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大きな愛でありたい

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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、夫婦でさせていただいています。

 

今回は、池尾千里が担当です。どうぞよろしくお願いします。

 

 

ニコニコ おねがい 爆  笑

 

 

夫とふたりで出かける?

買い物のこと?

 

夫と旅行?

家族旅行のことですか?

 

夫と晩酌?

ないない~。いったい何話すの?

 

 

などなど、実際お聞きする、奥さまからの言葉。

もしご主人が聞いたらどうだろうかと、ふと心をよぎることも。

 

 

***

 

 

結婚して数年。

子どもも少し手が離れた。

 

子どもがいない時間も増え、夫とふたりきりで家にいることも少なくない今日この頃。

 

いったい夫と何をしろというのか??

子どもがいないとどうにも間が持たない。

ふたりで出かけるなんて、買い物する時か、冠婚葬祭。

 

そんなご夫婦、実はとても多いのです。

 

一番近くにいて、一番長く過ごす人のひとり。パートナーである夫。

そんな位置にいる夫と、一緒にいることが苦痛というのは、あまり気分の良いものではありません。

 

いったいどういった心理が働いているのでしょうか。

 

夫に怒っている私

 

夫とふたりになることを避けたい時、ここには、「怒り」があることが多いです。

夫に怒っているのですね。

 

しかし、不思議なもので、そのことをお伝えすると、

 

「えっ? 私、怒ってるんですか?」

 

と、自分の中の「怒り」に気がついていないこともあるのです。

 

「怒り」を感じるのって、しんどいものです。

夫に対して、大いに文句を言っているわけですから、夫を責めているのと同時に、自分のことも、何て酷いやつなんだと責めているのです。

 

夫のことも、自分のことも、どんどん悪者にしてしまい、どんどん嫌いになってしまいます。

 

それをやりたくないから、私たちは、「怒り」を否認するのです。

「別に怒っていませんよ」とやるわけです。

 

私はあなたに怒っていませんという否認

 

特に、近くにいる人に対しては、そのやり方を採用することが多くなります。

 

例えば、子育てが大変だった時、いつも帰りが遅く、時には、飲みに行って午前様なんてことが続いていたら、どうでしょう。毎日子育てに奮闘している妻は、ちょっとでいいから夫に助けて欲しいと思っているはずです。

 

でも、夫は帰ってこない。帰ってきても酔っ払っている。

全くアテにならないわけです。

 

夫を見る度、怒りがこみ上げてくる日々。

でも、夫も仕事をがんばってくれている。たまには飲みに行きたいだろう。おつきあいもあるだろう。

理屈ではわかっていても、妻の感情は、非常にストレスフルなものになるでしょう。

 

すると、「もうアテにするのを止めよう」という心境になるのです。

何も期待せず、夫はいないものとして、動こうと心に決めてしまうのです。

 

すると格段に腹が立つことが減ります。

仕事もはかどるようになります。

 

「私は、全然怒っていませんよ」

そう思うことで、夫に怒ったり、責めることもなくなります。

同時に、私自身が自分を責めることや、酷いやつだと感じることも避けることができます。

 

これは、いちいち腹を立てていたことを思うと、ずいぶん楽に感じるはずなのです。

 

感情を切っても溜まる

 

しかしながら、さまざまな努力の結果、表面意識では、「怒り」を避けて、否認しているものの、潜在意識には「怒り」がそのまま存在し続けます。

 

これが、感情のひとつの大きな特徴です。

 

「感情を切る」ということをいくら試みても、感じる(消化する)ことをしていない感情は、そのまま蓄積していきます。

 

ここでいう感情は、「怒り」です。

心の奥に、感じる(消化する)こともなく、少しずつ溜まっていった「怒り」は、こんなことをするようになります。

 

夫を見ると、嫌な感じがする。

 

はっきりと腹が立つような感じではないかもしれません。

でも、心の奥の「怒り」が、夫を見ることで、ざわざわと反応するのです。

 

ですから、夫とふたりになることや、夫と何かをすることなど、進んでやろうと思えるはずはありません。

なるべくなら避けて通りたいと思うでしょう。

 

避けているのは夫ではく否認した「怒り」

 

ここでのポイントは、夫を避けているわけでも、夫を嫌っているわけでもないということです。

ここで避けているのは、否認している私の中の「怒り」なのであって、夫ではないのです。

 

私たちは、「大きな愛でありたい」と思っています。

パートナーのすること全てを大きな愛で受け止めたいと思っています。

 

夫の帰りが遅いのも、酔っ払いなのも、子育てを手伝わないのも、どんなことも全部です。

1ミリも腹を立てず、にっこりと大らかに受け止めたいのです。

 

子どもが大きくなって、夫婦の時間が持てるようになった頃、子どもが小さかった時、私たちの心に生まれた「怒り」、やがて否認し、心の奥にしまい込んでしまったものが、今のふたりの「つながり」を遠ざけてしまいます。

 

小さな命を守るのに必死だった妻。

家族のために仕事に必死だった夫。

 

それぞれの責任を果たしていたのだと理解することもできるし、再び「怒り」を使って、夫を遠ざけ続けることもできます。

 

新しいステージの前にいる

 

ふたりが子育ての先にあるステージを前に、新しい関係性、さらなる親密感を怖れているとしたら、あなたは、何を選択したいでしょうか。

 

これまでずっと一緒にいた、それぞれの持ち場で奮闘してきたおふたりが、よろこびや豊かさをを分かち合う仲の良い夫婦になるのに、遠慮はいりませんね。

 

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

池尾昌紀・千里、ふたりのカウンセラーによる『カップルカウンセリング』ご好評いただいております。

おひとりでお越しいただくことはもちろん、お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。

男性カウンセラーと女性カウンセラー、双方からのバランスの良いカウンセリングがご提供できます。

ご希望の方は、ご予約の際に「池尾家・カップルカウンセリング」とお申し出くださいませ。

 

池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。

 

カップルカウンセリングの料金

1時間 ¥14,500-(税込)

2時間 ¥27,000-(税込)

 

次週、2月5日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

池尾昌紀のプロフィール&ブログ

池尾千里のプロフィール&ブログ

 

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1・2月のご予約受付中です。

池尾千里の初回無料電話、

面談カウンセリングも是非ご利用くださいませ。

1時間 ¥10,800-(税込)

2時間 ¥21,600-(税込)

カウンセリングのご予約・お問い合わせはこちらまで。

TEL:06-6190-5131

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日代休)

受付時間:12:00~20:30

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