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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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** 好評連載中! **
>>>「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セット(我慢強い・弱音が吐けない・一人でやってしまう)の心理学』」
** お待たせしました。本日の記事をお届けします **
失恋を手放して幸せを手に入れるための短期集中連載中です。
失恋から回復していくには、その人のその時期に合った考え方、やり方があります。
今の自分にあったやり方を学んで実践してもらうことが効果を生みますので、今日の記事だけでなく、過去の記事を読んでいただき、学び、気づきに取り入れていただけたらと思います。
◎失恋・別れに関する記事はこちらへ!
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(1)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(2)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(3)』
>>>あなたの変化への怖れが彼に執着している理由だとしたら?〜学びと成長のチャンスと捉えて進んでいく〜
>>>以前の失恋は簡単に立ち直れたのに今回は苦しい理由~過去の自分を癒すチャンスかもしれない~
>>>別れ話からの回復は「自分の気持ちがほとんど伝えられていない」ことに気づくところから始まる
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別れ話は結婚や恋愛の破綻、と思われる方も多いと思いますが、それが二人の絆を強くするチャンスになることもあります。
それは、別れ話をきっかけに「私は彼(彼女)のことをこんなにも愛していたんだ」と相手への真実の愛情に気づくことが、最終的に二人の絆を強くしていくことにつながるということなんですね。
今回は嫉妬という視点でこの話を見ていきたいと思います。
例えば、夫が浮気の上、別れて相手と付き合いたいからと別れ話を持ちかけてきた、ようなケース。
夫が浮気して、それだけでも、された側はとても傷つくのに、こともあろうに別れて浮気相手と付き合いたい、なんて話になったら、もう正気ではいられないほどの苦しみと悲しみに襲われます。
でも、別れたくない。なんとか夫婦の絆を修復したい。
こうしたご相談を伺っていくと、
「まさか私が嫉妬するとは思わなかった」
という話が出てくることがあります。
妻である私は、夫に関する人間関係に嫉妬したことがなかった。
しかし、浮気ー別れ話をきっかけに、相手に激しく嫉妬していることに気づいた。
こんなお話をよく伺います。
嫉妬を感じたことがないというのは、夫との関係性において
1.夫との関係は安泰だと思っていたので夫の周囲に男女関係が起こるとは思っても見なかった。
2.夫に無関心だったので気に止めてなかった。
という2つのケースが考えられます。
夫への愛情の自覚について見てみれば、
1のケースは、夫への愛情を自覚できていた
2のケースは、夫への愛情はないと思っていた
という場合が多いですが、いずれにしても
カウンセリングが進んでいって、自分の本当の気持ちに気づけると、
「あの頃の私は夫への真実の愛情に気づいていなかった」
と語られる方がとても多い。
つまり、普段はなかなかパートナーに対して本当の愛情に気づけないものなんですね。
これが愛情にあぐらをかいてしまったり、相手を邪険に扱ったりしてしまって、
浮気や別れの原因を作り出していることもあるのです。
◇嫉妬は愛情なしには起こり得ない
今、私は夫の相手に嫉妬している、のだとしたら、
それは夫への愛情の大きさを示している、と気づくこと。
嫉妬を感じるのはとても嫌なものなので、自分の嫉妬の理由なんて知りたくもないと感じるものです。
まずは「嫉妬が嫌なのは『私は嫉妬をするような嫌なやつ』と感じている自己攻撃だ」と思ってみてください。
実は、嫉妬=ぐちゃぐちゃドロドロの感情、みたいなところが嫌なのではありません。
こうしたことを感じる自分を責めているのです。
その次のステップとしては、以下のことを心の中で自分自身に優しく言ってあげてみてください。
そんな風に自分を責めなくていいよ、と言ってあげます。
さらに、嫉妬するってことは、愛情の証かもしれない、といってあげます。
次に「もしかしたら、自分では気づいていないくらい、夫のことを愛していたのかもしれない」と思ってみてあげてください。
これを自分で整理するのはかなり大変なのですが、まずは自分で自分に優しく言い続けること。
次に、誰かにこの順番で感じたことを聞いてもらうこと。
信頼できる友人や場合によってはカウンセラーを使ってもらったらと思います。
誰かに話をすると、自分ではモヤモヤしていることも、自らふに落ちたり、聴いてもくれた友達が同意してくれたりすることで、整理が進みます。
真実の声は、自分にも誰かにも必ず伝わるものなんですね。
そして、感じられる時には
「これほど私は誰かのことをきちんとまっすぐ愛せる要素を持ち合わせているんだ」
と自分の愛情について誇りを持ってみよう、と思ってみてください。
別れ話の時には、感情が波打って大変なものですし、「愛せる自分」と感じると「こんなにも愛せなかったから別れ話になってるんだ!」と後悔が出てくる時も多いのですが、苦しくなったら、このやり方はすぐやめてください。
ただ、感じられる時には、自分の愛情を感じてみる。
波が穏やかで前向きな時には、感じられる時間帯も必ずあります。
うまく思える時、思えない時を繰り返していくと、真実の愛情について感じられる時間が増えていき、自分の中で大切に感じられるようになります。
これをやりながら、夫に対してやれる範囲でいいので、大切に扱ってみようと思うことです。
「おはよう」「おかえり」「おやすみ」などの挨拶を心を込めていってみるだけでもいいのです。
度々エゴの声に襲われますが、本当はあなたは夫のことを大切に扱ってあげたいのです。
◇夫の態度が悪くなった時には
こうした自分の思いに気づいていくと、相手を大切に扱いたいと自然に思えるようになります。
大切に扱いたいという思いからの言動は、相手に伝わっていくもの。
すると、夫が自らの気持ちに気づいていってくれることにつながっていきます。
妻から大切に扱われるようになった夫は、最初は
「今更なんだよ!」
とかえって怒りが大きくなる場合も多いのですが、
そのうちに
「俺は妻に大切に扱って欲しかったんだ」
と気づいていけるようになります。
夫が浮気した場合は、自分が悪いことしておきながら、その態度はなんだ!とこちらも腹が立ちます。
そもそも、夫自身が何に怒っているかに自覚がない場合がほとんどなので、妻としてはその気づかなさにも腹が立ちます。
夫が自覚なく感じている怒りというのは、
夫は妻の態度に何かイライラしていると感じますが、
実際は「今更大切にされることに腹が立つ」のです。
さらにその下には、本当は大切にして欲しかったのに、してもらえなかった怒り。
さらにその下には、こんな扱いをうけるような価値しか俺にはないんだ、という自己攻撃
が隠れています。
しかし、こんな風にはなかなか気づけないし感じられないものです。
特に男性は感情を感じるのが苦手なだけに厄介なんですね。
別れ話の時は、夫に対するこうした不満や怒りを感じるのは当然ですし、感情の波は押し寄せてくるし、大変な毎日です。
苦しくなったら、夫への怒りや自分の嫉妬や後悔の中でも、
「嫉妬するほど私は夫への愛情が大きく、夫を大切に扱ってあげたいと思っているんだ」
というところに戻ってください。
そして、繰り返しお伝えしていることですが、辛い別れ話も、自分の嫉妬も
「真実の愛情を知るために必要な出来事だったのかもしれない」
と思ってあげること。
そう思うことは、普段、夫との接点の中での言動が、自分の気づきを深め、相手に伝わっていく大きな力になります。
この積み重ねが夫に伝わって、夫自身の変化を生んでいくことにつながり、それは二人の絆を強くする入り口になることもとても多いのです。
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次週、2020年2月24日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。
どうぞ、お楽しみに。