■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
昨日は久しぶりに名古屋市内をブラブラ。身近な場所にも「へぇ〜こんなお店があったんだ」と発見できることは多いですから楽しいです。
すんごい寒かったんですがたまにはいいですね、街歩き。
それでは今日のコラムです。
よろしければお付き合いください。
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僕たちには「わかってほしい」「認めてほしい」「愛してほしい」という気持ちがあるもの。
自分なりに努力したこと、愛したこと、悩んだこと、踏ん張ったことを承認されると嬉しいものです。
あぁ、この人はわかってくれているな、と感じて親密感も感じやすくなりますしね。
ただ、カウンセリングの現場にいますと、人には肯定してほしい部分が違うこともあるようです。
今日はそんな視点から、パートナーシップの心理についてお話したいと思います。
■肯定してほしい彼
僕が以前お世話になっていた方がこんな話をしていたんです。
「あのさー。今日ってボーナス日じゃない?一年の中でも数少ない喜びを感じる日でしょ。
でもさー、うちのカミさん、家に帰ったら通帳見てため息ついてたんだよね・・・。
流石に言ったわ。
その気持ちはわかる。ただ頼むから今日だけは溜息つくの止めてくれって。」
まぁそこまで素直にため息がつけちゃうぐらいの親密感があるんだよな、と今では思ってしまいますが(そのご夫婦はとても仲が良いことを知っているので)
でも、なんだかサラリーマン川柳にでてきそうな切ない話だなぁ、とも思うのです。
人はやっぱり今までの努力を認めてほしいもの、ですよね。
ご苦労さまの一言や、今まで自分なりに頑張ったことを認めるような言葉がほしいもの。
これはどんな恋愛関係にも共通していえることかもしれませんね。
人には承認欲求がありますから。
承認してほしいものですよね、自分のパートナーには。
そこは男女の違いを超える部分ですよね。
このタイプの男性に「彼女さんや奥様の気持ちを理解し、ねぎらってあげてくださいね」とお伝えすると、かなりの確率で納得してくださるのです。
自分もそうだよなぁ、と感じやすいからですね。
そしてこのタイプの男性には確かに「褒め」が効きやすく、それによって関係が良くなる事が多いのです。
■解決策がほしい彼
ただ、男性の中には「別に今の自分を承認してほしいわけじゃないよ」といった態度を示す人いるようです。
カウンセリングのご相談でも
「夫にお疲れ様、と伝えても、そんなことはいいんだよと突き放された」というケースや
「別の褒めてほしいわけじゃない。気を使わなくていい。」
「そんなことは当たり前。もう当然のことだから。」
そう話す男性も実際にいるようですね。
もちろん人である以上承認欲求はあると思うのですが、なんだか人に褒められても「それになんの意味があるっていうんだい?」といわんばかりの態度を示す人もいるようです。
特に自立的な男性に多いようですね。
このタイプの男性はとにかく現状肯定なんていらんのだ、問題があるなら解決策がほしいのだ、と常に考えているフシがあるようです。
まぁその男性が感情が苦手、恥ずかしがりで素直に受け取れないだけ、というケースも多いものですが、確かに「ただ認めてもらうこと」にあまり意味を見出していない男性がいることも事実です。
このタイプの男性、どちらかというと「自分の考えていることを理解し肯定してほしい」と感じていることが多いでしょう。
自分のアイデア・意見を認められると喜ぶ可能性が高い。
どこか一緒になって未来を見つめてほしいと思うタイプといえそうですね。
■だから男性の承認方法が違ってくる
「人は自分が受け取って嬉しいと思うものを人に与える」もの。だから、男性によって女性を「喜ばせたい」と思う方法・スタンスが変わってきます。
前者の認めてほしい男性は「今(気持ち)を認めよう」とすることができそう。
例えばケンカのあとで、
「自分もそうだよなー。今の気持ちを否定されちゃ辛いしなぁ。彼女(妻)に悪いこと言っちゃったかな・・・」
そんな事を一人で考えながらオフロに入っていそうなタイプともいえるのです。
だから「ごめんね」も「いつもありがとう」も伝えるべきときに伝えてくる可能性があるといえそう。
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一方、後者の男性は「女性の考え方や意見」を認めようとする傾向があるでしょう。
だからケンカのあとで
「俺、どうしたらいい?」と考えながら聞いてきたり、「どうして欲しいか言ってほしい」と、今ある問題を解決するために行動を考えるタイプといえそう。
もちろんその男性としては「俺は君のことを大切に思っているよ」と思っているからこその発言でしょう。
が、その女性の今の感情にまでは到達しないことも多いようです。
カウンセリングでそんな男性のお話をうかがうと
「彼なりにあなたを愛し、認めていることは事実でしょうね」
と思う一方で、そこはなかなか伝わりにくいですよね、と思うこともしばしばです。
ただこのタイプの男性は、あまり感情に固執しないので物事に執着せずサッパリしているかもしれません。
もちろんどちらの男性がいい悪いという話ではないですし、スパッとタイプ別に分けられるという話でもありません。
ただこれも一つの「男女の相性を作る要素」といえそうですよね。
また、相手がどちらのタイプかを見つめることができると、もっとより良いコミュニケーションができるかもしれませんね。
今日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」
40代・男性・既婚。
「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では2ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーでもある。
屈託のない語り口と、明快な分析は目からウロコと評され、ユーモアを忘れない「話すと元気になる」カウンセリングは高いリピーター率につながっている。恋愛・夫婦カウンセリングの臨床数を多数保有。年間約400件の個人面談を行い、総臨床件数は6000件を超える。
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