こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
いつもありがとうございます。
当社の平準司と隔週交代で日曜日に恋愛心理学を執筆しています。
相手に嫌な思いをさせないようにと配慮することは、パートナーとの関係でも、その他の人付き合いでも上手くやっていくのに役立つことかと思います。
その配慮をする時は、あなたご自身への配慮もしながらやっていきませんか?というお話になります。

✨️お知らせ✨️
ZOOMでのオンライン面談カウンセリングしています
ZOOMを使ってのオンライン面談カウンセリングをしています。移動することなく、面談カウンセリングを受けられるとお客さまから大変好評をいただいております
・ZOOMを使っての面談カウンセリングについて詳しくはこちらをご覧くださいね>>>

カウンセリングルームでお会いしての対面式の面談カウンセリングを原は東京・名古屋・大阪でしています。
・対面式のカウンセリングについては詳しくはこちらをご覧くださいね>>>

自分さえ飲み込めば・・・は、ほどほどにというお話
相手が嫌な思いをしないよう配慮する優しい人
相手を嫌な気持ちにさせないように気を配ることができる方がいらっっしゃいます。
そのタイプの方は、優しい心を持たれている方が多いです。
優しさから配慮されるのです。
こういう方と一緒にいると、一緒にいる相手は嫌な思いをしないので、居心地が良いです。
すてきな魅力です。
相手を嫌な気持ちにさせないようにするのはすてきなことですね!
しかし、あることをしてしまった時に、このタイプの方ご自身がしんどい思いをするケースになってしまうことがあります。
しんどい思いになってしまうケースの例
●彼にきちんと説明して欲しいことを、彼は都合が悪いのかお茶を濁すような形でしか説明してくれていない。
だけど、あんまり聞かれすぎても彼も嫌な気持ちになるかもしれないからこれ以上聞かないでおこう。
↓
その結果、
きちんと説明して欲しいことがあやふやになったままモヤモヤした気持ちが続く日々をすごす展開になる。
●夫に洗濯籠に洗濯物を入れる時はポケットに何も入っていないかチェックしてと言っているけど今回もポケットにレシートが入っていた・・。
あんまり注意されるのも夫も嫌だろうから、それは言わずにいて、私が洗濯する度に毎回ポケットの中をチェックしたらいいかぁと思い自分でチェックすることにする。
↓
その結果、
洗濯をする度にポケットに手を突っ込みながら、「またレシートが入っている、これくらいちゃんと取っといてよ」と一人愚痴をこぼして、うんざりしながら洗濯をする日々が続く。
●彼からホテルへのお誘い。今日は乗り気になれないけど、拒否すると彼ががっかりするかもしれないなぁ。乗り気になれないのを飲み込んでホテルつきあおう。
↓
その結果、
乗り気になれなくても付き合う展開になることを避けたくて、次回からのデートではセクシャルなムードになるのを警戒してしまうことがありデートを楽しめない。
自分さえ嫌な思いを飲み込めば・・・
前述に、
あることをしてしまった時に、このタイプの方ご自身がしんどい思いをするケースになってしまうことがあると書きました。
このあることって何でしょう?
それは、
“ここは自分さえ嫌な思いを飲み込めば相手が嫌な思いをせずにすむから”という気持ちで、その行為をした時なんです。
相手を嫌な気持ちにさせないよう配慮することは良いことですね。
しかし、自分が嫌な思いをしたり、傷ついたりすることをおろそかにして、そのことをした時にご自身が嫌な思いをすることがあります。
相手に嫌な思いをさせないようには、やさしさなのですが、自分が嫌な思いをすることや傷つくことをおろそかにしてしまうと犠牲感も湧いてくることもあるでしょう。
そして、
“ここは自分さえ嫌な思いを飲み込めば相手が嫌な思いをせずにすむから”ということをし続けて、嫌な思いが蓄積していくと、どうなっていくのでしょう?
嫌な思いが蓄積する原因になっている相手のことを嫌に思ってしまう展開に(場合によってはお別れという展開に)なっていくことがあります。
必ずしもその展開になるとは言い切れないのですが、そのリスクがあります。
相手の為に嫌な思いを飲み込んで頑張った結果、相手のことを嫌に思ってしまう・・・。
この展開になるのは、私はもったいないと思うんです。
この展開にならない為にも、“ここは自分さえ嫌な思いを飲み込めば・・・”は、やりすぎないことは大切です。
(こういう展開になるリスクもあるんだなぁと知ることが、“自分さえ嫌な思いを飲み込めば・・・”を辞めようという動機付けに(きっかけ)になるかもしれませんね。)
相手と同様、あなたのことも大切にする
あなたはこういうことをしてしまう傾向はありませんか?
もし、「やっていることがあるなぁ」というタイプの方は、まずはそのことをご自身の悪いところとは捉えないでくださいね。
相手に嫌な思いさせないようにと思う心は、あなたの良いところなのですから。
相手に配慮できる優しい方なのです。
その上で、ご自身がしんどい思いをする展開になってしまうことを減らせるように、自分が嫌な思いをしたり、傷ついたりすることをおろそかにしないようにも意識していきましょう。
相手が嫌な思いをしないようにという気持ちも大切にすると同様に、あなた自身が嫌な思いをしないようにすることも大切にしてみましょう。
時には、
自分の思いを飲みこまずに、
尋ねたいことはきっちりと尋ねる、
伝えたいことは伝える、
断りたい時は断る、
などなどご自身の思いも大切にしてみてくださいね。
それは好きな人を嫌いになっていかずに、好きな好きでいつづけることにも大切なことで相手の為にもなることのですから。
+++
先ほどの例に置き換えると、
●彼にきちんと説明して欲しいことを、彼は都合が悪いのかお茶を濁すような形でしか説明してくれていない。
↓
自分があやふやになったままモヤモヤした気持ちですごすことにならないよう、あやふやなところは説明を求める。
●夫に洗濯籠に洗濯物を入れる時はポケットに何も入っているかチェックしてと言っているけど今回もポケットにレシートが入っていた・・。
↓
自分がうんざりした気持ちで洗濯するはめにならないよう、「また洗濯物のポケットにレシートが入ってたよ。洗濯をだす前はポケットはちゃんとチェックしてね」と伝えるべきことは伝える。
●彼からホテルへのお誘い。今日は乗り気になれない。
↓
乗り気になれない時は無理せずに「今日はごめんね」と断り、自分の乗り気になれないという気持ちを尊重する。
などなど。
+++
あなたが犠牲的な思いをする、しんどい思いをするなどの展開が少なくできるといいですね。
今回も読んで下さいましてありがとうございました。


感情をひとやすみ。(王様文庫)三笠書房
『感情をひとやすみ。』という本がでました。
自分を大切にできる43のヒントが書いています。
![]() | 感情をひとやすみ。: 自分を大切にする43のヒント (王様文庫) 734円 Amazon |
「つい「気にしすぎる自分」から抜け出す本 (青春文庫)」
つい気にしてしまう自分から卒業して気にしなーいあなたになってみませんか?

![]() | つい「気にしすぎる自分」から抜け出す本 (青春文庫) 745円 Amazon |