5月も半ばになり、新緑が美しい季節の到来ですね。梅雨までの間に、今を楽しみたいものです。
さて、今回はブログで取り上げて下さいとのことで、お客様から頂いたご質問をテーマにさせて頂きました。ご質問して下さったMさん、ありがとうございました。
◆他人にばかり優しい男性とは？
他人の気持ちに共感的で、困った人を助けたい、役立ちたいという気持ちが強い、優しい男性を指しています。優しくていい人なので魅力的なところがたくさんあります。けれども、その優しさから、他人や他の女性にも頼られると、親身になり過ぎてしまい、彼女さんや奥さんにとってはその優しさが得られず、寂しい、辛い思いをさせられることもあります。
極端な場合では、彼女さんや奥さんよりも、困っている女性に、自分がついてあげないといけないと感じて、女性に親身になり過ぎてしまったり、その延長上で、浮気や離婚にまで進んでしまう場合もあります。
このような問題に陥らないためにも、今回はこのような男性について考えていきましょう。
◆背景にある心理
女性にとっては、悪い見方をすると、相手のためと言いながら、いい人のふりをして、女性と関わっているだけなのではないかと感じてしまう場合もあるかもしれません。けれども実際に善意で、大真面目に、このようなことをしてしまう、このタイプの男性は少なからずいらっしゃいます。
この男性の心理の特徴として、無価値感という自分には価値がないという感情が強いところがあります。なぜ無価値感が強いのかというと家族との関係で、一般的には心理的、具体的問題を抱えた親を助けたいけれども、うまく助け切れていない場合が多いです。親を助けられない分だけ、大切な親すらも助けられない自分をダメだと無価値感を感じ、無意識的に、親の代わりに誰かを助けようとしている、と捉えることができます。
一見、特殊なタイプに感じるかもしれませんが、彼女さんや奥さんや家庭を大切にしないで、仕事や、スポーツ、地域の活動、政治活動、ボランティア、趣味、信仰、アイドルの応援（？）等に力を尽くしている、情熱を注いでいる方も当てはまりますので、多くの方が当てはまります。
◆このタイプの男性には、どうしたらいいの？
先述のように、この男性は自分に価値がないと感じていて、人の役に立つことで、自分の価値を感じたい方です。ですから、男性に助けを求めたり、頼っていくといいんですね。ということは、言い換えれば、この男性の周囲の人や女性の方（他人）が、男性に助けを求めたり、頼ったりする力よりも、彼女さんや奥さんが忍耐強くなってしまっているということなのです。ですから、彼女さんや奥さんは、周囲の人に負けない位に、この男性にしっかりと助けを求めたり、頼ってみて下さいね。
このタイプの男性は、善意の人が多いです。（似たタイプでモラハラタイプの方は当てはまらない場合もあります。）、ですから彼女さんや奥さんが、上手にこの男性に助けを求めたり、頼ったりできれば、男性の周りの人よりも、むしろ、彼女さんや奥さんである、あなたが困っていたり、助けを求めている人なのだと男性が気づき、一番大切にするべき人を、おろそかにして、他の人を助けようとしていたという自分自身の愚かさを理解するでしょう。その結果、この男性の態度にも変化があらわれてくるはずです。
◆終わりに
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。私達カウンセラーは、俗にギバーと呼んだりしますが、人は誰かのために役に立ちたい、誰かを助けたい、与えたいのに、一番大切にすべき人をおろそかにして、悲しませ不幸にしてしまうという矛盾したことをしてしまうところがあるんですね。幸せな男女関係のヒントにして下さい。
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