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この気持ちは私?パートナー?(その2)~自分自身で生きるということ~

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こんにちは

カウンセリングサービス近藤あきとしです。

 
「魅力UP術」のテーマで、2週間に1度ずつ小川のりこカウンセラーと交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 
●この気持ちは私?パートナー?(その2)~自分自身で生きるということ~

 

前回の続きをお届けします。

2016/12/10【この気持ちは私?パートナー?(その1)~感情の境界線のはなし~】http://ameblo.jp/love-counseling/entry-12227249892.html


心の境界線があいまいだと、相手の感情と自分の感情の区別がつかなくなってしまう、というお話をしましたね。

 

すると相手の分の感情を背負うことになって、たとえば自己嫌悪も2倍、自己攻撃も2倍、罪悪感も2倍感じることになります。

 

「恋愛をすると、なぜかいつもしんどい思いばかりしている。」
という人はちょっと立ち止まって、自分を見つめ直してみてもイイでしょうね。

 

相手の分まで背負ってしまうのはパートナーを助けたいという気持ちからなのですが、心の線引きができていないと、

「ここまでは自分の感情で、ここからは相手の感情で・・・」

と区別を付けることは難しくなってしまいます。

 

本当は相手が抱えている感情なのに、自分のモノだと勘違いして抱え続けてしまうわけです。自分のモノではない感情で苦しみ続けてしまうということです。

 

大切な相手であればあるほど助けたい気持ちがあるのは当然なのですが、気づかずに相手の感情を背負っているとしたら、あなたは必要以上に自分を責めたり、自己嫌悪したり、我慢をしたりしていることになるんですね。

 

 

ここから抜け出すためにの一歩目として、
「これって私の感情?それとも相手の感情?」
と考えられるる部分を心のどこかに置いておこうと思ってみましょう。

 

どこか腑に落ちない理解しずらい気持ちが湧いてきたと感じたら、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。混乱の深みにハマる前に立ち直ることができますからね。(もちろんすぐに出来るわけではないので、何度もトライしながらです)

 

慣れてくると、だんだん自分のモノか相手のモノか区別がつくようになってきます。すると、背負わなくていい感情は手放すことができるようになります。


それだけでも本当に重荷を下ろしたくらい楽な気持ちになれることもあります。しかも、相手との区別をつける意識でいると、

「自分の気持ちって何だろう?」

と自分自身の感情に自然にフォーカスすることになります。

 

「自分本位」という部分が育って、「私が楽しいコト、嬉しいコト、気持ち良いコト」が少しずつ明確に感じられるようになるんですね。

 

パートナーの都合よりも自分の都合を優先できたり、パートナーの機嫌を気にするよりも自分を満たすことを優先できるようになれます。

 

ここまで自分のふるまいを自覚できると、本当の意味で自分の中に相手への愛情があることを受け入れられますから、今度こそ彼を助けるのか?それとも別の選択をするのか?自分で選ぶことができるのです。

 

 

前回、相手の感情を背負いがちな人の家庭環境の例をあげましたが、

・両親の仲が悪くいつもケンカをしていた
・あるいは逆に仲が冷え切っていてお互いの距離が遠かった
・家族の中の誰かがDV、アルコール、病気などの問題を抱えていた
などなど…

「私の家はそこまで大変な環境じゃあなかったけどな」

と思った人もいたかもしれませんよね。

 

分かりやすくするための典型的な例をあげたということもありますが、ここまでハッキリ印象的な出来事がなくても、生育過程で境界線が確立できずに感情の混乱が生じることは起こり得ることなんですね。

 

たとえば、子どもの頃にテストで良い点数が取れなかったときに、母親に「こんな成績でどうするの?お母さんに恥かかせないで」と言われていた場合。

 

