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追いかけると逃げる・逃げると追いかけられる

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。

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恋愛ではいつも、彼のことが好きすぎて、片時も離れたくなくなる。

一緒に居られない時は、常に連絡を取っていたいし、彼が誰と会っているか、何をしているかも知りたくなる。

休みの日は、必ずデートしたいし、なんなら夢にも彼にご登場いただきたい。

 

ついつい、彼を追いかけ回してしまうという恋愛パターンになってしまって、彼がどんどん逃げようと離れていってしまう。

 

好きと言われると、逃げたくなる。

どこかに行きたいとか、一緒の時間を過ごしたいとか言われると、急に今やらなくてもいいような用事を思い出して、その場を離れたくなる。

何か口実をつけて、その場をやり過ごすと、矢継ぎ早に次のデートのお誘いが来て、もう別れたくなってしまう。

 

追いかけると、逃げる。

逃げると、追いかける。

 

うまくいかない恋愛パターンですよね。

 

いったいどうして、追いかけると、逃げるのでしょうか?

逃げると、追いかけてくるのでしょうか?

 

追いかける側は、追いかけて捕まえないと逃げられると感じている側です。

逃げる側は、逃げないと捕まって自由がなくなってしまうと感じている側です。

 

追いかける側は、関係性の上では依存で、「あれをしてほしい」「こうしてほしい」という欲求を抱えて追いかけてきます。

逃げる側は、関係性の上では自立で、「捕まったら欲求を突きつけられる」と感じるので、必死で逃げます。

 

欲求というのは、人間誰しも持っているものですから、欲求が悪いわけではありません。

ですが、「私なんて・・・」と自信が持てないでいると、自分の欲求を彼が叶えたいと思っているとは、感じられません。

だから、とっ捕まえないと叶えてもらえないと思って、追いかけてしまうわけです。

 

自立の人は、与えることが得意なので、本来なら、相手の欲求を叶えてあげることは得意です。

ですが、追いかけてこられると、「ずっと欲求を突きつけられるのではないか?」という恐れを感じます。

「お願いね」と言われるといいけれど、「絶対にあなたがにやってもらわないと困るのよね!」「あなたが、私の欲求を叶えるべきでしょ!」となると、嫌な感じがします。

 

もちろん追いかけている側は、そのように欲求を突きつけているつもりはありません。

でも、必死な時って、表情が固まって怖い感じになるものです。

想像してみてください。

必死の形相の人が、後ろから追いかけてくる場面を。

 

怖いですよね?

誰なのか?とか、何の用事?なんてことを考える間も無く、反射的に逃げますよね?

 

その逃げる姿を見て、追いかける側は、さらに必死気になります。

さらに必死になった姿を見て、さらにさらに必死で逃げます。

 

あなたが、追いかける側で、なんとか彼とうまくやっていきたいと思っているなら、ものすごく勇気が必要ですが、追いかけるのをやめてみましょう。

具体的には、デートに矢継ぎ早に誘っていたのを、やめてみるとか、メッセージに返信がなかったら、返信が来るまで、何度も何度もメッセージを送りつけるなんてことを止めるのです。

 

そんなことをしたら、デートに誘われなくなるのでは?

そんなことをしたら、音信不通になるのでは?

 

そう思うかもしれませんが、たいていの場合、常に追いかけられている人は、追っ手が立ち止まって追いかけて来なくなると、「あれ?」となります。

つまり、逃げなくなるのです。

はぐらかしたり、避けたりしなくなります。

そこで、「逃げないぞ!この隙に!」と、ダッシュで近づいていくと、猛ダッシュで逃げられます。

なので、相手が逃げなくなってから、こちらから少し距離を近づけるように、デートに誘ってみる。

相手が「用事があるんだ」となったら、「あっそうなのね」と粘らず離れる。

 

もしくは、相手から近づいてくるのを待つ。

 

あなたが、逃げる側なのだとしたら、追いかけてくる相手の前で、足を止めるのはとても怖いですが、このままではずっと逃げ続けるしかないので、やっぱり立ち止まった方がいいのです。

立ち止まると、すぐに追いつかれます。

つまり、相手からの欲求がやってくるわけです。

その欲求に対して、叶えてあげたいと思うなら、叶えてあげましょう。

立ち止まって向き合ってみると、逃げるほど恐ろしいことではないかもしれないのです。

負担に感じるならば、きっぱり断りましょう。

 

断っても、突きつけてくるようであれば、きっぱりと別れましょう。

もう終わりですと、ハッキリと伝えることも大切です。

断るのも悪いからと、曖昧な態度でいると、相手は余計に不安を感じてしまいます。

 

追いかける側は、うまくいかないかもしれない、嫌われてしまうかもしれない、愛されていないかもしれないという恐れを感じています。

逃げる側も、うまくいかないかもしれない、自由を奪われてしまうかもしれないというような恐れを感じています。

 

どちらも恐れを感じているのですが、恐れは正体をはっきりしないと終わりません。

 

一体何に自分は恐れを感じているのか?を、ハッキリさせるには、追いかけているなら、追いかけるのを止めること。

逃げているのなら、逃げるのを止めること。

 

そうすることで、何を恐れていたかがわかってきます。

 

恐れの正体がハッキリすることで、たいしたことないと思えるかもしれませんし、正体が分かれば、解決することも可能になってきます。

 

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大門昌代の『あの時知りたかったよ』シリーズ はこちら>>> 

『大門昌代の【言葉の解説】』はこちら>>> 

私が子供だった頃シリーズはこちら>>>

 

 

 

 

 


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