いつもありがとうございます。
では今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
パートナーとケンカしちゃって気分は最悪
例えばこのようなケース。
「パートナーと些細なことで喧嘩しちゃうことが多いんです。その後のギクシャク感が嫌でたまりません。出来る限りケンカは避けたいと思っているんですが、それがうまくいかないんです。どうしたらもっと冷静に話せるのかなと悩んでいます。」
パートナーとケンカが続くとたしかに嫌な気分になりますよね。誰もケンカしたくて一緒にいるわけじゃない、と思っていらっしゃるでしょうし。
ただ、そもそも恋愛における感情とは、友情などとは違いプラスの感情だけを強く感じるわけではありません。愛憎という言葉がありますけど、プラスとマイナス両面の感情を感じるものなんですよね。
だから、ついマイナスの感情が積み重なると、相手を疑ったり、相手の反応で拒絶を感じたり、無関心なのではないかと疑ってしまい、ついついケンカになることもありえるものだと僕は思います。
気分を切り替えた方がいい理由
もし、ケンカのあとで気分を立て直していきたい、もっと穏やかにパートナーと関わりたいと願われるなら、やはりケンカしたことを理由に嫌な気分を感じ続けることは得策ではないといえます。
その理由をあえて3つにまとめるとしたら
1.パートナーとケンカして嫌な気分になったり、落ち込んでしまうことはあるから
2.自分を責めるほど辛くなるから
3.今度はケンカしないようにと心がける自分になることが大切だから
どうしても嫌な気分から連想される事柄はネガティヴなものが多くなるでしょうから、またケンカになることが少なくないんですよね。
また、ケンカしちゃったことを反省したり、再発防止を考えることは大切なんです。ただ、それによって自分を責めて追い込んでしまうと、なかなか気分が切り替えられなくなってしまうこともあるでしょう。
仕事でも「ミスは起こるもの」という考え方がありますよね。もちろんミスを歓迎するだとか、あえて嫌がらせでミスをすることと肯定している意味ではないですが、しかしミスは起きてしまうものですし、誰しも起こす可能性があります。
これを恋愛に置き換えるなら、プラスとマイナスの感情を感じる恋愛の中では、ケンカが起きたり不安な気持ちが続くことは起こり得ること。僕はそう思います。
だからネガティブな気分になったときほど、できるだけ気持ちの切り替え、どれだけいい関わり方ができるかを考えていくほうが前向きだと思うのです。
気分の切り替え方
1.自分に優しくすること
2.誰もがケンカしたり、嫌な気分になる可能性があって、自分だけ特別ダメだと捉えないこと
3.今できることに意識を向けること
ついついケンカしちゃったとき、つい相手のことを責めたくなることもあるかと思いますが、気分を切り替えるなら自分の感情をどう扱うかを考えるほうが得策だといえます。
そのために、例えば「自分が大切にしている人に声をかけるようなイメージで、自分自身に対して優しい言葉をかける」ようにします。
「あなたは今、とても辛い思いをしているんだよね。落ち込みたいときは落ち込んでもいいよ。でも、こういうことは誰にでもあるものだよ。あなたの価値は変わらないよ。」
これは一つの例ですが、このように自分にをいたわっていく感じがいいでしょうね。
ケンカしちゃって凹むとおっしゃる人の中には、自分のことを追い込みすぎている場合も少なくありませんし、自分を追い込み罰することが再発防止策になるとお考えになっている方もいます。
もちろん自分がケンカした事実を受け止めたり、次どうすればいいのだろうと考えることは必要です。が、そのケンカが一方的に相手を怒らせよう、嫌がらせをしよう思っているわけでなければ、自分を責めたり、辱める必要はないといえます。
特に「いつもケンカばかりしちゃう自分は特別〇〇だ」という考え方は劣等感を強く刺激するので、できれば手放したいところ。また、パートナーとうまくいっている人と自分を比較して私はダメだと考える発想は、人を使って自分を罰することにつながりますので避けたいところですね。
その上で、今の自分にできることに意識を向けていきましょう。
たとえば、落ち込んだり辛い気持ちがあるなら、信頼できる友だちに話して聞いてもらってもいいでしょう(辛い時は話を聞いてくれる人がよく、客観的なアドバイスをくれる人は一時的に避けたほうが無難でしょうね)。
気分転換に近所を散歩してみたり(ソーシャルディスタンスなどに気をつけながら)、一人でゆっくりお風呂に入ってみたり、早めに布団に入ってみたり、気分転換できることを取り入れてみましょう。「なんでこんなことになってしまったんだー」とばかり考えていると、気分も落ち込みますし、今後にいいイメージもわきませんよね。
なぜこうなってしまったのか、具体的にケンカしたパートナーにどう関わろうか、と考えるなら、ある程度気分を切り替えてから。
そうでないと冷静な判断ができず、ついつい「自分は悪くない」「あなたのせいだ」と詰め寄りたくなったり、「あんなケンカになったけど大した問題にはならないだろう」という問題の矮小化につながることもあって、その見逃しがより大きなケンカや別れにつながっていくこともあります。
起きたことは起きたことして受け止め、自分の気分を整え、次どう関わるかを考える。
この考え方・方法に慣れていくと、パートナーに素直に謝れたり、自分の気持ち、本当にいいたかったことを伝えることも容易になっていきますし、相手のことも比較的冷静の受け止められるようになっていきますよ。
なにか参考になりましたら幸いです。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」
「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。
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