カウンセリングサービス の大塚統子 です。
木曜日に大門昌代 ・大野愛子 とともに「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。今回は大塚が担当です。
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◆仙台開催!心理学ワークショップのご案内
テーマ:「ありのままの自分を愛する~自己肯定と許しで幸せの扉をひらく~」
講師:大塚統子
日時:2019年12月28日(土)13:30~17:30
会場:戦災復興記念館 4階第3会議室
料金:5,500円(*当日現金でお支払いください。)
お申込み、受付中です♪
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みなさんのまわりには、どんな世界がひろがっているでしょうか。
「変に思われたらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」などと、不安な世界を感じてはいないでしょうか。
恋愛で彼からどう思われるかが気になるだけではなく、人目や人からどう見られるかが気になる人は多くいます。
自分のまわりを“やさしい世界”に感じられる方法をご紹介します。
◆人目が気になる心理
人目が気になることの多くは、「人から悪く思われるのではないか」「人からダメだと思われるのではないか」といった、否定されることへのオソレです。
わたしたちの心には「自分が思っていることを人も同じように思う」と感じやすい性質があります。
たとえば、自分が「私は努力が足りない」と自分を責めていると、人からも「あなたは努力が足りない」と思われるような気がするとか。
また、「私はあの人より劣っている」とコンプレックスがあると、他の人からも「あの人よりダメだと思われている」とか「比べてバカにされている」などと思ったりもします。
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つまり、「変に思われたらどうしよう」と思うのは、心理的には「私は変かもしれない」「私は普通じゃないかも」と思っているということです。
「怒られたらどうしよう」と思うのは、心理的には「私は怒られるようなことをしているのではないか」「私は怒られるに違いない」と思っているということです。
「嫌われたらどうしよう」と思うのは、心理的には「自分が嫌い」「私は嫌われるにふさわしい」と思っているということです。
人からどう見られると思うのかは、実は「自分が自分をどう思っているか」に大きくかかわっているのです。
私たちが人目と気にしているものの正体は自己否定、心理的には自分が自分を否定的に見る目に苦しんでいるわけです。
◆自己否定の悪循環
自分を否定していると、「人からダメだと思われる」と考えるので、多くの人はダメだと思われないようにがんばります。
そして、無理してがんばって、「もうがんばれない」ところまで疲れきってしまうことがあります。
そしてまた、疲れてがんばれない自分を「ダメだ」と自己否定してしまい…という悪循環が起こりやすいのです。
あるいは、自分は無理してがんばっているのに、同じようにがんばらない人に腹を立てます。
そして、腹を立てているぶん、自分ががんばるのをやめたら同じように攻撃されると思い、気を抜けなくなるパターンもあります。
結果、延々と無理してがんばり続けるか、ポッキリ折れてしまうといったことが起こりがちです。
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この否定の悪循環にはまっているとき、まわりをギスギスした世界に感じます。
ギスギスした世界に暮らすのは苦しいですよね。
「人からダメだと見られる」と思うことを変えるには、おおもとにある自己否定を変えていく必要があるのです。
◆やさしい世界の住人になる
やさしい世界は、やさしい人たちの世界です。
「やさしい人」というと、どんな人を思い浮かべるでしょう。
・否定せずに受けとめる人
・優しい言葉をかける人
・思いやりをもって接する人
・いいところを見る人
などでしょうか。
もし「人からやさしい目で見られたい」と望むのなら、今から取り組めることが2つあります。
(1)自分を肯定する
「肯定する」というと大げさに思うかもしれません。
自分に対して、やさしい人で接しましょう。
やさしい目で自分を見てあげましょう。
シンプルにすると、自分に対して「がんばったね」「がんばっているね」と言うことです。
自分ががんばっていると思えると、「がんばっているね」と認めてくれる人がいると思いやすくなります。
心に余裕が生まれ、自信が持てます。
自己否定ではなく、「がんばった」と肯定から始まる循環は、やさしい世界を作ります。
自分に対して「がんばったね」「がんばっているね」と言うのは、とても大事なことなのです。
なお、自己肯定すれば、急に周囲の人があなたをほめるようになるわけではありません。
それまで自分を攻撃するような目に見えていたものが、自分をうけいれてくれる目に見えやすくなるということです。
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カウンセリングをしていると、「でも、私は何もがんばっていないです。」とおっしゃる方に出会います。
そう思う方は、「がんばっている」の基準が厳しくないでしょうか。
オリンピックに出て、金メダルを取らないと「がんばっている」と思えない選手がいたとしたら、「2位でもよくがんばった!」と思いませんか。
同じように、素晴らしい成果を出さないと「がんばっている」と認めないのだとしたら、その基準をゆるめていきましょう。
生きているだけで、がんばっています。
この記事を読んでいることだって、何かしらがんばっているからのはずです。
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また、「自分が『がんばっている』と思えない。」というお話もよく聞きます。
その場合は、「自分とまったく同じ条件の他人がいたとしたら?」と考えてみましょう。
同じ条件の他人が目の前にいたとしたら、「あなたはぜんぜんがんばってないよね」と言えるでしょうか。
自分には「がんばっている」と言いにくかったとしても、同じ条件の他人になら言いやすいのではないでしょうか。
それを自分にも当てはめてみませんか、という話です。
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それでも、断固「がんばっている」と認めたくないのだとしたら、自分は認めてほしかったのに、認めてくれなかった人がいなかったでしょうか。
そのことにイカリや抑圧した感情があると、そこに心がとらわれて「がんばっている」と認めないことに頑固になるケースもあります。
その場合は、カウンセリングなどを活用して、その人との感情のモツレをほぐしていくといいでしょう。
(2)人を肯定する
「自分を肯定すると、人から肯定されると感じやすくなる」には、逆も成り立ちます。
人を肯定することができる自分のことは、イヤな自分だとは思わないでしょう。
こちらの方法でも、結果的に自分を認めることができます。
「みんなもがんばっているし、私もがんばっている。」
そう思えるのが、やさしい世界の極意です。
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ひとつ大事なことは、人の素晴らしさを自分と比べないことです。
「Aさんの○○は素晴らしいし、私の△△は素晴らしい。」
と、それぞれの素晴らしさを認め合いましょう。
人それぞれに必ずいいところがあります。
それが異なっているからこそ、支え合ったり、補い合ったりができます。
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自分に「がんばった」と言う、人の素晴らしさを認める、この2つの取り組みをして、自分のまわりに“やさしい世界”を感じていきましょう。
感じる世界は自分次第で変えていけます。
やさしい世界が感じられていると、恋愛もうまくいくでしょう。
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日時:2019年12月28日(土)13:30~17:30
会場:戦災復興記念館 4階第3会議室
料金:5,500円(*当日現金でお支払いください。)
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