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別れを切り出したパートナーへの執着が苦しい時、もし自ら心の自由を奪っているとしたら

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池尾昌紀

 

毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。

 

恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。

 

担当は、池尾昌紀池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。

今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。

 

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お待たせしました。

本日の記事をお届けします。

 

 別れを切り出したパートナーへの執着が苦しい時、もし自ら心の自由を奪っているとしたら 

 

パートナーから別れを切り出された時。

心が自由をなくしてしまい、そのためにパートナーを愛したい強い思いとは裏腹に、それが相手に届いていない。

そんなことになっている場合があります。

 

今回の記事では、別れの時の苦しみの多くが自己攻撃であり、それによって心が自由でなくなり、本来持っている愛が使えなくなってしまう。こうした視点で別れについて、執着を手放すことについてお伝えしたいと思います。

 

別れの問題はとても苦しいので、苦しみが大きすぎる時には今回の記事がしんどく感じられる場合もありますので、何かしら納得できる場合に読み進めていただけたらと思います。

 

別れを切り出された時。

それはとても辛く苦しいことですし、心は大きく傷つきます。

それでもパートナーのことが好きで、別れたくない、一緒にやっていきたいと願う時には、執着を手放すという視点が役に立ちます。

 

執着とは、何かにとらわれている状態や何かにしがみついている状態のことをいい、この状態が解放されることを、「執着を手放す」といいます。

 

別れが現実になってしまったら、大切な誰かがそばにいなくなる、ということになりますから、喪失感、寂しさを感じることになります。

極端な例ですが、お互いに別れたいと望んで別れた場合でも、いたはずの人がいないという寂しさは何かしら感じるものです。

これが別れたくない大切な人だったら、とても大きくなってしまいます。

 

ですから、別れたくない!とパートナーとの恋愛に執着してしまうのは当たり前のことなんですね。

 

別れや失恋のご相談を伺っていると、執着していることが悪いことであると自分を責めてしまっている方もみえますが、執着することは、私たちが生きている以上、必ずしてしまうことです。

ですから、執着していることを責めないようにすることも大切です。

 

しかし、執着し続けてしまうと、心は苦しみを感じ続けることになってしまいます。

 

こうした場合の苦しみについて、心の自由という視点で考えてみたいと思います。

 

 

◇心の自由を奪っているのは自分自身なのかもしれないという視点

 

何かに執着してしまうと、その何かに捕われてしまい、心は自由をなくしてしまいます。

 

パートナーに別れを切り出された時というのは、喪失感、悲しみ、寂しさ、不安などいろんな辛い感情が出てきます。

 

この辛い感情が心を占めるので、心は自由に感じられなくなってしまいます。

 

また、この苦しみの原因というのは、過去の後悔と自己価値の喪失であることが多いです。

あの時あんなひどいことを言わなければよかった、というような後悔。

自分のせいでパートナーに別れを決意させたという自己攻撃。

そして、パートナーシップだからこその「自分の魅力」に対する自信を失ってしまいます。

 

実際に、こうして言葉に出してみると

「そりゃ苦しいに決まってる。心に余裕がなくなって自由に感じられないのは当然」

ということが改めてわかります。

 

この話、実は、執着ということを理解するのに役に立つと私は思っています。

 

どういうことかというと

「心はパートナーのことをずっと考え気にし続けているのだけど、自分の中にある苦しみにがんじがらめになって苦しい部分も大きい」

こんな風に考えられるのではないかと思うからなんです。

 

パートナーに執着してしまっている時。

もちろん、大好きだし大切な存在だから、簡単に手放すわけにはいきません。

しかし、この時の苦しみは、自己攻撃を中心とした自らを縛ることからきているもの、なんですね。

 

もしそうだとしたら、パートナーとの関係性を扱ってあげるのはもちろんなのですが、自分自身の心の中を整理して、誤解を解く(自分を責める必要がそれほどあるのだろうか等)ことがとても大切になってきます。

 

 

◇もし今、パートナーのことをきちんと見ることができていないとしたら

 

こうした状況の時は、本当に激しく自分のことを責めてしまっています。

自分を責める気持ちが強いと、余裕がなくなり、心が自由でなくなって、広い視野で見たり、感じたりできなくなります。

自分を責めることにエネルギーを激しく費やしてしまうので、パートナーのことが気になっているのは当然なのですが、相手を見る余裕がないことも多いのです。

表面意識の上では、もちろん、パートナーを見ていますし、気にしすぎといえるほどです。

しかし、自分を責めるエネルギーが大きすぎて、本当に見てあげることができていないことも多いのですね。

 

この時、あなたの心は本来の力を発揮できていません。

自分を激しく責めている時の心は自由をなくし、それはありのままのあなたでいられません。

そのため、本来のあなたならできる、相手への愛を使うことができていない状態なことも多いんです。

 

すると、こんなにもパートナーを愛しているのに、相手にはそれが届いていないことになったりもします。

 

パートナーのことが気になって仕方がないのはやむ得ないことなのですが、執着を手放していくために大切な視点は、自己攻撃に大きなエネルギーが使われてしまっていることに気がつくこと。

 

まずはここに気づき、信頼できる友達や、場合によってはカウンセラーなどを使ってもらい、別れ話がでた状況、相手と自分の気持ちを整理して

「そこまで自分を責める必要があるのだろうか」

というところにたどり着くことが、苦しみを減らすという視点を持っていただけたらと思います。

 

相手も自分も悪くないというところに行けると、自己攻撃は減り、心は自由を取り戻していきます。

すると、本来のあなたに戻っていけます。

もともと、パートナーへの大きな愛情があるあなたです。

そうなった時には、本来のあなたのパートナーへの愛情がまっすぐ使えるようになっていきます。

 

その時、パートナーの気持ちの変化が起こることもあるのです。

 

自分を責めてしまっていることに気づき、その大きすぎる誤解を解く視点を持ってあげてください。

 

 

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定休日:月曜日(初日の場合は翌日代休) 
受付時間:12:00~20:30 
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次週、2021年10月4日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。

どうぞ、お楽しみに。

 

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