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優しかった彼の態度が急におかしくなっちゃった理由が我慢だったとしたら、という話

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浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

「最近、彼(パートナー)の態度がおかしい」だとか、「最近、急に彼が冷たくなった」という不安にまつわるご相談があります。

 

時には彼(パートナー)から「俺といても楽しくないんじゃない」とか、「俺は冷たい人間だから」と突っぱねられて

しまって焦っている、なんて方のお話を伺います。

 

だからこそ「彼はどうしちゃったんでしょうか?」というご質問を頂く機会があるわけでして、今日はそのあたりの話をまとめてみたいと思います。

 

よろしければどうぞ。

 

 

○彼の態度がおかしくなっちゃった理由を考える

もし彼(パートナー)の態度が冷たくなったとしたらやっぱり不安になることもありますよね。

 

最も最初に行うべきはこの自分の不安を一人で抱えて我慢しないことだと僕は思うのです。この不安を我慢していると、いろんなことを見逃すし、自分の思い込みで突っ走って自滅するなんてケースも考えられなくはないのです。

 

だから、まず不安があるなら誰かに相談したり、気持ちを聞いてもらうなど、自分の気持ちを整えることを考えてみてくださいねね、といつもお伝えさせてもらっているところです。

 

 

さて、ここからはどうして彼の態度がおかしくなっちゃったのでしょうか?という部分について、いくつかの可能性について考えていきたいと思います。

 

多く「彼はもう私のことを好きじゃなくなったのでしょうか」「私、何かやらかしちゃったのでしょうか?」というお声を伺うわけですけど、もしそうであっても、そうでなくても、考えることは同じかな、と僕は思います。

 

ここでは僕たちが「人に関りたくない、もしくは関わってほしくないと思うなら、それはどんなとき?」について考えてみるといいんです。

 

 

例えば、「自分自身のコンディションがあまりよくないとき」。

 

「ちょっと疲れているからそっとしておいて」と思うこともあるでしょう。

 

これは一時的なものである場合も少なくないかなと僕は思います。(ずっと疲れている方もいますけど。)かつ、その方にとってコンディションを崩す理由が取り除かれると、また相手の態度がもとに戻る場合もあります。

 

 

また、「なにか隠し事があるとき」。

 

実は浮気していました、借金がありました、といった事情の場合もありますけど、よく伺うケースとしては「相手の内面的な問題」が多いですかね。

 

例えばコンプレックスを隠している、仕事や今後の人生について悩んでいることをひた隠しにしたい、といった場合がこれにあたります。

 

これはお互いの信頼関係によって解決していくことが求められる場合が多いことかもしれませんし、相手の気持ちを理解しながら上手に関わっていくことが必要でしょうか。

 

 

ただ、実際の恋愛カウンセリングの現場で伺う事が多いのは、また別のケースなんですよね。

 

それが「相手がひたすら我慢しつづけていたとき」なんです。

 

これ、いわゆる律儀な人、相手のことを考えられる人、情熱的な人に多いパターンです。

 

例えば、自分自身がパートナーに不満や怒りを我慢しているときほど、「どうしたの?」関わられるとイラッとしません?

 

言葉はあれですが「どうしたのじゃねーよ」とか思ったり思わなかったりしません?

 

このとき人は怒っているわけですけど、この怒りは我慢しているから感じることなんだろうと僕は見るのです。

 

つまり「感情の蓋」なんですよね。

 

何かしらの気持ちを我慢しているからイラッとする事が多いわけです。

 

かつ、その我慢している気持ちを「自分からは口にしたくない」だとか「(伝え方に問題があるとしても)何度伝えても理解されない」と思うときほど、まぁ気分よくいられなくなりますよね。

 

もちろんこれはお互いにということなのでしょうが。

 

そう考えると「なんだかギクシャクするような関係」というものはお互いの我慢の上に成り立っているものなんて見方もできるわけですからね。

 

この我慢が理由で関係を続ける気持ちが保てなくなってしまう人もいらっしゃるようです。

 

 

ただ、このような我慢自体を僕は否定的に見ていません。

 

そもそも恋愛や夫婦関係の中で起きる我慢って、元々は「自分のため」なのですが、恋愛の中では「相手のため」「二人の関係のため」になされていることが多いものですよね。

 

いいか悪いかは別にして、多くの人はいわば愛する人のことを思って我慢するものではないでしょうか。

 

ただ、我慢を続けると嫌な気分になりますよね。

 

だから、相手に対して不信感を向けることになったり、怒りを感じることになるわけですけど、まぁ多くの人はこの気持も我慢するんです。

 

この時、我慢している人は相手に対する気持ちが伝わっていないと感じているわけですけど、実際は「自分が怒ってる」といった認識することがでしょう。

 

だから、怒っている自分はきっと相手に対して愛情がないんだ、と感じてしまう人が出てくるわけです。

 

もちろん怒っている方も大人げないよなと思っている場合が少なくないのですが、あまりに気分が悪くなるからこそ「態度もおかしくなる」わけでして。

 

