2週に1回、渡辺カウンセラー と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。いつもたくさんのコメントありがとうございます。自分が学んだ知識や考え方に共感して頂いて、それを自分の生活に活かしてくださったり実行されたりしたことをお聴きすると、この仕事をしていて本当によかったとこころから思います。私の記事を楽しみにして下さる皆様、本当にいつもあたたかい応援、ありがとうございます。
では、今週は、私たちの傷によって、決め付けてしまう考えについてです。
男女間の恋愛による 誤解。
それはあまりにも多くあります。
でもわたしたち自身は、相手に対して、
彼(彼女)はこうに違いない
と確信に近いように感じてしまって、でもそれを確認するのもお互いに怖くて話せなくなってしまうようですね。
そして女性は、言われて傷つくより自分から切ってしまうことも多くて、
そして男性は、彼女の役に立てないなら、そばにいない方が良いと去ってしまう。
でもそんな行動の多くは、男女共に、それぞれの生きてきた環境による考え方なので、すれ違ったり、誤解したりするのはある意味当然のことで、仕方がないこともあるのでしょう。
ただ、そんな誤解をそのまま放置してしまうと、次にまた素敵な出会いがあったとしても、そのときの誤解が災いして、こころのどこかで以前の誤解による不安がぬぐいきれず、今の彼に映し出してしまうことも多くあるようですね。
でもそれは、
今の彼を純粋に見ていない
ことになるので、この恋愛もまた更なる誤解を作りかねません。
だから、
彼自身を見る
という必要がありますね。
今までの男性と比較するのでなく、彼自身をしっかり知る
ということです。
男性って(女性って)みんなこうだよね。
と、”今まで私を傷つけてきた男たちと同じ男性” というひとくくりで見るのでなく、あなたが今、好きになっている目の前の男性として、真っ白な気持ちで見てあげて欲しいんです。
多くの、
「こう思うに違いない」
「こう思うだろう」
というのは、一人一人の一生懸命生きてきた中で出来てしまった、傷の歴史です。
父がこんな人だったから。
私の母がよく言ってから。
祖父母にいつも言われていたから。
など、あなたのこころの奥深い、人生の歴史です。
だからといって、あなたに影響を与えた人たちが悪いわけではありません。ご両親や親族や兄弟、あなたが関わって来た多くの人たち。その人たちも、今の私たちと同じように、たくさんの経験を経て、傷を背負って来ました。そして今日まで頑張ってきて、自分が受けた傷を子供に、そばにいる人に、大好きな人に与えないようにしただけです。
でも私たちは、子供の頃、そしてまだ未成年の頃って、いわばこころの中にあるキャンバスは、まだまだ白い場所がいっぱいあるのね。そこに、「こうだよ!」って何度も何度も書かれてしまうと、
純粋であるがゆえに、それをそのまま信じてしまいます。
そしてそれは、自力ではなかなか消せないものとなってしまいます。
だから成人になって、男女間や人間関係全てを、偏りなく外側から公平に見て思うことを、私たちや周りが何度伝えたとしても、本人にはこころからそれを受け入れることは難しいと思います。
でも例えばね。
あなたが傷を背負い、誤解して、でも苦しくて誰かにそれを話したとしますよね。
私:「きっと彼はもう彼女がいて、私なんかこれっぽっちも思い出さないよ。」
聞いた相手:<そりゃそうやわ。あなたを思い出すことなんて、あの人はいっさいないで。>
って、誰かに言われても、それもまた受け入れられないよね。
こんなふうに、言われたら言われたで、すごく傷ついてしまう言葉であっても、逆に、自分にとって、嬉しい言葉、そうであって欲しいと願う言葉でも、私たちはすぐには受け入れられないものです。
傷つく言葉でも嫌だし、
嬉しい言葉でも素直に受け入れられない。
なぜなんでしょう。
それは、やはり怖いからだと思います。
そんないいふうに捉えて嘘だったらどうしよう。全く違うかったら馬鹿みたいだ・・・・。
そのときのがっかり感は、立ち直れないものですよね。
でもね。
私たちは、自分では、
「こうに違いない!」
ってどうしても思っちゃうことであっても、こころのどこかで、
「それは誤解なんだよ。」
「真実は、もっと優しい解釈なんだよ。」
ってセリフを聴きたいんじゃないかと私は思います。
それを、
慰めてもらいたいから、優しくされたいから聞きたい
のではなく、
自分のこんな不安を吹き飛ばして、そうかもしれないと思えるくらい、堂々と誰かに言って欲しい
のではないでしょうか。だから、
「きっとこうに違いない」
と思いながらも、誰かに話したくなるのだと思います。
私がまだ傷だらけで、男女のことなんて全く分からなかった頃、”占い”にどっぷりはまった経験があります。その頃は、カウンセリングはもっともっと敷居が高くて、外国映画くらいでしか耳にしたことはありませんでした。誰にも話せる人がいない私にとって、占い師さんは最後の頼み。たくさんのお金を費やして、たくさんの占い師さんのところへ行きました。
それは、
自分が求める、望みのある言葉を、堂々と言って欲しかったから。
なんですよね。
私を慰めるために言うのではなく、
あなたがどう思おうと構いません。この言葉に反発したくなっても仕方ないと思います。でもこれが、私が思う真実です。私からみると、こうだということしか考えられません。
と、自分の意見として、堂々と私を見て伝えて欲しかった。そして、私が知らなかったけど、本当はそうかもしれない。と、希望を与えて欲しかったんです。
今、自分がカウンセラーをしていても思います。
「私は人の褒め言葉を受け取れません。」
「私は自分が愛されるとは思えません。」
その言葉に対して、何度も私が思う、お客様の素敵なところ、魅力的なところを伝えたり、こういった理由から、確かに愛されていたのだということを伝えたとしても、長年そこで苦しんだ方にとっては、例えカウンセラーといえど、見ず知らずの相手に、今まで自分が思っていたことと違うことを言われても、「そうだったんですか」とすぐには受け取れないと思います。
「いいえ。私は愛されてなんかいない。騙されただけです。」
実際にそう何度も言われる方もおられます。それでも、そうおっしゃる多くの方々が、また私にお話をしに来てくださいます。
ああ、本当は優しい真実を信じたいんだろうなぁ(* ̄ー ̄*)
と、こころから思います。そして同時に、
「ならば、信じさせてやろうやんけ(ΦωΦ)ふふふ・・・・。」
とも思います♪
でもね。皆さん自身が、
「私は絶対こうとしか思えない。」
「きっとこうに違いない。」
そう感じたことは、その人にとってはある意味真実だと思います。
でもいろんな誤解によって、真実だと思い込んでしまったことは、男女関係、そして人間関係には本当にたくさんあります。
だからこそ、あなた自身で、あなた一人で解釈したままにしないで下さい。
多くの違った考え方を持つ人に、話を聴いてもらってください。そこで、少し希望を見つけることが出来たなら、その人に何度も聴いてください。私たちカウンセラーもそのためにいます。
そしてゆっくり、あなたの中の、誤解を解いて、優しい真実に耳を傾けられるまで、あなたを癒し続けて欲しいと思います。
一人でも多くの女性が、楽しくて、嬉しくて、安らげる恋愛を経て、結婚に向かっていけますように。これからも応援していきたいと思っています。
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