毎週月曜日の「恋愛テクニック」は「カップル・カウンセリング」と題して、パートナーシップの問題の修復やもっと幸せな二人になるための提案をしていきます。
担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。夫婦で毎週交代で発信していきます。
「月曜日:カップル・カウンセリング」のコーナーを、どうぞお楽しみに!
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例えば、こんな女友だち同士の会話があったとします。
A子:旦那さんとケンカとかする?
B子:するわよ、いつも。つまらないことでブーブー言ってくるから、腹が立って言い返しちゃう。
A子:いい返すんだ!。私なんか、主人が怒り出すとシュンとしちゃう。
B子:え~!。なんで言い返さないの?!。どうせ、今日の料理は手抜きだの、最近のお前は愚痴が多いだの、つまんないことばっかり言って怒るんでしょ?。
A子:そうなんだけど・・・。なんか私が悪かったのかな?って思っちゃうんだよね。
B子:私だったら、言われたら倍にして返してやるわよ。言われっぱなしだと旦那の主張ばかり通ることになっちゃうでしょ。
A子さんとB子さんの夫婦のケンカのやり取り。
「言い返す」「言い返さない」どちらの方法がケンカをうまく鎮めていけるでしょう。
あなたが夫婦ケンカした時、あなたは「言い返す」「言い返さない」どちらのタイプ?
この答えを出すためには、怒りの心理を知っていくことがとても役に立ちます。
夫が怒り出した時の対応、二人は真逆ですよね。
A子さんは、自分が悪かったのかな?と思って、自分を責める。
B子さんは、相手が悪いと思って、相手を責める。
態度や反応は真逆なのですが、この二人の心理、実はどちらも同じなんです。
それはどちらも「自分が悪い」と感じていて、その感情に対して真逆の対応をしているだけなんですね。
カップルカウンセリングで夫婦問題のお話を伺う時に必ずと言っていいほど出てくる怒りやケンカの話。
どちらかが一方的に怒っているケースもあれば、お互いに怒り合っている場合もありますが、こうした怒りやケンカを鎮めていく、減らしていくための大切なキーワードは「自己攻撃」。
誰かを責めてしまう時も、自分を責めてしまう時も、態度や感じている気持ちは違えど、心が感じている本当の感情は「自己攻撃」なんですね。
自分を責めている時はわかりやすい話ですが、相手を責めていても同じ自己攻撃?と疑問に持たれる方はとても多いのですが、この視点があると、怒りは鎮まりやすくなります。
「怒りは感情のフタ」と言います。
本当は自分を責めているのに、それを感じるのが辛すぎて、怒りを相手にぶつけることで、フタをして感じないようにすることに使っているのです。
具体的にB子さんの場合で説明してみますね。
夫がB子さんに「最近の料理は手抜きだ!」と理不尽なことで怒り出したと設定して、順を追って見ていきましょう。
誰が聞いても夫の言い分は理不尽で、B子さんが怒るのは当たり前の状況。
B子さんは「こっちも忙しい中でがんばってるのに」とか「手抜きなんて全然してないのに八つ当たりだ!」と怒りが出てきて言い返したとします。
ところが心の中では実際は以下のようになっているんですね。
「夫が怒り出す」
↓
「実は自分が至らなかったのではないか、だから自分が悪いのではないか、と自分を責める」
↓
「自己攻撃が苦しすぎて、それを感じたくない!と感じる」
↓
「夫への怒りで自己攻撃を感じないようにしようと思う」
↓
「夫に対して怒りをぶつける」
心は無意識のうちに、一瞬でこの作業をしてしまうので、自覚することはできません。
しかし、自覚できていないということは、心はいつまでも納得できないことになります。
だから、このケンカの終わり方として、夫がB子さんに謝ってくれたとしても、理不尽な夫が謝ったことですっきりする部分もあるのですが、自分が至らなかったと自己攻撃していた部分は残ったままになります。
すると心のモヤモヤはずっと維持されるので、なんだか苦しいとか、すっきりしないことになります。
そして、何より大切なポイントは「このモヤモヤが次のケンカの火種になる」ということ。
火種として残っているので、燃えやすいわけです。
そもそも、なぜ夫の理不尽な主張に対して自分が至らなかったと自己攻撃に入ってしまうのでしょう。
そこにはB子さんの自分が妻としてきちんと家事をこなさなければならない、という責任感や愛情があります。
家庭を大切に思い、夫を愛しているからこそ、自己攻撃は生まれるのです。
ところが、B子さんは自分の愛情深さに気づけていません。
それどころが逆に、夫が怒ったら言い返すような強い女、みたいに悪い妻の態度、と思っていることも多いのですね。
夫婦でケンカをした時には「相手への怒りは自己攻撃」という視点を持ってみてください。
怒りは鎮まりやすくなります。
先の心の働きの順番で説明すれば、
「夫が怒り出す」
↓
「実は自分が至らなかったのではないか、だから自分が悪いのではないか、と自分を責める」
↓
◎「自己攻撃しているから苦しいのであって、相手に怒っているだけじゃない」
自己攻撃の気づきによって、この◎のプロセスを入れることができます。
すると、
「自己攻撃が苦しすぎて、それを感じたくない!と感じる」←このプロセスが必要なくなりますので、次に進むはずだった以下、
「夫への怒りで自己攻撃を感じないようにしようと思う」
↓
「夫に対して怒りをぶつける」
これが必要なくなります。
相手への怒りではなく、自己攻撃という心の本当の気持ちを自覚することで、怒りの大元へのエネルギーが供給されなくなってくるので、相手に怒りにくくなるのですね。
ケンカを鎮めていく方法は「言い返さない」ことが有効な方法なんです。
しかし、頭でわかっていても、実際に腹が立ったら言い返してしまいますよね。
それを止めるには、今回お話したような気づきを持ちながら夫の話を聞いていると腹が立ちにくくなってくるので「言い返す」ことそのものが必要なくなってくるのです。
ただ、だからと言って、相手への怒りがなくなるわけではありません。
夫は理不尽なことで怒ってるわけですから、この理不尽さについては腹が立ちます。
でもそれは正当な怒りであって、これだけで収まっている分には、怒りの大きさは大きくなりすぎることはないのです。
そのことまでやめてしまったら、それは我慢になってしまいます。
その場でいうと夫の怒りがおさまらなくなるような時には、お互いが冷静に話せる時に伝えるなどの方法を使ってみてください。
怒りは自己攻撃が生むこと。その自己攻撃の元は自分の責任感や深い愛情からくること。
この視点を持つことで、夫婦のケンカはぐっと楽になります。
今回のお話がお役に立てたら幸いです。
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次週、2017年1月30日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。
来年もどうぞよろしくお願いします。
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