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私、彼の地雷を踏んじゃったようで、彼が黙っちゃいました

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浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもありがとうございます。

 

今日の記事は今年最後の東京出張中に書いています。早いものでこれが僕の担当の2019年最後の記事となります。

 

今年もご覧いただきありがとうございました。来年もご覧いただければ幸いです。

 

それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。

 

 

○彼の地雷を踏んじゃったようで・・・

 

「私、彼の地雷を踏んだようで、彼が何も話さなくなっちゃいました。」

 

恋愛や夫婦の中では、起きて欲しくはないことですが、このような状態になっちゃうこともあるかもしれませんね。

 

全く悪気がなくても、自分の言った一言が相手の心に刺さちゃうことってありますよね。

 

そんな時は、地雷を踏んだ側も、悪気がない分だけ、相手の態度にイライラしちゃうこともあるかもしれませんけどね。

 

 

ただ、カウンセリングでご相談いただく「彼の地雷を踏んじゃった案件」は、彼に何を言ってもダメなんです、というケースが多めです。

 

その話をじっくり伺うと、今、彼の地雷の踏んじゃったから問題が起きたケースは少なくて、以前からお互いに相手に対して思うことがあっても、トラブルを避けるために自分の気持ちを言わずに我慢してきた方から、こういったご相談を伺うことが多いですね。

 

僕の経験では「何事も我慢しがち」な方ほど、こういったケースに遭遇する確率が高いようです。

 

その理由を考えていくと、普段から気持ちを我慢している人ほど、人に対する気遣いが強い方が多いのですが、その気遣いがストレスになるほど我慢が募ってしまうことで、相手に伝える言葉が悪意なく強くなったり、相手の痛いところをドンピシャで突き抜くことがあるみたいですね。

 

もちろんいいか悪いか別にして、ですよ。

 

こうなると、「普段はトラブルを避けるために相手に気をつかっている人から、強い言葉を放たれてしまう」わけですから、受けた方は、コントラスト効果によって、強くその言葉の意味を受け止めてしまうことも多いようです。

 

なんともコミニケーション難しいものですね。

 

ただ、このようなときほど、なぜ自分の言葉が相手の地雷を踏んだのか、どんな地雷を踏んだのか、という部分を見つめ直すことで、ゆっくりとでも相手との関係性が改善していく場合があります。

 

 

○相手の地雷はどこにある?

 

では、いわゆる人の地雷と呼ばれるものは一体どういう部分になるのでしょう。

 

僕の経験では、次のような部分であることが多いと感じています。

 

・隠しておきたいと思っている自分・過去

・大切にしているもの、人など

・愛情(その人なりの善意)

 

 

・隠しておきたいと思っている自分・過去

 

これはわかりやすい事例だと思います。誰しも多かれ少なかれ隠しておきたい自分がいるものですが、自分の過去についてダメ出しされたり、自分の今の性格(今までの自分の成長過程)、過去の失敗、挫折、劣等感を感じる部分、を大切にされるのではなく、傷つけられたり馬鹿にされると、多くの人が嫌な気分になるでしょう。

 

ちなみに、僕の学心理学では「できない事は何ら恥ずかしいことではない」と考えられていますから、実は自分ができないことを受け入れていると隠しておきたい自分も手放せるのですけどね。

 

 

・大切にしているもの、人など

 

自分の大切な友人、家族、仲間、趣味、仕事、持ち物などなど、その人が本当に大切にしているものに対して文句を言われると、ご想像の通り多くの人が嫌な気分を感じるでしょう。

 

特にご相談として多いケースが

 

・つい彼の友人を否定的な言葉で表現した

・彼の仕事の内容に対して(間接的にでも)ダメ出しをした

 

この2つです。女性に悪意なんて全くないのですが、男性が強く反応しちゃったという感じが多いでしょうか。

 

男性にとって友情は何よりも強い絆なので、自分の大切な友達を傷つけられると激怒する男性はものすごく多いです。

 

また、仕事に対してケチをつけられると、男性は自分自身の価値を傷つけられたと感じてしまう人も少なくないものです。

 

 

・愛情(その人なりの善意)

 

カウンセリングの案件として最も多いケースがこれです。

 

全く悪気はないんですか、男性なりの愛情を遠慮して受け取らなかったり、それじゃ意味ないよ的な発言をすることで、彼が黙り込んだというケースがとても多いです。

 

特に口下手だったり、恥ずかしくて愛情表現が苦手なタイプの男性にとって、自分なりにパートナーに対して向けているる気持ちを、受け取ってもらえなかったり、それじゃ意味ないよ的な言葉で否定されたと感じると、黙り込んでしまうことも多いようです。

 

まぁ普段からその男性がどれだけ愛情表現をしていたかという問題もあるのですけどね。

 

 

○寂しかったから、不安だったからという気持ちが伝わらないことも?

