毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
夏が過ぎていく、少々センチメンタルな夜風が吹いたりしておりますね。
外へ向かうエネルギーになる夏から、だんだんと、本を読んだり、芸術に触れたり、美味しいものを食べたり、じっくりと何かを味わうのに良い季節となってきました。
『夫は、妻に対して、「女性」を見ていることが意外と多い』
という調査結果があるのだそうです。
そして、ちょっとはっきりした数字は忘れてしまったのですが、たしか6割くらいの夫たちが、日常的に妻のことを可愛いと思った瞬間があると答えていました。恋愛対象という言い方をしていたと記憶しています。
しかも、それは、新婚さんに限ったことではなかったことに、私は結構驚いたものです。
この調査結果を聞いて、女性である妻たちは、どんな心境になるでしょうか。
多くの女性たちは、「え、うそっ?!」と感じるのではないでしょうか。
よほど上手に、愛を囁ける男性であれば別ですが、夫という人たちは、あまり気の利いたことは言わないというタイプが多いのではないでしょう。すると、妻は、まさか自分のことを、夫が今も、恋愛対象とみて、可愛いと思っているなんてこと、知る由もないということになりますね。
妻の古女房化は、誰のせい?
女性にとって、年齢を重ねるということは、若いころ「大人になる」意味合いが強い時代には、むしろ、女性自身にもプラスのイメージだったかもしれません。でも、30を過ぎて、だんだんと年齢を口にするのが、なんとなくためらわれたり、40代ともなると、聞くほうがおかしいくらいの勢いになるものです。
女性は、若いほどよろしい、というような見方は、一見男性のもののようですが、男性のそんな見方の影響があるとしても、女性自身も、自分が年をとっていくことで、「女性らしさ」からはなれていってしまうような感覚がある気がします。女性としての価値が下がっていくような感覚とでもいいましょうか。
シワが増えた、肌がくすむ、ウエストのくびれが、髪のツヤも・・・と、悩みはつきません。
鏡を見ながら、「はぁ~」とため息がでてしまうことも多いものです。「女性」としての自信を、ちょっとずつ失なっていってしまうのですね。ここには、「若いころの私」VS「今の私」の構図があり、若かったころの自分と、今の自分を比べ続けて、どんどん価値を下げているようです。
では、夫は妻に対し、どう感じているのでしょう。
男性の無頓着さ
夫は、妻がこんなにも気にしている、年齢による変化については、妻よりうんと無頓着な傾向がある気がします。それは、プラスにもマイナスにも作用していて、妻が気にしている年齢に関する悩みも、美容院で髪を綺麗にカットしてきたことにも、両方、気が付いていないようなところがあるようです。
美容院に行ってきたことや、エステでつるつるになったことには、気が付いて欲しいのに!といったことは、よく耳にするお話しですね。
これについての一番いい方法は、本人にちゃんと言って褒めてもらうことです。「言わなくても、気づきなさいよっ!」と思いますけれど。
女性が、自分で、年齢に関してマイナスイメージがあり、そこに、目尻のシワや、くびれ喪失などの要因が拍車をかけるといったところでしょうか。古女房になんてなりたくないのに、です。
結婚して間もない、ラブラブな状態ならまだしも、十数年、二十数年一緒にいて、ロマンスもとっくに過ぎさり、お互い仕事や子育てや、地域のこと等々に、とにかく忙しくしている二人。そんな夫婦の、夫が妻を可愛いと感じるって、すてきなことだと思いませんか。たとえ、それが無頓着のおかげだとしても。
感情に対して「自由」な女性
でも、妻にとってみると、嬉しいというより、ちょっと意味がわからないようなところがあるかもしれません。
では、こんなふうに考えてみたらどうでしょう。
ある日、美容院に行ったら、前髪を短く切りすぎてしまった。流行りだと言われ、似合うと言われ、ついうっかり切ってしまったけれど、とんでもなく可笑しいことになってしまった。眉毛の上で、パツンと切られた前髪。こんな髪型、最悪っ!大キライ!とぷりぷりしたり、がっかりしたりしながら、帰宅した妻。
そんな妻の顔を見て、「ぷっ」と夫は吹き出したけれど、夫にしてみたら、全然、最悪でも、キライでもない出来事であり、妻は、前髪パツンの可笑しい風情ではあるけれど、変わらぬ妻であるということ。そして、そんなふうだからこそ、可愛いと思ったりするのではないでしょうか。
女性である妻が、ころころと表情を変え、思いを口にしたり、がっかりしたり、笑ったり、怒ったり、また機嫌が直ったり・・これこそが、男性が女性に対して感じる、「自由さ」のような気がします。
男性がポーカーフェイスで、社会を渡っていこうとするのは、狩猟時代の名残だといったりしますが、そんな男性とバランスを取るためには、そんな女性の軽やかな「自由さ」が必要なのかもしれません。
外で戦ってきた夫が、帰って来た家で、「自由」に自分を表現しながら過ごしているのに出会うのは、女性らしい可愛さを感じると同時に、ほっとできる瞬間であるにちがいありません。夫が、幾つになった妻に対してでも、「可愛い」と恋愛感情を感じるセンサーがあるのは、朗報です。
夫婦仲をもっと良くしたいというところにいらっしゃるのであれば、なおさら、女性らしさの中の「自由」さを意識し、オープンにしていけたら。
もちろん、夫は気の利いたことは言わないもしれませんが・・
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
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次週、9月4日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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