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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。
お読みいただけたらと思います。
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1日の寒暖差に戸惑う日が多いですね。
上着や、マフラーで、上手に温度調節して、風邪ひかないようにしてくださいね。
さて、今日は、「パートナーの言葉の聞き方」について、書いてみたいと思います。
お読みいただけたらと思います。
■ あらゆるものに映す思い
「パートナー」に限らず、「聞くこと」に限らず、私たちは、「見るもの」「接するもの」あらゆるものに対して、自分の中の思いを映しているといわれています。
これは、こんな例をあげるとわかりやすいかと思います。
仕事が終わって、電車に乗っていると、川にかかった鉄橋から、ちょうど夕日が見えました。
晴れた空にオレンジ色の夕日。
Aさんは、こう思いました。
「ああ、なんてきれいな夕日。今日も一日がんばったな。また明日もがんばろっと!」
Bさんは、こう思いました。
「なんだか悲しくなるような夕日だなぁ。つかれたし、なんだか寂しい。はぁ~」
同じ夕日を見ているのに、感じていることが全然ちがいますね。
「夕日」という対象物に対して、私たちは、それぞれに自分の思いを映し出しています。
良いものに見えたり、悲しいものに見えたり。
Aさんは、1つ大きな契約を取り付けることができて、上司に褒められたところだったのです。
心が、達成感を感じ、自信に満ちていました。
夕日は、そんなフィルターを通しますから、より美しく、力がみなぎるようなものに見えたようですね。
Bさんは、逆に、がんばっていた契約が、結果取れず、上司にも小言を言われ、すっかり落ち込んでいたのでした。
そんな時に見た夕日に、美しさよりも、悲しさや寂しさを感じたようです。
同じ「夕日」をいろんなふうに見るのは、私たちに心があるからです。
そして、心は、同じではないのですね。
あの人と私の思いが違うように、また、今日と明日が違うように、同じ「夕日」を見るたびに、いろんなものにしているんですね。
■ まわりの人の目が気になる時
私たちは、大人になるほど、人の目を気にするようになります。
こんなことをしたら、こんなことを言ったら、
どう思われるだろう。何を言われるだろう。
この視点を無視できなくなります。
小さな子どもだったら、そんなことは、気にもせず、笑ったり、怒ったり、ひっくり返って泣き叫んだりしますよね。
でも、大人になると、表向きのふるまいを上手く使いこなすようになります。
時と場所を考えて、それに沿ったふるまいをします。
多くの場合、人の目とは、「批判」の意味合いを持つようです。
子どもの頃のしつけの段階で、身についたものだと思いますが、
「そんなところでひっくり返って泣いてると、恥ずかしいぞ~」
なんて、親が子どもに言ったりします。
それが、よくわからない時期から、だんだんと大きくなって、誰かが自分を見ていて、笑われてる?とか、変な顔してる?とか思うようになると、ぴたっと止めたり、ひっくり返って泣くのはなくなってきます。
人の目を意識するようになるわけです。
そんな人の目に対しても、私たちは自分の心を映します。
「おかしなふるまいをすると、誰かに笑われるかもしれない。」
「目立つことを言うと、誰かに怒られるかもしれない。」
そんな思いが心の中にあると、批判されるのは、誰だって嫌ですから、ふるまいを整えたり、控えたりすることになるのですね。
ですから、まわりの人の目が気になる時というのは、「批判」されるのではないか、「批判」されるにちがいないという思いが、大なり小なりあるということなんです。
■ パートナーに傷つくようなことを言われる時
パートナーの言うことで、傷つくという時。
こちらが嫌な気持ちになる時のことを考えてみましょう。
今回は、ひどい言葉、罵詈雑言ではなく、ふつうの会話の中でのケースを取り上げてみます。
というのは、ひどい言葉を使う時というのは、相手に対して、気持ちを投げつけているようなものなので、平穏なコミュニケーションとは異なります。相手を傷つけようという意図がある場合もあるでしょう。
そうではなくて、パートナー側には、傷つけるつもりがないのに、私が傷ついてしまうようなケースをみてみましょう。
夫が、下駄箱の上をチラッと見て言いました。
「ここ、ほこりたまってるね。いってきまーす。」
そして、さっさと出かけてしまいました。
見ると、確かにほこりが溜まっています。
夫を見送った後、ふつふつと怒りが湧いてきました。
「何よ!あの嫌味な言い方は?!」
「私が掃除してないってこと?!掃除しろってこと?」
「私だって、仕事があるし、家事だってあるし、忙しいんだから!」
私は、ぷりぷりしながら、雑巾で下駄箱を拭いてから、仕事に出かけました。
そして、ちょっと凹みました。
■ 自分の心を映して、物事をとらえている私たち
夫婦あるあるかもしれませんね。
そして、夫が夕方帰ってきて言いました。
「下駄箱、拭いたの?週末、大掃除でやればいいかなと思ってたのに。」
そういえば、夫は、玄関を掃除すると運気が上がると聞いて、12月になったら玄関掃除をすると言っていたことを思い出しました。ぷりぷりすることなかったのかと私は思いました。夫には、黙ってましたけど。
このようなことって、どうして起きるんでしょう。
これも、心を映すというお話と同じなんです。
「誰か」に対して、私たちはそれをやるんですね。
この場合は、「夫に、私の思っていることを言わせた」という現象なんです。
実際、言ってもいませんが、言われたように感じていますよね。
では、振り返ってみましょう。
「何よ!あの嫌味な言い方は?!」
「私が掃除してないってこと?!掃除しろってこと?」
「私だって、仕事があるし、家事だってあるし、忙しいんだから!」
って私は、思ったんですよね。
それは、私の心のどこかに、こんな思いがあったからのようです。
「何よ!あの嫌味な言い方は?!」
→嫌味を言われるようなことをしているかも?私、ちゃんとしてないかも?
