こんにちは
土曜日の恋愛テクニックは「魅力UP術」がテーマの記事をお届けします。小川のりこカウンセラーと1週間ごとに交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。
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●失恋の後の罠にハマらないために(2)
前回の記事では、失恋の後には「上手くいかなかったのは私の何がいけなかったの?」という罠にハマりやすいというお話をしました。
2017/12/9「失恋の後の罠にハマらないために(1)」
https://ameblo.jp/love-counseling/entry-12334797970.html
ありがたいことに共感したくださった読者さんも多かったらしく、ブログを読んでカウンセリングに来られたかたもいましたし、また記事の感想を送ってくださったかたもいらっしゃいました。ありがとうごさいました。
「今の自分の状況そのものです」
「読んでいて泣きそうになりました」
という言葉、また
「手放したつもりだったのですが、今でも彼のことが好きだったことに気づきました」
「まだまだ自分のいたらなかった部分を責めてしまっています」
というメッセージもありました。
今日はもう少しだけ、この話題の続きをお届けしたいと思います。
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失恋した後で、私たちが「自分のいたらなかった部分」「何もできなかったこと」を引きずってしまいやすいのはどうしてだと思いますか?
それは、私たちは誰でも「大切な人を幸せにしたい・喜ばせてあげたい・応援してあげたい・分かってあげたい」という気持ちを強く持っているからなんですね。
でもその思いが強ければ強いだけ、「相手に充分に与えることができなかったと感じたとき」に、「自分は失敗したんだ」という自己嫌悪を強く感じてしまうのです。
何もできなかったという【罪悪感】【無力感】が、寝ても覚めても心を占めてしまい、休むことなく自分を責め続けてしまうことも珍しくありません。
すると心は自分を責めすぎてすっかり無気力なのに、思考は止まらずに、こんなことを考えてしまうこともあります。
「愛するってどういうことだろう?」
「もう誰も愛せないかもしれない」
「きっと私は恋愛に向いていないんだ!」
もう前へも後ろへも、どこにも一歩も進むこともできないようなどん詰まりにいるような感じさえするかもしれませんね。まさに罠へ捕まってしまったと言えます。
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どうして私たちはこんなに「できなかった自分」を責めてしまうのでしょう?
それは「愛する」ということに正解や答えが無いからかもしれません。
だからこそ、「愛するってどういうことだろう?」疑問を感じ始めると答えの無いことが不安になって、ますますどうしたらいいのかが分からなくなってしまうのです。
たとえば、あなたの前に好きな人が現れたとき、「心から愛してあげたい・喜ばせてあげたい」という与えたい気持ちでいっぱいだったはずですよね。本当に自然な想いとして湧いてきたでしょう。
でも相手があなたの送った愛を受け入れてくれなかったら、すごく落ち込んでしまいますよね。
相手なりの都合や、あなたにはどうすることもできない事情があって、どうしても受け入れられなかった場合でも、私たちはすべて自分が悪かったと決めつけてしまうことがとても多いのです
「フラれた私がいけなかった」
「失敗した自分が悪い」
そんな自分自身への不信感から、自信が持てなくなり、「自分には何もできない」という思い込みがドンドン膨らんでいくんです。
すると「本当はできていたこと・充分だったこと・失敗なんてしてなかったこと」から目を逸らして、「できていなかったこと」をばかりクローズアップしてしまい、無力感で心がヘトヘトになってしまうのです。
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こんなにしんどい気持ちになるのも、
あなたの中の「大切な人を大切にしてあげたかった・できるだけのことを与えたかった」という「愛したい」想いが大きい分だけ、上手くできなかったことが余計に気になってしまうからこそなんですよね。
「ちゃんと愛せてなかった自分はダメなんだ・失敗したんだ」と自分を責めてしまう心理の裏には、ひょっとすると「100%完璧に愛さないといけない」いつもいつも最高点、100点満点を自分に課してしまっていたからかもしれません。
じつは「愛してあげたい」気持ちの強さの分だけ、自分へダメ出してしまっているとき、あなたがとても大切なことを見逃してしまっているときでもあります。
それは、あなたが自分を責めている間は、本当は大切にしたかった相手をあなたの「失敗感・無力感」のシンボルにしてしまっているということです。
彼(彼女)と出逢えたことで、あなたが「成長できたこと」「良かったこと」もあったはずですよね。
でも自分へダメ出ししているときは、そこを見逃してしまうんです。本当は「できていたこと」「受けとれていたこと」もあったはずなんです。
私たちは常に「最高で完璧なこと」ができるわけではないですよね。
調子の良い時もあれば悪い時もありますし、感情もその時その時で変わっていくわけですから。
だけど最善をつくしていなかったか?というと、そんことはないんですよね。
あなたはその時その時のできる限りの最善をつくしてきたんです。
でも自分を責めている間はそれが見えないんです。だから「できなかった」だけが見えてしまう。
もう一度あの時のあなたを真っすぐに見つめ直してあげてもらっていいですか?
限られたなかでも精一杯のことをしてきたこと。
とっくにベストを尽くしてきた自分自身を認めてあげてもらえますか?
あなたが罰してきた自分自身を解放することができたとき、大切な人が「あなたの中の人を愛したい想いの強さ・与える喜びの大きさ」のシンボルに変わるでしょう。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
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最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は1月6日(土)です!お楽しみに^^
来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。
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読者さまからステキな感想をいただきました。
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html
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