毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
人生の罠にうっかりハマった、名古屋で活動している7名の女性カウンセラーたちが、ひと肌脱いで講演いたします。
私・池尾千里も講演いたします。
『自立の果てのデッドゾーン ~パートナーシップトラップ編~』
タイムスケジュールが変更になっています(2017/4/8)
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春の新しいスタートを切っている方も多いのではないでしょうか。
小学校は、入学式のようです。
桜の咲くいい日になりましたね。
さて、今日は、いきなり宣伝で失礼いたしました。上記の講演テーマにもあるように、数々ある「人生の罠」それも、パートナーに関するものについて、書いてみたいと思っています。
パートナーに対する不満
パートナーに対する不満というのは、ゼロということはないものです。じゃあ、ゼロじゃないから、みんな仲が悪くなって、離婚しちゃうのかというと、そういうわけではありませんよね。
多少の不満であれば、たとえあったとしても、まあまあ上手くやれるものです。
例えば、お互いさまってゆるせたりすところもあるでしょう。相手が、それを直そうとしているのがわかることで、いい関係のほうへ向かうこともあるでしょう。また、私が、その点について、不満を持っていることを、相手が知っているということだけでも、状況はちがうものです。
パートナーへの言葉を省くとは?
カウンセリングの中で、「日常会話」のおすすめをすることは、とても多いです。
結婚して、恋人だった男性が、夫になり、こどものパパになり、家族のひとりになると、私たちはどんどん言葉を省くようになるようです。
それは、私たちが、生まれ育った家族の中でやってきたことと似ているかもしれません。おかあさんやおとうさんに対して話をするのと、友達と話をするのが違うように。家族に対しては、言葉が少なくなります。共に生活していることで、言わずともわかることが多くなってくるからです。
でも、言わなくてもわかることはあっても、言わなければわからないこともたくさんあります。そもそも、もとは他人のパートナーに対して、いくら愛し合い、理解しあったふたりであったとしても、わからないことがないはずがないのです。
「本音」は隠しておくもの?
スキップしている人が、超ウキウキなのは、わかりやすいです。でも、にっこり笑顔の誰かが、ものすごい悲しい状況にいることだってあります。いつだって、言うことを聞き入れてくれていた人が、実はものすごく不満を持っていたなんてこともあるかもしれません。
「本音」というものは、大人になるにつれ、隠しておかねばならないものになりやすいようです。「本音」は、誰かを傷つけたり、私自身を傷つける、いけないものだと認識されているからです。
大人になる前に、私たちは、親と私は違うとか、友達と私は違う、というのを学んでいきます。自分の思いを主張し、親とぶつかったりすることもありますよね。反抗期なんて言ったりもします。では、家族ではない場所ではどうでしょう。
子供時代は、同い年の中で過ごしますから、自分と他者を比較し、違いを意識しつつ自分を確立していきます。でも、友達と仲良くするためのコミュニケーションとしては、他者との共通項で繋がるほうが簡単ですから、「みんなと一緒」が一番安心ですよね。
すると、「本音」という他者とはなんの関係もなく、勝手に湧いて出てくるものは、なかなか厄介になります。仲良くしたい友達と、真っ向対決になってしまうかもしれないからです。
「お笑い番組、あんまり好きじゃないな。漫画のほうが好き。」
という「本音」があったとしましょう。でも、友達は、
「夕べのあのお笑い番組観た?めちゃめちゃ面白かったね!」
と大盛り上がりしていたとしたら、ちょっと「本音」は言いづらいものです。水を差すようですものね。
でもたぶん、こう言うでしょう。
「うん、面白かったね。」
お笑いが好きか、漫画が好きか、ドラマが好きか、ライブが好きか・・
本当は、どれが好きでも良いものですよね。誰に遠慮することでもありません。でも、いつしか私たちは、つい相手のことを思い、相手が嫌な思いをしないように「本音」を隠す方法を使うようになっていくようです。
ハートブレイクという経験
もっと、幼い時代のお話です。
私のことを、いつでもどんな状況でも愛してくれていると思っていた時代に、そうじゃなかったんだと思い知る経験です。
例えば、うんと小さな頃、うんとわがままを言って泣いていても、抱きしめてなぐさめてくれたママだったのに、幼稚園に行くようになったら、「きれいに食べなさい」「ちゃんと歯磨きしなさい」「泣いちゃだめ」と言われるようになっちゃった。やりたいようにやったら、ダメなの?いい子にしなくちゃ、ママに愛されないんだね、ととても寂しく感じた経験があったとしましょう。
もちろん、誤解ですよね。一人でできるように、ママは教えてあげ始めただけです。
幼いが故に間違った理解をしてしまっただけなのですが、その時点では、それは確固たる事実で、真実で、変わらないものだと心に刻まれてしまいやすいのですね。
心が感じるままに、自由に振舞ったり、本音を表現したりすることを止めてしまう原因が、ここにあることはとても多いです。
パートナーに「本音」を伝える
今、パートナーとの関係を進めたい、改善したいというときに、「本音」を伝えてみてくださいと言われても、そんなことができるなら、とっくにやってます!と言いたくなってしまいますよね。
何年も、隠してきてしまった「本音」は、ちょっとやそっとでは、表現できるものではありません。感じると心地いいものもあるはずですが、溜め込んだ「本音」は、感じるには苦しいものに膨らんでいることが殆どです。悲しかったり、腹が立ったり、その下には、寂しいと感じるものもあるでしょう。
ですから、いきなり無理に「本音」を伝えようとしないことです。
パートナーにも準備が必要です。
まずは、「日常会話」をしましょう。
今日、堤防を通りかかったら、桜がきれいだったよ。
お隣の奥さんから、京都のお土産いただいたの。美味しそうよ。
通勤電車、4月は混むのね。あなたの駅、テレビに映ってたわ。
パートナーが返事をしても、しなくてもいいような「日常会話」です。「うん」とか「ふーん」くらい返ってきたらいいようなもの。「そういえば」って、パートナーも話し始めたら、しめたものです。
「日常会話」ができないのに、「本音」を話すことなんて、できないのです。とっても難しいものに、お互いがなってしまうのです。話す方も、聞く方も。
あなたが今、どんな気分なのか。
どんなものを見ると、どう感じる人なのか。
それは、正直な「本音」に他なりません。
「パートナーシップトラップ」
「罠」と呼ぶにはあまりにも、小さなトラップから、始まるパートナーとのすれ違い。
今一度、パートナーに、あなたの小さな「本音」を見せてあげてはいかがでしょうか。
取るに足らない、なんでもない日常の会話がもたらすものは、意外に大きいのです。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
名古屋カウンセラーズ・フェスタ
<メインテーマ>
日時:2017年4月15日(土)10:00~17:40
交通:名古屋駅より徒歩5分
料金:¥3,240-(税込)
※出入り自由の1DAYフリーパスです。
※打ち上げへのご参加は別途割勘での精算となります。(飲食代3,000円程度)
※参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限り、お一人まで無料でご参加頂けます。
※本会場は、食べ物持ち込み厳禁となっております。ご昼食・ご休憩などは会場付近の飲食店をご利用ください。
詳しくはこちらからどうぞ。
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、4月17日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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カップルカウンセリングは、パートナーとお受けいただいても、おひとりでお受けいただいても効果の高いカウンセリングです。
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