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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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なかなか手強い「バツイチさんとの恋」について、お話ししています。
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お待たせしました。
本日の記事をお届けします。
恋愛の悩みの中で、よく出てくる話の一つが「自分の魅力のなさ」について。
私たちは「自分には魅力が少ない」と感じている度合いだけ、せっかく持っている魅力の方ではなくて、欠点やできてないところに目が向きやすくなります。
これって、自分にはない！と自分で決めつけているだけで、あると気づけばいい、というシンプルな話でもあるんです。
しかし、自分のことは自分ではなかなかわからないもの。
決めつけないで誰かに確認するといいのですが、ネガティブな答えが怖くて聞けないでいることもしばしば起こります。
だから、自分の魅力を正しく知ることは難しいことにもなるのですが、やっぱりそれを知るためには、自分以外の誰かの存在が必要になってくるんですね。
例えば、こんなご相談。
「付き合い始めて３ヶ月の彼がいます。
最初は熱烈に愛情表現してくれた彼ですが、最近は週３回きていたLINEも週１回に減り。
一緒に遊びにいっても、以前は１日に３回は好きだよ、と言ってくれていたのに、最近では、帰り際に１回言ってくれるだけ。
なんだかモヤモヤしていたら、このところ、彼が同じ会社の後輩の女の子と急激に仲良くなり始めた。
彼女は私とは正反対の性格で、明るくて良く笑うタイプ。彼も彼女と話していると楽しそうでよく笑っている。
私はどちらかというと静かなタイプで周りからはきちんとしていると言われるタイプで、彼女みたいに可愛く笑えない。
もしかして私への気持ちが冷めたのでは？、そもそも、彼の本当の好みの女性は、彼女みたいな明るく可愛く笑えるタイプだったのでは？と不安になる。」
こんなケースでは、ご相談者の女性の心理はどうなっているかというと
「彼からの愛情表現が減った」
↓
「私への気持ちが冷めたのではないか」
↓
「そもそも彼の好みのタイプと違ったのではないか」
こんな風になっていたりします。
私たちは、自分が持っていない魅力に対して憧れを持ち、それを持っている人をうらやましく思うものです。
それは誰にとっても起こりうることなのですが、今回のように「彼の気持ちが冷めたのでは」という不安が大きくなると、彼の気持ちが冷めた理由探しを一生懸命するようになってしまうことも多いのですね。
すると、後輩の彼女は自分にはない魅力を持っている、ということに強く注目してしまい、自分自身の魅力には目が向かなくなってしまいます。
それどころか、自分には魅力がない、ということにもなりかねません。
しかし、客観的に見てみると、彼の愛情表現が減ったからといって、なくなっているわけではないし、後輩の女性に対して彼が恋愛感情を強く持っているとも限りません。
まだわからないことがたくさんある状況なのに、きっと彼の気持ちは冷めた！という方向に心が動いてしまうのです。
ですから、私の恋愛カウンセリングの中では、状況を詳しく伺います。
例えば、LINEの回数が減ったことより、内容の変化がないか。デート中の彼の様子や、帰り際に好きだと言ってくれる様子など。
詳しく聞いていると、LINEの内容は今まで通り変わらず、愛情を感じる内容だったり、デート中の彼の様子も楽しそう、帰り際には嬉しそうに恥ずかしそうに抱きしめながら好きだよと言ってくれている、なんて話が出たりします。
それ、惚気じゃないの？！と聞いているこちらが言いたくなる時でも、ご相談者さんは本気で悩んでいることもしばしば、なんですね。
それくらい自分の中のネガティブな気持ちがポジティブな要素を覆い隠してしまうのです。
◇彼の気持ちを少しずつでも聞いて確認していきましょう
このような場合は、ズバリ、彼に自分のことをどう思っているか聞けば解決することが多いのですが、問題は先にも述べましたように「聞けるものなら聞いている」という気持ち。
彼からのネガティブな反応が怖くて聞けなくなってしまうのですね。
そこで、私からは、彼への質問のハードルを下げたり、聞きやすいことからアプローチしていくことをオススメしていきます。
彼の本心を確かめなくてはならない！との思いが強いと、
「ちょっとそこに正座して！」
みたいに怒りを使って追求してしまいたくなります。
そんな言われ方したら、彼も本当の気持ちをいいにくいですよね。
ですから、さりげなく、何気ないところから話していきます。
例えば、私がよく提案させていただくのは、友達を使わせてもらうやり方。
「私の友達が、私たちの馴れ初めを聞きたがって、いろいろ質問してくるんだけど、うまく答えられなくて。」
みたいに回り道する感じの方が聞きやすい方が多いです。
もし彼がいろいろ話してくれるようだったり、自分でもう少し踏み込んで聞けそうだったら「わたし、自分の真面目なところ、あんまり好きじゃないんだよね。」みたいに、自分ではあまり魅力に感じないことについて、彼にふってみます。
なかなかハードルが高い話ではありますが、そんな風にして彼と会話していくと、彼の気持ちが聞けることもあるんですね。
確認してみたら、心配することは何もなかった、ということだってあるのです。
「世界で一番自分のことを知らないのは自分」と私はよくお伝えしていますが、このことを覚えておいて、必要以上に自分を悪く思わないように気をつけながら、チャンスを見て彼の気持ちを確認してみてください。
今回の記事がお役に立てたら幸いです。