■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきましてありがとうございます。
今日はまず、今月大阪で開催されます、僕も参加予定のスペシャルイベントのお知らせをさせてください。
聞いて学べる講演!カウンセリングをプチ体験!
豪華景品があたるクイズ大会!他、イベント盛りだくさん♪
・日時:2017/4/23(日) 10:00~18:00(*開場/受付9:30〜)
・会場:江坂・サニーストンホテル北館4F、5F
※まずは4Fの総合受付にお越し下さい。
・料金:3,240円 (出入り自由のフリーパス)
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それでは、今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
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あるところに「彼にすごく気を使う女性」がいたとしましょう(あくまで架空の話としてご覧ください)。
彼女はどこかで「彼に嫌われることを怖れ」ていて、いつも本音が言えないでいたんです。
もちろん彼女が彼に嫌われることを恐れてしまうには、それなりの理由がありました。彼女は、いつからか彼のの重荷になりたくないという思いが強く、いつも遠慮ばかりしていたんです。
だから、いつも彼女は「本音の一歩手前」のことしか言えなかった。
例えば。
本当は今日、疲れているから家でゆっくりしたいと思っても、彼が出かけたいと言えば「遠出は嫌だけど」と伝え。
本当は今日、あまり食欲がないんだけど、彼が外食に行こうといえば「あっさりしたものだったらいいよ」と伝えていたんです。
本当のことを言えば、きっと彼に嫌われる。
そんな彼女には確信があったんですよね。だからいつも中途半端に気持ちをごまかすことが癖になっていました。
もちろんそんな彼女の態度に彼は気づいて。そして彼女にこう言います。
「僕には本当のことを言っていいよ」
その言葉に彼女の心は随分と救われます。
しかし、それでも彼女は本当のことが言えなかった。
それぐらい想ってくれる彼だからこそ、更に「彼に負担をかけられない」と思い、本当のことを言わなくなっていたんです。
どうも彼女は、愛しているからこそ、自分が負担になりたくなかったのでしょう。
しかし彼は徐々に二人の関係に「?」を感じるようになります。
彼は彼女に、本当のことを言っていいと話しているけれど、彼女はどこか切ないそうな、急に悲しそうな表情をする。時に不機嫌な彼女の態度があれば、彼も内心に不満を持ち、しかしそれを拭うことをしつづけたかもしれないですよ。
それが続けば、どこか彼は自分が信頼されていないように感じていくんですね。
そして二人の関係には、徐々に溝が生まれていく。
彼女の本当のことが言えない不安と。
彼の信頼されていないという不安。
この二つが重なって更に時間を重ねていった結果、彼は「俺じゃムリなのかな」と思い始めてしまった。
彼女は彼のことを想って本当のことを伝えられなかった。
しかしそれが彼の不安を煽り、自尊心を削ってしまった。
そんなお話です。
■どうも私たちは時に「自己表現」をすると、「自己嫌悪」を感じて辛い気分になる。
そんなことも起こるんですよね。
これは恋愛だけでなく、日常の様々なシーンで起こることだと思いますけど。
どこか「自分を解放してはいけない」という思いを持っている方ほど、自分の意見をいうと「あぁ、言ってしまった・・・もしかして相手に迷惑だったのでは?傷つけたのでは?」と悩んでしまう方がいらっしゃるんですよね。
そこで出てくる嫌悪感は、そもそも罪悪感や自己否定感、自己嫌悪が強い度合いだけ強く出てくる可能性がありますね。
日常レベルでも「どこか私は誰かのためになっていないのではな
いか?」という不安が強いとそうなる、といいますか。
そんな方ほど起きやすいかもしれない、この彼女の葛藤ような思い。
時には『妥協』のようにも感じるかもしれないこの思いは、愛なのか、犠牲なのか。
もちろん、僕はこういったお悩みを持つ方ほど、愛情が大きいのかもしれないな、と思うんですよ。
ただ、少なからずこの葛藤を持つことで、「大好きな彼の思うようにしてあげたい」より、「どこまで自分の気持ちを譲れるか」という感覚ばかりにならざるをえないなら、それはとても苦しいことでしょうし、愛ではなくなってしまうこともあり得るかもしれない。
そして、その女性の葛藤している姿は、傍にいる人にとって、あなたの自己犠牲、不満を持っている様子、自信のなさに見える事がありえそうなんですよね。
だから、あなたの傍にいる男性は、「彼女は不安や・自信のなさを感じているのでは」と認識して、良かれと思って「あなたに問題の解決策を出そうとする」かもしれないですしね。それがうまく伝わらないことで悩んでしまう男性もいるとかいないとか・・・。
このように、いろんな心の動きが重なって、二人の関係が望まぬ方向に向かうこともあるようですね。
■さて、もし、あなたがこのような恋愛パターンでお悩みならば。
まず、「私の我慢・葛藤・妥協のようなものは、愛からくるものである」と、パートナーに伝わらないこともある。
それは間違い云々というより、お互いに相手を思う気持ちがあるから「誤解」することがある、と知っておいていただいてもいいのかもしれないな、と僕は思います。
多く、このようなご相談をいただくと、「あなたのセルフイメージ」が、この恋愛パターンに大きく影響していることが多いようですね。
だから、あなたがどれだけ「あなたをちゃんと認めているか」であったり、「あなたの不安や葛藤をそのまま置いておくのではなく、ちゃんと解放し、ケアしているか?」という部分は、ぜひ考えておいていただきたい部分なんですよね。
例えば、自分の悩みや不安があるとき、人に聞く、話す、ということ。
どこか自己嫌悪が強めの人ほど、そこに抵抗感を感じて、つい不安も溜め込みやすいものなんですよ。
その溜め込んだ不安が更に不安を煽り。こうなると、更に自己表現が怖くなりますから、セルフイメージあネガディブになりやすくもなり。すると、あなたの気持ちが「愛するがゆえに妥協する」ような発想に気持ちが自然に動いてしまう、といいますかね。
そうなる前に、不安や葛藤を表現してスッキリさせておくことって意外とシンプルだけど効果的なんですよね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪地区担当」
「恋愛と男性心理」「あなたの自信を培う(恋愛・婚活など)」「パートナーシップや家族の問題解決」「より深いパートナーシップを紡ぐ」のジャンルで高い評価をいただく。どこか屈託のない語り口と、明快な分析、なぜか笑いが耐えないカウンセリングが好評で、高いお客様のリピート率を誇る。
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