毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。
パートナーと一緒に居ても、なかなか本当の気持ちを伝えることができない方は、少なくありません。
パートナーの話ばっかり聞いている、という方もいらっしゃるかもしれません。
最初の頃は、喜んで聞いていた話も、バランスがわるくなってしまうと
「私だって、聞いて欲しい」
という不満になり、話を聞くのが苦痛になってしまうことも。
または、お互いにあまり本当の気持ちを話さない、なんてケースもあります。
すると、いざ、困ったことや聞いて欲しいことが出てきた時に、なかなか言い出せなかったり、ついいつものように飲み込んでしまうこともあるかもしれません。
今日は、なんでもひとりでがんばってしまう「自立女子」さんにありがちな、「言えない」ということに焦点を当ててみたいと思います。
気持ちが言えない
心の中のある気持ちを、誰かに伝えることが、難しいと感じるのは、不思議なことではありませんし、いけないことでもありません。
となりにいるパートナーに、思っていることを伝えたいけど、口に出せない時。
とってもつらくて、とってもくるしいですよね。
どうして、言えないんだろうって、かなしくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
喉まで、出かかっているのに、何度も飲み込んでしまう。
そして、何度もそんなことをやっているうちに、なんだかどうでもよくなってしまって、心の奥底にしまい込んでしまうんです。
何度も何度も、幾つも、数えられないくらい、たくさん飲み込んで、届かぬ思いをいっぱい抱えて生きていくのって、とっても大変なんです。
パートナーは近くにいるのに、遠くに居るように感じてしまうかもしれません。
伝えられない自分のことは、勇気がない、意気地なしだと責めてしまうこともあるかもしれませんね。
どうか、ご自身のこと、責めないであげてくださいね。
そこには、ちゃんと理由があって、それをみつけて、整理してあげるといいんです。
自分の気持ちがわからない
「後から、腹が立ってくるんです。」
こういうお話し、とってもよく伺います。
パートナーと話をしているときには、ちょっともやっとするくらいだったけど、1、2日したら、だんだん腹が立ってきて、「彼のあの言葉は、ひどい!」とか、「彼の言っていることに賛同できない」とか思うようになったりします。
その場で、言い返せたり、伝えたりできたらいいのに、だいぶ後になってからしか、自分の気持ちがわからないことってあるんです。
そういう方は、誰かと一緒にいる時、その誰かのことを、ものすごく優先させて考えていることが多いみたいです。
この人は何を思っているんだろう、何を求めているんだろう。
フル回転で、相手のことを考えているんです。ちゃんと理解してあげようって、思ってらっしゃるんです。
ですから、誰かと居る時には、自分のことは、後回しになります。
何を思っているかなんて、その時には、キャッチすることができないから、その誰かが、目の前から居ない状態になって、時間が経ち、やっと自分の気持ちをみつけることができて、感じられるんですね。
でも、こんな方もいらっしゃるかもしれません。
長年、誰かを優先してばかりで、自分のことは後回し。
すると、自分のことが、どんどんわからなくなってしまうんです。時間を置いても、キャッチできなくなるんです。
相手の考えと、自分の考えがズレてると、それで嫌な思いをしたり、折り合いをつけないといけないことになりますが、相手の考えだけで、自分の考えがなかったら、そのほうが楽で、やりやすいわって、感じないやり方にシフトチェンジしてしまうこともあります。
でも、自分の思いがない、ということは、実はなくて、シャッターを閉めて、感じないようにしているんですね。
どのケースも、相手のことを大切にしてあげよう、自分よりも優先してあげようという、やさしい思いから生まれたものなんです。
受け入れてもらえない?私のせい?
今、目の前にいるパートナーに、自分の気持ちが言えない問題が起こっているとしたら、ちょっと考えてみてください。
もっと前にも、自分の気持ちが言えなかったこと、ないでしょうか。
もしくは、自分の気持ちを言ったら、受け入れてもらえなかったり、して欲しかったのとちがった、なんてことはなかったでしょうか。
そんなことがあったら、きっと傷つくし、がっかりしたんじゃないかなって思います。
がっかりが大きいほど、もう二度とこんな思いをするのは嫌だって思いますから、気持ちを伝えるなんてことをしないのが一番だって、安全策をとるようになったりもします。
伝えなければ、傷つかないし、がっかりもしないからです。
そして、こんな思いもあるのかもしれません。
過去に思うように受け入れてもらえなかったのは、「私がいけなかったんだ」って。
何かわからないけど・・
どうしてかわからないから・・「きっと私のせいだ」って。
だから、受け入れてもらえないんだって。
もしかしたら、あなたは、まだその時、幼かったのかもしれません。
受け入れてくれなかった誰かの、事情とか状況を理解するのが、むずかしかったのかもしれないとすると、原因を、あなた自身の中に探してしまったといえるかもしれません。
でも、それは、誤解なんです。
あなたがわるかったわけじゃないんですよ。
伝えてもいいんだよ
心の中から生まれてくる「気持ち」。
自然に湧いてくる大切なものです。大切にあつかってあげるべきものです。
まずは、あなた自身が、誰かの気持ちを大切にするように、ご自身の「気持ち」を大切にしてみましょう。
そして、パートナーに「自分の気持ちを、伝えてもいいんだな」って思ってみてください。
これを「許可を出す」っていいます。
自分に、許可してあげるんです。
「自分の気持ち、言ってもいいんだよ」
でも、伝えるのは無理~、抵抗ある~、むずかしい~って思いますよね。
大丈夫です。
ただ、そう思っておいてみるだけです。
伝える練習してみましょう
伝えるのには、練習が必要です。
そのくらい、気持ちを伝えるのって、むずかしいことなんです。
まずは、すっごく簡単で、なーんでもないことから。
でも、あなたがちゃんと感じられるものを、伝えてみてください。
「いいお天気。お散歩、気持ちいいね。」
「迎えにきてくれて、ありがとう。」
「ランチ、美味しかったね。」
ポジティブなことや、感謝を伝えるのは、比較的やりやすいと思いますから、まずはそこから。
それが、楽にできるようになったら、ネガティブなジャンルも伝える練習です。
「今日は、疲れて眠いの。」
「上司が、不機嫌で嫌だったな。」
「元気ないね。大丈夫?心配だよ。」
素直な気持ちを、相手に教えてあげるコミュニケーションです。
相手のために、自分を犠牲にしては、一緒に幸せになることはできないんです。
あなたもハッピーでないと、パートナーは幸せじゃないんですよね。
気持ちが言えなかったあなたが、ご自身の気持ちを大切にし、少しずつ伝えることができると、ふたりの関係は、ぐっと温度が上がり、行き交うコミュニケーションが、ふたりをひとつにして、うんと楽で、うんと幸せな流れがやってくると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かお役に立てれば嬉しいです。
11月8日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
池尾千里
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