頑張って良い成績をとっていれば、母親は安心するのですが、本来母親の機嫌は本人の責任ですよね。


成長した大人の目線からは「子どもの成績」と「親の感情」は別々のことだと分かるのですが、幼い子供にはそんなことは分かりようもないので、「お母さんが不安にならないために勉強を頑張る」というように、母親の感情と自分の感情がくっついてしまいます。

 


または、父親が世間体をすごく気にしていてアレコレと干渉され続けてきた場合。

 

髪型について、服装について、どの友達と仲良くするかなど、何をするにも口出しされたり、習い事や塾通いを自分で決める前に先回りして用意されてきたら、自分で選ぶことを経験することが難しくなってしまいます。


すると、外で父親のいないところでも「お父さんだったらどう思うだろう?」と常に父親の視線をどこかから感じたり、背中に父親がくっ付いているように感じることもあります。


成長してからも、学校でも会社に行っても常に周りの目が気になって、自分のやりたいことよりも周りから求められることをしなければいけない気持ちになったりするんですね。

 

(こういったタイプの父親のような場合、「他人に見せる人の良い外面」と「家族を支配する独裁的な顔」の二面性を持っていることが多く、子どもの方も親しい人に本心が出せなかったり、逆に威圧的になってしまうケースもあります。)

 


どちらの場合も、表面的には自分の意思で行動を選んでいると思っていますが、実際には一生懸命勉強をして高学歴を得て一流企業に入れたとしても、親の言うことを良く聞くどこから見ても品行方正な良い子になっても、本当に嬉しいコトでも望んでいたコトでもありませんから、どこかで行き詰まりを感じてしまいます。

 

年を重ねるにつれて

「本当に欲しいモノとどこか違う」

「本当の自分が分からない」

といった気持ちや、虚しさばかりが募ったり、燃え尽きたような無気力さを感じることもあります。

 

これがもっと普通の家庭で、姑との関係がうまくいかずイライラしているお母さんを見ていて「私が何とかしてあげないと」と思ってきた場合や、気持ちを表現するのが苦手なお父さんの傍にいて「私がつまらないからお父さんは何もしゃべらないのかな?」と感じてきた場合でも。

 

子どもではどうにできないことまで責任として背負って、それを自分の力不足さだと勘違いして自己価値がとても低くなってしまい、周りで起きる悪いことは自分のせいではないかと思ってしまうことも少なくないのです。

 

そうなると、誰にでも起こり得る話じゃないかと思われるかもしれませんが、じつはその通りなんですね。


ただ、成長するにつれてしっかりと自我が育っていくことで、また家族以外との人間関係の中で癒される体験をすることで、周りと線引きができていき「自分自身」を感じられることも多いのです。

 

 

もしこの記事を読んでみて、

「私にも当てはまる課題かもしれない」

と感じたら、

 

今あなたには

「誰かのためではなくて、私のための喜びと幸せを思い切り感じたい」

とか、

「恥知らずと言われても人目を気にしないで、本当の自分自身で自由に生きていきたい」

というテーマがあるのかもしれません。

 

それは、あなたのお母さんお父さんが越えられなかったテーマでもあります。


あなたがあなたらしくいることで、両親が家族がそしてパートナーが歩めなかった道を作っていくことができるんですね。

 

ただ、このプロセスを一人で歩く必要はありません。
信頼できる第三者を味方にして、ともに進んでいくことをおススメします。


なぜなら、いつの間にか周りに巻き込まれたり、相手との境界線が分からなくなりがちだからです。

 

進んだり戻ったりを繰り返しながら、心は成長していきます。
気長におつきあいさせていただくつもりでいますので、どうぞ私たちカウンセラーをあてにしてくださいね。
 

 

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

 
心理カウンセラー  
近藤あきとし

 

★近藤のブログはこちらから

 

 

 

 

最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は1月7日です!お楽しみに^^  来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。

 

※バックナンバーで⇒まとめて記事を読めます

 

★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ

 
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読者さまからステキな感想をいただきました。  
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html

 

 

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