 

実際にカウンセリングでお話を伺うと、女性のみなさんが1人で不安を抱えていたり、寂しい気持ちを抱えていたり、と、彼に自分の気持ちをわかって欲しかったから、つい地雷を踏むようなことを言っちゃったというケースが多いようです。

 

だから究極的には、どちらがいいか悪いかではなくて、普段から我慢や遠慮をしすぎて、コミニケーションがちょっと足りなかったかな?みたいな感じが多いものです。

 

しかし、だんまりをきめこんでる彼の前で「寂しかったから」「不安だったから」と言う言葉を使って自分の気持ちを表現しても、なかなか彼の態度が変わらないケースって多いんですよね。

 

なぜなら、男性は女性に比べて感情に鈍感で、ある意味を押し殺して生きているので、感情的な理由で大切なものを傷つけるという発想が理解できない人もいるのです。

 

自分だったら寂しくてもそんな事は言わない、不安でもそんな事は言わない。

 

自立的な男性ほどそう考える可能性が高い、といえます。

 

もちろん、男性が寂しくなると女性との関わりを求めるわけですけど、それが自分の不安や寂しさから求めているのだと素直に認められる男性の方が少ないということです。

 

 

こんな時は、まず「ごめんね」と伝えることと同時に、地雷を踏んでしまった自分のことを受け止めて、そんなに責めない、嫌わない、罰しないこと。

 

ミスは誰にでもありますし、悪意なく相手を傷つけてしまうことも起きることです。

 

そこで自分をせめて、許しを得ようとするパターンもありますけど、それは相手を罪悪感で動かそうとしている行為なので、後味が悪くなります。

 

また、私にはそんなつもりがなかった、と開き直っても、それは罪悪感を否認しているだけですから、これも後味が悪くなります。

 

事実を受け止めて、ミスを訂正するという意思機を持つ感じ。

 

僕も「しゃーないですよね」とお話することが多いのはそのためです。

 

好き好んでパートナーの地雷を踏まないですもんね。そうなっちゃった事情があるということだけでしょうから。

 

今から自分が何を大切にしたいのか、に意識を向けて見る感じですね。

 

 

また、まっすぐ「不安だったから」「寂しかったから」と自分の事情を先に説明するよりは、彼が何を大切にしていたのかに気づいて、彼が不快な気分を感じたであろう理由を「私は理解してますよ」というサインを先に出しておいた方がよりいい関係に戻る可能性が高まります。

 

「人は自分の影響を受けてくれた人の影響は、受けようと思いやすい」の法則です。

 

そもそもだんまりを決めきめこんで怒る時、「相手を自分の気持ちを理解していない」という理由で怒っている人がとても多いのです。

 

それがいいかどうか別にしてね。

 

そこには彼なりに大切にしていたものか、自分が気にしていた部分があったということ。

 

もし、だんまりを決め込んだ彼との関係改善を目指すとするならば、自分を受け止めて、相手の気持ちを理解して伝え、その上で自分の気持ちを伝えていくと、徐々に雪解けの方向に向かっていくことが多いですね。

 

*

 

ちなみに、黙り込んだ側の心理を見つめると、「あぁ、自分がこんな態度だから、相手は自分とは関わりたくないんだな」と感じていることも少なくないわけです。

 

だから、何も話せなくても、最低限のコミュニケーションをとることは忘れないほうがいいケースが多いです。

 

完全に放っておいたほうがいいケースって、お互いに気持ちのクールダウンが必要な時期でしょう。相手がものすごく傷んでいたり、怒りが止まらなくて自己嫌悪しちゃってる場合などなど。

 

ずっと関わりがないと、それはそれで問題になっちゃうんですね。この辺のバランスや見極めていきたいですね。

 

 

今回は以上です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

40代・男性・既婚。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 


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