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NOを受け取るのには大きな愛がいる、という話

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mizugaki

私が住む東京は、ここ数日、冷たい雨が降り、足元が冷えます。温かい汁物をすすりながら、ベランダで雨の匂いを嗅いで、季節の行きつ戻りつを感じています。皆さまは、いかがお過ごしですか?

 

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で、金曜日の〈大人の恋愛術〉コラムをお届けしています。

 

今日は、「NO」の取り扱いについて、です。

 

皆さまは、「NO」を言ったり、言われたりするのは、どうですか?上手に、相手の気持ちを害さずにお断りしたり、相手のお断りを軽やかに受け止められると、人づきあいはグッと楽になりますが、案外、ハードルが高いと感じる人も多いのではないかしら。

 

ましてや、相手が、片思いの彼だったり、今、ちょっと関係性が微妙なパートナーだと、

 

「この『NO』で、これまで絆を作ろうと頑張ってきた努力のすべてが水の泡かも、、、」、

 

なんて不安が心をよぎって、つい忖度したくなっちゃうこと、ありますよね。

 

しかも、このひと月半の自粛生活で、「会えない」日々を過ごしている人にしてみれば、「NO」はハンパない重みを持つように感じてしまうでしょう。

 

毎日テレワークで、角突き合わせているカップルにとっては、ちょっとしたことが喧嘩のタネになりそうで、「面倒だなぁ」と思っちゃいます。

 

ここは、「NO」をめぐるココロについて深掘りして、要らないストレスは外したいところ。今日は、そんなお話です。

 

 

1.「NO」を言おうとすると罪悪感を覚える

 

なぜ多くの人が「NO」とお断りを入れるのがイヤかといえば、それは、「相手を傷つける」のがわかっているから、です。

 

「NO」と言う以上は、相手から、何らかの提案があった、ということ。

 

「お食事をしましょう」かもしれませんし、「遊びに行きませんか?」とか、「連絡先を教えてください」かもしれません。

 

一緒に生活しているカップルならば、「ゴミを出してくれない?」、「子供を見てくれない?」、「親に電話をしておいてほしい」といった毎日のすったもんだをどっちが片付けるみたいな実務的なやりとりもたくさんあるでしょう。

 

そして、「今夜、どうしよう?」みたいなとてもドキドキする、お誘いもありますね。

 

提案があったということは、相手は「(あなたと)何かがしたい」か、「(あなた)に何かをしてもらいたい」と思っている、ということです。

 

それに対して、あなたは、「(それを)したくない」とお断りしなければならないわけです。

 

誰しも、子供の頃に、お母さんに、「遊園地に連れてって〜!」とか「絵本読んで〜!」と抱きついては、「(今は)ダメ」とにべもなく断わられた経験が、一度や二度、いえ、何百回とあります。その時の、風船がシューーーーっと萎むような気持ちを知っているので、「NO」を言うと、相手はあの時の自分のように傷つくだろうなぁ、と思います。

 

そこで、「傷つけてごめんなさい」という罪悪感が出てきます。自分が加害者になったように感じるのです。

 

「罪悪感」って、自分がワルモノって感じがついてまわるので、めっちゃ気分が悪いです。この罪悪感を感じたくなくて、「好きだ。おつきあいしたい」と言ってもらいながら、なかなかお断りのお返事ができなくて、ずーっと放置しちゃった、なんてこともありますね。

 

「おつきあいしたい」のような大ごとだと、それは言い出すほうも勇気がいるし、お断りのお返事をしなければならないなら、それもすごく罪悪感を覚えるのは想像がつきます。

 

でも、心理学的には、そんな人生の一大イベントも、毎日の、「コーヒーを淹れてくれる?」も、実は、心の深いレベルで起きている葛藤は同じ、なのです。

 

その根っこには、「愛したい」、「愛されたい」というニーズと、「それを受け取れない」「満たせない」という気持ちがぶつかり、ニーズの強い方がハートブレイクを感じ、「受け取れない」と拒絶する人が罪悪感を引き受けるのです。

 

 

2. NOを受け取るのには大きな愛がいる

 

誰かが、あなたの「愛したい」「愛されたい」という気持ちに対して、「ゴメン、受け取れないんだ」と「NO」を言ったとします。

 

あなたは、おそらく傷つきます。

 

どうリクツを言われても、悲しいし、腹立たしい、と感じるのではないでしょうか。

 

「NO」と言われた、その事実を受け入れたくない、というのが最初の反応かもしれません。

 

夢が、パリンパリンと割れた、元に戻らない、なんて思いたくないですもの。

 

ですから、悲しいとかより、まず、「事態を変えるためにはどうしたらいいかしら?」と考えて、この「NO」を無かったことにするためにできることをヤマほど調べてかんがえるのではないでしょうか。

 

ハートブレイクは、痛いんですよ。

 

心が「痛い、痛い」と悲鳴をあげているときに、

 

「そうか、相手も、私が傷つくのがわかっていてNOを言うのは辛いよね。罪悪感ってイヤな気持ちだものね。自分がワルモノのように感じるよね」、

 

とは、なかなか思えないものです。

 

頭では、そう考えられても、ハートはズキンズキン、かもしれません。

 

それでも、相手の気持ちを思いやれる想像力を、そんな状況で持てる、というのはすごいことですよね。

 

自分の気持ちと、相手の気持ちを両方とも包み込める、そんな大きなハート、大きな愛が必要です。

 

そんな自分の痛みを抱えながらも、相手の痛みを思いやる心を持てたとしたら、それこそ見返りを求めない純粋な愛を自分の中から引っ張り出したことになります。

 

カウンセリングをしていますと、この「別れ」の瞬間に、二人の間に、それまでで一番美しい愛がきらめくのを目撃することがあります。

 

「そんなことを言ったって、別れちゃったらしょうがないじゃない!」という声が飛んできそうですが、そこで「大きな愛」を自分の中から引っ張り出すことができると、不思議なもので、その後の人生がグッとステップアップすることが多いのです。

 

復縁もないわけではありませんが、それよりも他の、もっとピッタリのお相手に恵まれたり、経済的に、あるいは社会的にステージアップしたり、と幸運を呼び込めるようなのです。まるで、引っ張り出したハートの大きさに見合った幸せを受け取るチャンスに恵まれるよう。

 

「お天道様が見ていらっしゃるからー」なんて、そんな時は、ちょっと昭和なセリフを言いたくなります。星

 

 

あなたが、本来のあなたらしさを生きることで、人生を楽しめますように。

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。ラブラブ

love and abundance,
みずがきひろみ

 

 

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