カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の【大人の恋愛術】をお届けしております。
今年も残り10日。今年も、アメブロの読者さまには、たくさん支えていただきました。ありがとうございました!
来年も、皆さまの幸せな恋愛を、ときにパワフルに、ときにさりげなく、サポートさせていただきますね。どうぞご愛顧のほど、よろしくお願いします。
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いよいよ、本題。パートナーシップに疲れたとき、あなたはどうしていますか?
パートナーシップに疲れたときはギアシフトが必要。
別れるとまでは思わないけれど、ちょっと相手の顔を見たくないかも。同じ部屋で、同じ空気を吸いたくないかも。「嫌い」というよりは、「疲れた」って感じ。
それくらい頑張ったんですよね。
仲良くしたくて。
自分の気持ちをわかってもらいたくて。
相手の気持ちをわかりたくて。
・・・・・・
何度も「お願い」をしてみたし。
自分が悪いのかもと思って、相手に合わせようとしてみたし。
「どうして?」責めにするほど、相手の気持ちを聞き出そうともしてみたし。
怒ったり、拗ねたりもしたし、泣きそうになったことも数えきれず。
甘えてもみたし、わがままを受け入れてもみた。説得もしてみた。
でも!!!
やっぱり喧嘩になる。
しかも、同じことで。同じパターンで。そして、同じ言葉の応酬になっては、ウンザリします。
「もういい。疲れたよ〜」
が正直な気持ち。
もう、どうしたらいいのかわからないけれど、何もしたくないし、何も考えたくないんです。
そんなとき、ありますよね。
私にも、あります。
今日の【大人の恋愛術】は、そんな時の気持ちの切り替え方、です。
感情を切り替えるときは、いったん距離をとります。
押しても、引いても、何も変わらない。そんなときは、実は、相手を一生懸命に変えようとしているとき、です。
「だって、呑んだくれているんだもの。いいわけないじゃない!」。
ごもっともです。
「仕事、仕事って、全然、私の存在が見えていないようなんだもの」。
ごもっともです。
「二言目には、子供が、って。僕はどうでもいいのか」。
寂しいですよね。
相手が変わってくれなくっちゃ状況が変わらない、って思うこと、たくさんあります。
それでも、です。
人間って、どこか天邪鬼なところがあって、それがどんなに正しかろうとも、他人から「変われよ!」と働きかけられると、頑として「変わりたくない!」という意地っ張りな気持ちが出てきたりします。
「良い」とか「悪い」とかではなくて。
しかも、当人も自覚のないところで、「変わるかよ!」と腹を立てていることもあるみたいです。
そんな抵抗にあうときは、何をどう頑張っても、頑張れば頑張るほど、お互いに疲れ果てるだけで、怒りと無力感でいっぱいになります。
あなたの考え方や価値感が間違っているわけではないのです。でも、感情のギアをシフトさせる必要があります。
だって疲れているんですもの。
もう、何もしたくないくらいに疲れているんですもの。
そして、パートナーは、たいがい、同じ【感情】を感じているものなんです。
あなたが、疲れて果てているのなら、きっとお相手も、疲れ切っているのではないでしょうか。
疲れたときは、少し距離をおきましょう。
同じ部屋に、イライラしながらいなくてもいいのです。
「ちょっと席を外すね。気持ちを立て直したいから」。
そう言っていいんです。
離れるときに、相手に罪悪感を投げ込むように、捨て台詞を残さなくてもいいんです。
それをやると、自分も、後味が悪いですから。
ただ正直に、
「疲れたから気分転換をしてくる」
でいいんです。
こういうところで、自分も相手も悪者にしないでいられる人って、「大人だな」と私は思うんです。
自分を取り戻すために私がやること、3つ。
とはいえ、イライラしているし、ムカムカしているし、ウンザリしているし、何よりも、そんな感情に翻弄されて疲れていて、気分は重いわけです。
そんなとき、私がやることは、大体、次の3つです。
1)歩く。アテもなく歩き回ります。イライラする気持ち、ムカムカする気持ち、ウンザリした気持ちをこめながら、一歩一歩、ゆっくりと踏みしめながら歩きます。
歩くときには、呼吸にも意識を向けます。腹立たしい気持ち、悲しい気持ちを吐き出すように、息を吐きながら、一歩、一歩、地面を踏みます。