この時、相手に「どうして怒ってるのか分かる?今までいろいろ我慢してきたからだよ」といった不満を持っていることが多いわけですね。

 

この不満が解消されない限り、まぁ相手に態度は素直になってはくれないことが多いものでしょう。

 

 

○その彼が愛を止める理由

ではどうして「我慢」が繰り返されると、ここまでの問題になるかというと、その理由は我慢が辛いから、でもあるのですが、「自分なりの好意や愛情が伝わっていないから」が根本的な理由である場合が多いです。

 

我慢している気持ちが怒りだけ、という場合はあまりないかな、と僕は思います。

 

むしろ「自分の気持ちや思いやり、愛情が相手に伝わっていない」から怒っている人のほうが多いと思うのです。そしていつまで立っても自分の思いやりや愛情が伝わらない」から、うんざりしてもう愛さないという態度をとるようになることが多いわけです。

 

それぐらい自分の思いや行動動機が理解されない、ということは悲しいことであり、逆に言えば、できればパートナーの役に立っていたいと思う人が多いものなんでしょう。

 

しかし、この悲しみはあまり感じたくないものだからこそ、時に「相手の役に立っていたいという気持ちさえ変えてしまえば、我慢もしなくていいし、こんなに嫌な気分にはならない」と考えることがあるわけです。

 

このとき、相手が好きだとか、愛する気持ちを自ら否定します。

 

実は「自分から愛することを止める」こともとても辛いことなのです。

 

が、ぶっちゃけた話をすると「自分の気持ちが理解されないと感じ続けること」と「自ら愛することを止めること」と天秤にかけてみると、「自分の気持ちが理解されない事実」を変えるには、相手に変わってもらうしかないと考える人が多いんです。

 

これはたしかに被害者意識であって、相手に理解されないからもう無理だ、と感じてしまっているということでもあります。

 

できれば自分を信頼して、責めずに、自分の大切な気持ちを認めておくほうがいいですよ。

 

が、実際にパートナーから理解されないことがあまりに辛いと、いいかどうかは別にして、なんとかこの状況を変えたくなるわけですよね。

 

だから、自分に残されたもう一つ選択「自分の好きという気持ちや愛を止めるしかない」と思い始めるわけです。

 

これは自分で選べるもの、と思うから。

 

これがいわゆる「へそを曲げる」なんてことにつながるのかもしれません。

 

 

ただ、このような話の前提には「どれだけ話しても伝わらない」というコミュニケーション上の問題があることが多いのではないでしょうか。

 

お互いの気持ちが通じあえているなら、こうは思わないでしょうからね。

 

ちなみに、こんなときは「どちらがいい悪い」ではなく、「二人にとって何がベターな考え方か」と考えることをおすすめします。そうじゃないとお互いに理解し合い、本当の気持ちを分かち合うことも難しくなりますからね。

 

 

○相手にも「役に立ちたい」という気持ちがあるとしたら

よほど遊びや割り切った関係でない限り、多くの人はパートナーのためになにかしてあげたいという気持ち、欲求を感じています。

 

愛したいという気持ちも一つの欲求なので。

 

だからこそ、この愛したいという気持ちが理解されなかったとき、不満感を感じるのです。

 

また、「相手の役に立ちたい」と思う気持ちを否定されたり、受け取ってもらえないと傷つきますし、自分がそばにいる意味を考え込んでしまうものです。

 

ここで必要なのは「誰だって役に立ちたい」と思う気持ちがあること、ではないでしょうか。

 

彼の様子がおかしいのは、もしかすると(私に悪意がなかったとしても)愛情などを否定されたと思っているからではないか?

 

そう考えてみると、次の一手が思い浮かぶこともあるのではないでしょうか。

 

 

また、これは愛情だけに限った話ではなく、我慢についても同じです。

 

愛であれ、我慢であれ、犠牲であれ、それがいいか悪いかではなく、「その自分の行為が本当に相手のために役に立つものだったかどうか」が大切なことなのですよね。

 

どんなことも「無意味だった」と感じれば、やはり辛くなったり、自分をちっぽけに感じるものではないでしょうか。

 

 

そう考えると「我慢しなくていいよ」という言葉の使い方にも気を配っておきたい、と僕は思うのです。

 

我慢しなくていいという言葉に込められた思いが思いやりだとしても、相手の我慢が愛情の変わりだった、なんてこともあるということです。

 

このような相手の真意に気づく視点を持つことができるかどうかで、今後の関係性がいい感じに続くか、そうではないかが変わることもあるようですよ。

 

 

もちろんこのような視点は自分自身に対しても必要なことかもしれませんね。

 

自分自身の愛情や我慢は一体どんな目的でなされていることなのか、をしっかり受け止めておく、ということですね。

 

それができると、相手の気持ちを推し量って、相手を理解できることが増えていくかもしれませんね。

 

 

今回は以上です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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