こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
当社の平準司と隔週交代で日曜日に恋愛心理学を執筆しています。
今回は、
心にある思いは現実化するというテーマでおおくりしたいと思います。
思いは現実に影響を及ぼす面があるようです。
それは、あなたの恋愛にも影響します。
お楽しみに
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心にある思いは現実化する!?(1)
〜良い子じゃないと愛されない編〜
文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)
カウンセリングをしていると、心で思っていることが証明されるような出来事が起こるというお話をお聞きすることがあります。
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●良い子じゃないと愛されない
しつけの厳しいお母さんの元でA子さんは育ちました。
ご飯中テレビをつけない、おはしの持ち方が悪い、靴は脱いだら並べる・・・・。
できてないと怒られちゃう。
怒られるのは嫌ですよね?
だから怒られないようにお母さんの言う事は守るようにしていました
そしてお母さんもその通りしているとそれは褒めてくれました。
ご近所の人からもA子さんは、お行儀が良くてほんとにいい子だね、しっかりしているねと評判の良い子になりました。
学校でも先生からの評価も良い。
『お行儀が良くて、しっかりものの良い子キャラをしているとみんな認めてくれるし愛してくれるんだ』と思い、その良い子キャラをしていたのですが・・・
実はA子さんは本当はきっちりした性格ではなく、おおざっぱで、のんびりやさんだったので、素でそのキャラをしているのではなく、頑張ってそのキャラをしていました。
その良い子キャラをして、周りに認められれば認められるほど、
良い子をしてたら愛されるという思いがA子さんの中に強くなっていきました。
逆の、良い子をしていないと愛されないという思いも強くなりました。
そして良い子キャラをすることは板についてきて、いろんな人間関係でそれをするようになりました。
●恋愛で良い子じゃないと愛されないが現実化に・・・
大人になって恋愛でもそのパターンは使われるようになりました。
男性の前に行くと板についていてる良い子キャラがでてきました。
A子さんの子どもの頃の体験で、
このキャラで認められた、
このキャラで褒められた、
このキャラで可愛がられた、
という成功体験から、このキャラでいたら男性にも受けがいいのではというのが彼女の心の中にあったから。
お行儀がよくて、しっかりものでという良い子キャラをしていると、そのタイプが好きな男性が近寄ってきて、A子さんにアプローチをかけます。
そして、そういう人に好かれて、お付き合いが始まります。
でも、A子さんは、本当はきっちりした性格ではなく、おおざっぱで、のんびりやさんなわけですから、半年も、彼の前で良い子キャラをすると疲れてきてしまうんです。
半年くらいすると、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、彼のまえでも、彼女の本当の性格が漏れ出てくるんです。
おおざっぱで、のんびりやさんの面が。
それをしばらくしていると・・・
お付き合いしていた彼はこう言い出すのです。
「君は変わった」
って。
そう言って彼はさっていくんです。
そして、何度もそういう恋愛を繰り返してきました。
そして彼女はその度にこう思ったんです。
良い子の私じゃないとやっぱり愛されないんだなって。
子どもの頃から心の中にあった、
良い子をしてたら愛される、良い子をしていないと愛されないというのが現実化していったんですね。
+++
●心にある思いが現実に影響を与えることがある
これはA子さんのケースですが、私たちの心にある思いが証明されるようなことが起きることがあります。
必ずしもではありませんが、
心にある思いは現実に影響をあたえる面はあるようです。
・良い子じゃないと愛されない
・かわいくしていないと愛されない
・どうせ私は選ばれない
などと思っていると、それが現実に影響するかもしれません。
●ネガティブ思いに抗ってみよう
そのようなネガティブな思いが浮かんできたら、
「そう思っているとそうなっちゃうかもしれない」
と、その思いに抗って、違う考えに書き換えようとしてみましょう。
・そのままの私を好きになる人は世の中にはいる
・かわいくはしていたいけど、それだけじゃなく中身に惚れてくれる人はいる
・私を選んでくれる人はいる
などなど。
抗って、違う思いを心にインプットしようと思ってみるんです。
抗っても、そういう思いが何度もでてきちゃう・・・。
わかります。
なかなか違う考えにすることもできないこともあると思います。
カウンセリングでも、何ヶ月もかけて考えを変えていく人もいます。
人によっては強烈なすりこみになっていて、考えを変えるのに時間と、努力をようすることもあると思うんです。
時間もいるかもしれませんし、
努力をようすることもいるかもしれませんが、
そうやって、思い直した、思いが、あなたの現実に良い影響を及ぼすことがありますから。
あなたの恋愛がより良くなるために、ネガティブな思いがある時は、それに抗って書き換えてみようと思ってみてくださいね。
次回は、
今回のA子さんのケースの続きで、
良い子じゃないと愛されないという思い込みを手放す努力をした結果・・・
という話を書きたいと思います。
今回もお読みいただいてありがとうございました。


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