30分も歩くと、気分はどうでもよくなることが多いのですが、いつだったか、どうにも気持ちが収まらないことがあってくたびれ果てたときは、3時間くらい、立ち止まったり、ベンチに腰を下ろしたりしながら、歩き続けました。
じーっと座りこんで、自分の気持ちと向き合うこともありますが、歩くと、身体が「前に進む」ので、より早くいたたまれない感情からは抜けられるように思います。
2)美しいものに接する。美しいものは、それだけで癒しをもたらします。
喧嘩の何が疲れるかって、それは自分の醜さや酷さ、弱さを、相手の中に見るからです。
「私の思うとおりにしてー!」。
「いや、こっちの思うとおりにしてくれなかったら、やってやらない!」。
「私の気持ちをあのとき、わかってくれなかったから、それを償ってくれなくっちゃあなたの思い通りにしてあげない!」。
およそ喧嘩なんて、「どちらが思いを通す、子供のポジションに入るか」の競争(これを心理的な「依存」の競争と言います)で、思いが叶わなくて我慢をさせられた側が復讐に出るパターンが多いもの。
要するに、醜いし、かっこ悪い、のです。
でも、感情って、自分ではコントロールできないところがあります。
で、自分の、そして大好きなはずの相手の酷さにウンザリしちゃう。
ならば、感情のスイッチを、「美しい」方に切り替えたいです。
綺麗なものをみたいです。綺麗な心に触れたいです。
綺麗な景色を見る。
美しい音楽を聴く。
アートの世界にハマる。
「美しい」と感じられる環境に自分を入れてみましょう。「美しい」ものを「美しい」と思う時、あなたのハートの、「美しい」ところが共鳴します。
私は、よく「美しいもの探し」というゲームをします。心がガサガサすると、意識的に「美しいもの」を探します。気分のスイッチを意識的に切り替えるのに、有効です。
3)お風呂に入る。これは、ご存知の方も多いでしょう。温泉ならもっといいかもしれませんが、温泉とまでいかなくても、湯船に浸かると、母親の胎内にいた時の細胞の記憶が蘇るのか、自然とリラックスできます。
安心すると、感情は感じやすくなります。癒しが進むんですね。
「別れてもいい」と思えるとニーズも復讐も手放せる
パートナーシップに疲れたのは、相手との関係性を、自分がこうなったらいいなと思うようにしたいと頑張りすぎたからなのかもしれません。
関係性をどうしても変えたいと思うくらいに、置かれた状況が苦しくなっているのでしょう。
「歩く」ことで、怒りや悲しみや無念さ、残念さを手放して、「美しい」ものに触れて心を清らかにしたら、あるいは「お風呂に入って」安らかな気持ちになれたら、
「最悪、別れることになってもいい」
と、腹をくくります。
別れたいわけではないけれど、このままも苦しい。
相手に合わせすぎてしまって苦しいのであれば、それは「愛されない」のが怖すぎるからなのですが、本当にそうしなければ愛されないのであれば、どこまでいっても苦しいのは変わりません。
「別れてもいい」と腹をくくることで、「愛されたい」ニーズを手放せれば、自分が自分でなくなるほど合わせすぎなくてもすみます。
自分を取り戻せた分だけ、楽になれます。
相手がわかってくれなかったことへの復讐心が顔を覗かせるから、素直に相手の好意を感じられなかったり、つい嫌みを言ったり、攻撃的な態度になるのだとすれば、本当は相手からの謝罪や感謝が欲しいのです。
「別れてもいい」と思えるならば、謝罪や感謝を求める代わりに相手をつついては、自分を情けなく思うループから少し距離を取ることができます。
ネガティブな反応合戦からちょっと身を引いて、「別れてもいい」けれど、もし別れるならばその前に、最後に相手をどう愛そうか、と思ってみます。
悔いのないように、自分は、相手をどう愛したいだろうか?
「美しい」想い、「安らか」な気持ちで、考えます。
あなたらしさを取り戻して愛そうとするあなたは、とても魅力的なはず、です。
そんなあなたを、あなたのお相手が、本当に真実のパートナーならば、手放したいはずがありません。
どうか、そのことを忘れずにいて下さいね。
今年のクリスマスが、あなたにとって幸せなものでありますように。
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
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