
話し方、
占い、
果ては恋愛心理学まで、
お金と労力をかけている20代、30代のきれい系女子より、何故彼女がモテる?
有能すぎる女性は男性に敬遠されると思って爪を隠している女性たちにしても、彼女を見ると、どうも自分たちはデキルから、カワイくないからモテないわけではなさそうだ、と認めざるをえません。
年齢的にも上だし、子持ちだし、女性の目から見て「セクシー」な感じがしないのです。
かといって世話女房タイプでもない。
女子力アップに励む身としては、それはどうにも「ナゾ」で、自分は「性格ブス」だからかとやっぱり最後は自分いじめに陥るしかなかったように思います。
今、振り返ると、彼女の最大の魅力は「自由」だったな、ということに気づきます。
彼女は、
「こういう女はモテる」
から自由だったし、
「こういうふうに生きるべきだ」
からも自由だったように感じます。
「女は夫に尽くすべきだ」はもちろん、
「女は子供のために我慢すべきだ」も、
「いい女にならなきゃ」も、
みんな突き抜けたところにいたから、
他者の、
それが男性であれ女性であれ、
「ありのまま」を自然に受け容れることができていたのでしょう。
自分を守るための無数の「べき」を手放していくとそこには「ありのまま」の自分がいて、
その「ありのまま」の自分にOKが言えると、
まわりの人たちの「ありのまま」も愛おしいと感じられるのでしょうか。
彼女に近づきたかった多くの男性たちが求め、安らぎを感じていたのものの正体が、私にもやっと少し見えてきたように思います。
セクシャリティこそ、命の根源なのに、たくさんの「べき」に覆われ、押し込められている心です。
そのたくさんの「べき」は、命の尊厳を守るためにある、とても大切なものです。
でも、命を輝かせようとすると、その守りを解いていく必要に迫られます。
これが怖いんですよね。
怖いから抑え込むし、
怖いから理詰めで理解してコントロールしようとするし、
怖いから追い立てられるように暴走することだってあります。
豊かなセクシャリティが花開くときに求められるものは、
案外、努力や頑張りの対局にある、
コントロールを手放す勇気であり、
起こることにしなやかに自分を明け渡して委ねていく勇気。
それは、「ありのまま」の自分に「いいね!」を伝え続けることで育てていくものなのかもしれないと想う今日この頃です。![]()

お知らせです。
早いもので10回シリーズの【心理学サロン】もいよいよ後半に入ります。
自分のリミッタ―をはずし、プロセスに委ね、流れにのれるように応援していきたいと思っています。自分の心の枷をはずす、関係性では権威との葛藤をこえる、ヴィジョンを明確化する、などのテーマを扱っていきますので、どうぞお楽しみに。初めての方も大歓迎です。お気軽にお遊びにいらしてくださいね。
第6回【心理学サロン】心の自由を求めて~「べき」を手放す~
日時: 2013年7月18日(木) 13:30~15:30
場所: 渋谷区総合文化センター大和田 学習室2
受講料: 3,150円
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