みなさん、こんにちは。
カウンセリングサービスの服部希美です。
毎週火曜日の『モテオーラ養成講座』は
那賀まきと野村香英と桑野量と一緒に担当します。
どうぞよろしくお願いします^^
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最近、パートナーが甘えてくると
「もっとしっかりしなさいよ!」と内心イライラしてしまいます。
「こんなことでイライラしちゃダメよね」
「パートナーも人間なんだから、許してあげなきゃ」
「私だって、パートナーからイライラされたら悲しいのに・・」
そんなふうに思う自分と、イライラが止められない自分が葛藤し
パートナーが甘えようとする雰囲気を察すると避けてしまうことが増えてきました。
パートナーは優しい人なので、私に気を遣ってくれているのも分かりますし、
無理なことを要求するようなタイプではありません。
そんな優しい彼に対してイライラしてしまう自分も嫌ですし、
このままだと、いつかパートナーをひどく傷つけてしまいそうで怖いです。
いったい私は、どのようなことを心がけていったらいいでしょう・・。
*
恋愛が安定してくるとでてくる「自立系の隠れた依存」
ケースバイケースではあるのですが
恋愛関係が安定してきた時に出てきやすい課題のひとつに
「自分の中の依存(自立)と向き合っていく」プロセスがやってくることがあります。
たとえばですが、こういった「優しい彼にイライラしちゃう」パターンをお持ちの方の中には
「ひとりきりで生きる」ことが板につきすぎてしまい、
「人に対して依存的な欲求を持つ」ことを我慢するのが当たり前、の状態になっていることが多いのですね。
とても自立的でリーダーシップの才能にあふれてはいるのですが
「甘えたい」「自分のことも認めてほしい」「構ってほしい」だなんて思っちゃいけない!
こんなふうにぐっと我慢し、日頃、頑張っていらっしゃったりするわけです。
するとですね。
自分が我慢していることをやっている人を見ると、無性に腹が立ったりするんですよ。
たとえば、甘えたい気持ちを我慢している人は
分からないことを簡単に人に聞く人を見るとイラっとするかもしれませんね。
「もっと自分でよく調べなさいよ!」「人をアテにするなんて、甘えでしょ!」
自分の弱音を飲み込んで、頑張ってきた方であれば
仕事の愚痴や弱音を吐いている人を見るとイライラしちゃうかもしれません。
「弱音なんて吐いていたら、人生、やっていけないでしょ」「もっと強くなりなさいよ!」
自分のことよりも大切な人のために。
譲ってばかりきた方の中には、甘え上手な人を見るとイライラしちゃう方も多いかもしれませんね。
「あの人みたいな構ってちゃんには、絶対なりたくないわ!」
まるで、ダイエットのために糖質制限をして、お腹ペコペコな自分の前で
自分の大好物のショートケーキを遠慮なく頬張っている友人を見るかの如く(笑)
「人の気も知らないで!」なんて、イライラしちゃうわけですね。
*
とはいえ、です。
人をアテにせず、生活ができること。
愚痴をこぼさず、やるべきことに目を向けられること。
自分の感情よりも、相手を思いやれること。
自分の力で人生を切り拓けること自体は、素晴らしいことなんですよね。
いままでの努力もね、間違っているわけではないんですよ。
社会で生きていく上で求められるものであったりしますし、
これから先の人生にも、いま備わっている力は役に立ってくれるはずです。
ただ、依存的な自分を嫌い、抑え込んでいるだけ
目の前の人の依存的態度にイライラしちゃうということが起きやすくなるので
バランスをとっていくといいですよ、ということですね。
とくに、自分の中の依存を抑え込んできた方ほど
「信頼してもいいかな」と思えるパートナーができた時に、
ずっと我慢してきた「誰かを頼りにしたい」「自分のことも認めてほしい」「構ってほしい」という欲求が溢れてきちゃうことが多いです。
パートナーは、赤の他人の中で、いちばん近い人間関係です。
あなたのことを基本的にいちばんわかってくれていて、愛そうとしてくれている他人ですから
「この人にだったら、私がずっと諦めてきた欲求を受け止めてもらえるかも」って思っちゃうのも無理はないのですね。
(もちろん無意識に、ですけどね)
その期待の分だけ、パートナーが自分に甘えてくるとイライラする。
他の人にはイライラしないようなことでも、対パートナーとなると許せない!
こういうことも、おきやすかったりするみたいです。
*
「一人きりで生きる」から「二人で支え合いながら生きる」プロセスへ
見方を変えれば、です。
このプロセスがやってきた時には、それほどまでに「パートナーのことを信頼し始めている」ということでもあり
一人きりで生きていくプロセスから、二人で支え合い生きていくプロセスへ切り替わろうとしている状態でもあると考えられると思うのですね。
ですから、パートナーが甘えてきてイラッとした時には
「もしかしたら、私は、甘えたい気持ちを抑え込んできたのかもしれないな」とチェックしてみる。
そして、できそうな小さなことから、パートナーに甘える練習をしてみるといいかもしれません。
甘えることに対して申し訳ないなと感じてしまう方や、甘え方が分からないなと悩んでしまう方は
「甘える」より「上手に頼る」と捉えてみると取り組みやすいかと思います。
「頼ることも相手にとって迷惑になるのではないか」と感じる方も多いかもしれませんが・・大好きな人に頼りにされるのは嬉しいものです^^
「私はあなたを信頼しているよ」「あなたは私にとって頼れるパートナーだよ」という肯定的なメッセージをパートナーに送ることもできますからね、小さなことからお願いして相手を頼ってみましょう。
頼るコツは「小さな子どもでも分かるような、簡単でシンプルなことをお願いする」こと。
子どもって、大人から頼まれたお手伝いをやったあと「ありがとう!助かったよ!」とお礼を言われると、嬉しそうな顔をしたりしますよね。なんかちょっと誇らしげだったり(笑)
その喜びは「自分が役に立てた!」という喜びなのですね。これは子供でも大人で同じなのです。
大きくて難しいことは誰しも達成しにくく、「面倒臭い」と感じがちですからね
まずは簡単で分かりやすいお願いから試してみてくださいね。
・・ちなみに、パートナーが自分の小さなお願いを聞いてくれない、聞く耳を持ってくれないという場合は
これまでパートナーの依存を拒絶しすぎてしまったのかもしれません・・^^;
この場合は、私がパートナーを愛する側に回ろう、
まずはパートナーの依存を引き受けてあげよう、と切り替えていくといいかもしれません。
パートナーの依存を引き受けるときのポイントは
「誰かを頼りにしたい」「自分のことを認めてほしい」「構ってほしい」という欲求を満たしてあげること。
「なんで私ばっかりが」という怒りが出てくる時には、
あなたの味方になってくれる第三者に支えてもらいながらチャレンジしてみてくださいね。
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大人の私たちだからこそ、依存と上手に付き合おう
大人の私たちは、大なり小なり「本当は甘えたいな」という気持ちを飲み込んで
社会や人とうまくやっていけるよう、自立して頑張っていたりしますね。
ときにはちょっと背伸びをして
たくさんの人の依存を一手に引き受ける
そんな状況になることもあります。
そんな自立した方ほど、
パートナーと共にいるときにはホッとできたり
お互いの依存を満たしあい、喜びや成功を分かち合っていくことができると
他の誰でもない、あの人だからこそいいんだという「絆」が育まれていくようですよ。
ぜひ、あなたの中の依存を嫌って切り離してしまうのではなく
上手にパートナーと分かち合い、二人の関係を深めていただけたらなと思います。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
来週は那賀まきカウンセラーの登場です。
どうぞ、おたのしみに^^
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