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怒りの心理

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カウンセリングサービス清水三季央(しみずみきお)です。新型コロナ感染症に感染された方へ心よりお見舞い申し上げます。また感染リスクがありながらお仕事などに従事されているすべての方へ敬意を表します。まん延防止措置解除されましたが、ネガティブな話題が続いていますね。引き続き、予防は続けていきましょう。

今回は怒りをテーマにしました。

 

■怒りの心理

男女関係での多くのトラブルの原因に怒りがあります。今回はこれまでと別の視点でお伝えしたいと思います。

人が怒るとき、怒ることで、相手や状況をより強くコントロールくしようとしているととらえることができます。行動や考えによって状況をコントロールしているときに、目の前の相手によって、コントロールできなくなるとしたら、コントロールをより強くしようとして怒りが発生しやすいです。

例えば
自分は節約で家計をコントロールしているのに、相手がムダな買い物をした。
スピーディーに家事を済ませようとコントロールしているのに、相手が飲み物をこぼして家事を増やした。
自分は関係性を結婚に向かうようコントロールしているのに、相手は口だけで、その気がないかのよう。
自分は感情を抑えて、論理的に考えて自分をコントロールしているのに、相手は考えなさすぎる。

こんなときは、コントロールをしている側は怒りやすくなりそうですね。


 

■どうしたらいいの?

コントロールを少し弱めておくと怒りにくくなります。

例えば、普段は怒らないけれど、急いでいるときに怒りやすくなるのは、急いでいるときはコントロールが強くなっているからです。普段通りならコントロールは少し弱まっていることになります。

 

普段から怒りやすい場合は、自覚がなくても普段からコントロールが強いのかもしれません。だとしたら、普段、意識してコントロールを弱めることを目標にしましょう。


■コントロールはダメなの?

適切なコントロールができると相手や、関係性、状況をよりよい方向へ向かわせていくことができます。コントロールを強めようとして怒ってしまうと、コントロールはうまく作用せず、状況が悪くなってしまうので、避けたいところですね。



■心のゆとり

現代人はコントロールすべきことが多い上に、コロナ禍により感染予防など、コントロールすべきことが増え、強いコントロールをしてきたともいえます。

 

コントロールを弱めるということは、言いかえれば、心のゆとりをつくることでもあります。コロナ対策は続ける必要がありますが、まずは自分から、あえて、コントロールを弱める=心のゆとりをつくることを意識するだけでも、怒りやトラブルを自分や周囲から減らしやすくなります。


■おわりに

おわりまでお読みいただきまして、ありがとうございます。心のゆとりを大切にして、平和や幸せへのヒントにしてくださいね。


 

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