こんにちは、成井です。
今日もご覧いただきありがとうございます(^^♪
火曜日更新の「モテオーラ養成講座」では、魅力アップの為の秘訣や、ココロの仕組みや在り方についてお話しています。
第1週を野村香英が担当し、第2・4・5週を那賀まき、第3週を私、成井が担当させていただいております。
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気分よく会話をしているつもりだったのに、彼女が突然怒りだした。
うまくいっていると思っていたのに、彼女から「しばらく距離をおこう」と言われた。
「・・・彼女が何を考えているのか?が分からない」
「一体自分の何が良くなかったのだろう???」
そう、途方にくれてカウンセリングを使われる男性がいます。
逆に、彼が全然私の気持ちを分かってくれない。
私のして欲しい事を全くしてくれない。それどころか余計な事ばっかりする!
「なんで彼はあんなに鈍感なのかしら!これくらい察してよ!!!」
「そんなに私のことが大切ではないのかもしれない・・・」
そう、がっかりしてカウンセリングを使われる女性がいます。
よく女性はヒステリーだと言われたりします。
突然起こったり、不機嫌になったり、泣いたり。
時には「生理なんじゃない?」と男性陣から重要視されない場合もあったりしますよね?
(そうした男性は職場なら女性スタッフから嫌われて孤立してしまったり、なんて事が起こります)
男性陣から見れば「青天の霹靂」に見える彼女たちの”爆発”も、実は彼女たちからすれば「事前のたくさんのシグナルを出した後」に起きている”我慢の末の噴火”なのです。
彼女が微笑んでいたとしても、内心では不満が蓄積されていたり、不安を抱えている場合があります。
女性同士なら、それでも目の表情や口元のゆがみや引きつりなどで「苦笑」や「泣き笑い」や「嘲笑」、時にはただの「作り笑い」であることを感じ取り、お互いに相手を気遣ったり、声をかけたりなんかが自然に行われているのです。
では、どうして女性が出しているはずのシグナルが、男性には分からないのか?
そこにはこんな理由があるのです。
こんな実験があります。
アメリカのペンシルバニア大学で男女の学生達に一見すると表情が読取りにくい写真を見せ、その日との正しい表情を「喜び」「悲しみ」「怒り」「恐れ」「無表情」から選択させる。
結果、女性たちは早く、しかも正確に表情を読み取ることができた。
男性は時間が長くかかる割に、不正解の率も高かった。
しかも、表情を読み取っている時の男女の脳の活動を調べたところ、
女性は脳の限られた部位をがピンポイントで活動していたのに対し、
男性は広い範囲の部位を、女性のおよそ2倍も活発に脳を働かせていた。
女性が”直感的”に相手の表情を読み取るのに対して、男性は女性の2倍の脳を活動させて”考えて”いるのに、それでも表情が読み取れないらしいのです。
なんとも悲しい結果ですが、『男性は女性に比べ、相手の表情を読み取る能力が低い』のです。
これはアメリカでの実験ですから、日本人ならもっと微妙な表情が多くなり、読み取れない場面が増えるのではないでしょうか?
しかし男性の皆さん。
「できないんだったら仕方がないじゃないか」と開き直ってはいけません(笑)
大切なのは「自分はそれが苦手なんだな」という傾向を知っておくということです。
傾向を知れば、そこには必ず対策はあります。
察する事ができなくても、相手の気持を理解しようとしている気持ちが伝わればいいのです。
その為の最大の秘訣は『質問すること』です。
「君を喜ばせたいんだけど、どうすればいいかな?」
「君の役に立ちたいんだけど、僕にできる事はないかな?」
少し恥ずかしいですし勇気がいりますが、その分、相手は”私に関心を持ってもらえている”と感じます。
私達はよく「相手はこう思ってるんじゃないかな?」「こういう事を望んでいるんじゃないかな?」と考え、そして良かれと思う事をします。
しかしそれはまるで、何の指示もなく相手の背中を掻いてあげているようなもの。
自分では「ここかな?」と思っても、相手の痒い所に百発百中でヒットするなんてことは無理なのです。
そして女性の皆さん。
「なんだ、私を分かろうとしてない訳ではなくて、表情を読むのが苦手なんだ」と知った上で、
”もっと自分の要望を言ってもいいんだ”と自分に許可を出しましょう!
背中を掻く例えで言えば「もっと右。もっと上。」とか言ってもよいのです。
そこでは遠慮しなくていいのです。
そして痒い所に手が届いたら、本当に喜んで相手に感謝の気持ちを表現してあげて下さいね。
この話は特に「男女の違い」に限った話ではないと、私は思っています。
女性でも相手の表情から感情を読み取るのが苦手な人もいるでしょうし、男性でも上手な人はいるでしょう。
カウンセリングサービスにも、気持ちに寄り添える男性のカウンセラーはたくさんいます(^^)
あなたの当たり前は、決して相手にとっての当たり前ではありません。
だからこそ、本当にわかってもらいたい相手や、伝えたい気持ちについては、表現をする努力をしましょう。
そこでは、どんなに怖くても、どんなに面倒でも、ちょっと踏ん張ってみて欲しいのです。
私たちはここで諦めたほうが簡単なので、つい、楽をしてしまいます。
そしてその時には「傷つくのが怖い」や、「相手が聞いてくれない」というもっともらしい理由がたくさん出てきます。
しかし、「伝えるのをやめた」のは。他でもないあなた自身なのです。
あなたの思いや考えを全員にわかってもらう必要まではありません。
しかしもしあなたが「この人に伝わらなくて悲しい」と感じる相手や、
「このことだけは相手に知っててもらいたい」ということがあるのであれば、
それを相手に察してもらったり、気づいてもらうのではなく、自分の言葉で表現できるように、自分の中で整理するのは、あなたしかできない作業なのです。
自分の思いを、自分で摘んで、捨ててしまわないでくださいね。
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