「私が掃除してないってこと?!掃除しろってこと?」
→掃除、好きじゃないし、苦手。結構、あちこち汚れてるよなぁ~
「私だって、仕事があるし、家事だってあるし、忙しいんだから!」
→仕事忙しくて、家のことちゃんと出来てないなぁ。いい奥さんじゃないかも。
どれも、「私のせいで、よろしくないなぁ」と、「自分への責め」が根底にあるようです。
この「責め」を自分でやっていることで、「夫もきっとそう思っているにちがいない」と夫に私の心を映してしまうのですね。
するとまるで、夫が、
「うちの奥さんは、だらしないなぁ。」
「掃除くらい、しっかりやれよ。」
「仕事仕事って言い訳しないで、家のことちゃんとやれよ。」
くらいに言っているような気がしてきます。
「ここ、ほこりたまってるね。いってきまーす。」
って、夫は言っただけなんですよね。
しかも、夫は、実際こんなことを考えていたことでしょう。
→「週末、ここを重点的に掃除して、運気を上げるぞーっ!」
夫に、私の心を映して、言わせているということが起こったんですね。
実際には、そう夫が言ったような気がして、ひとりで腹が立ったり、凹んだりしたわけです。
■ ひと呼吸。私の心に起こっていることは何?
今回は、夫の言葉を、妻が、自分フィルターを通してとらえた例でしたが、もちろん逆も起こります。
何気なく言った言葉に、夫が怒ったり、凹んだりして、不思議に思ったり、びっくりしたり、挙句、喧嘩になったりすることはなかったでしょうか。
「(相手が)そんなことを言うってことは、(私は)◯◯ってことかーっ?!」
これをお互いにやっていることが多いんです。
◯◯には、自分が自分にやっている「責め」が入るんですね。
自分が自分を責めていると、相手も自分を責めるにちがいない。
だって、私の◯◯って最低最悪だもん。
この思いが、相手の言動に映されると考えると、売り言葉に買い言葉の火蓋が落とされる前に、ひと呼吸。
私の心の中に怒っていることは何だろう。
何か「責め」があるのかな。
そんなふうに、自分の中をチェックしてみて、相手の言っていることを聞いてみましょう。
私の心にある思いを映しているかもしれないという視点は、パートナーだけでなく、さまざまなものに使うことができます。
心理学でいう「投影」という考え方ですが、人間関係には特に、とても役に立ちますよ。
人の中で生きている私たちですから、誰かとの関係はいつだって、穏やかで優しいものであって欲しいですよね。
そのためには、自分の中の「責め」に気づくこと。
そして、なにより、あなたは、いつだってとてもがんばっていて、「責め」など必要ないことを思い出してくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
次週、12月9日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
こんなワークショップを開催することになりました。
夫・池尾昌紀も参加します。
名古屋カウンセラーたちがお送りする3つのワークショップ。
是非、年末年始へ向けてのいい流れを作るのにお役立てくださいね。
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共通テーマ:2020年のビジョンを描く3つのワークショップ
日 時:2019年12月14日(土)13:30〜20:30
料 金:¥3,300- (税込)
(池尾昌紀&林宏治ペア、また、服部希美カウンセラーのワークショップとの複数受講の割引があります)
■参加条件:18歳以上の方。ただし、1歳未満のお子様に限り同伴可能です。
■妊娠中の方、また持病のある方は、誓約書のご記入をお願いしております。
■3つのワークショップ終了後、 懇親会をご用意しております。(別途3,000円ほどご準備いただけたらと思います)
お申し込みはこちらから Image may be NSFW.
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講 師:池尾千里 18:30〜20:30
テーマ:人生をパノラマ化すると見えてくるもの ~有形無形の応援を味方に~
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12月のご予約受付中です。
<池尾千里の面談カウンセリング>
2時間 ¥22,000-(税込)
1時間 ¥11,000-(税込)
<池尾千里の電話カウンセリング>
4回セット ¥13,200-(税込)
単発 ¥5,280-(税込)
カウンセリングのご予約・お問い合わせはこちらまで。
TEL:06-6190-5131
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日代休)
受付時間:12:00~20:30
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