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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
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地球には、現在、73億5千万もの方が生きているそうです。
日本は、小さな島国です。
壁のすぐ向こうに隣人が住み、さまざまなコミュニティがあります。どこへ行っても、人がいないところのほうが珍しいですよね。
そんな中で、私たちは、たくさんの誰かと、いろんな関係性を持って暮らしています。
気の合う友人も入れば、反りの合わない上司もいるでしょうし、
毎日逢いたい大好きな人がいれば、今世ではもう会いたくないと思う人もいるかもしれません。
それは、よいとかわるいとかではなく、いろんな人がいるから、いろんな感じ方があり、相性があり、さらに私たちを取り巻く状況もさまざまだからこそ、起こることです。
そんな中、誰かとの関係の中で、いつも起こるといった「パターン」が生まれることがあります。
誰かとの関係が、いつもこうなってしまう。やがてうまくいかなくなってしまう、そんな「パターン」。
今回は、パートナーとの間に起こりやすい「パターン」について考えてみたいと思います。
親密感が増すということ
パートナーに出会ったばかりの頃には、相手の様子を見ながら、いつも笑顔で気を使い、自分のことも加減して開示していたかもしれませんね。でも、パートナーといる時間が長くなれば、親密感は増し、親密感が増すと、お互いに信頼関係が生まれますから、とても安心できる存在となります。
すると、自分のことをパートナーは受け入れてくれる、と感じ始めます。
さらには、どんな私でも受け入れて欲しいと思うようになります。
ここで、もし私が私のことを「とてもひどい人間だ」と感じていたとしましょう。
例えばこんな感じ。
だって私は、両親にワガママばかり言っているし、上司のことを「ウザい」って真剣に思っているし、同僚のA子のことは大キライだし、ジャンクフードが大好きだし、貯金少ないし、お料理も苦手、何をしても文句ばっかり言いたくなるし、怒りっぽいし、物事も続かない、などなど。
きっとこんな部分を見せてしまったら、自分がその部分を嫌っている度合いだけ、パートナーはそれを受け入れ難いだろうと感じますし、ふたりの関係性を破壊するのに十分、そう思うでしょう。
でも、そんな部分だからこそ、これを受けれてもらえさえすれば、私はとても安心できるし、きっとずっとうまく行く、そんなふうに思える「切り札」になっていたりします。
パートナーへの「切り札」
「切り札」をさっさと見せて、パートナーが受け入れてくれるのを早く見たい。安心したいと思って、おつきあいして、まだ日が浅い頃に、いきなり「切り札」で勝負を挑まれたら、どうでしょうか。
それでは、うまく行くはずがありませんね。
パートナーは、びっくりしてしまうか、最悪「もう君とはムリ。さようなら」になってしまうでしょう。
それはこの時、その「切り札」がどれだけブラックだったかとか、どれだけ重いものだったかということが理由ではありません。「タイミング」が悪かったのです。
ふたりの信頼関係、「絆」とも言えると思いますが、それが、あまり磐石になっていないところに、それをいきなり出してしまったら、耐えられないのです。もし、ふたりの関係が安定し「絆」が育まれ、強くなってきている、そんなタイミングだったとしたら、それはそんなに簡単には、壊れたりしないものです。
「切り札」が出せない時
では逆に、そんな「切り札」をいつまでも隠してしまっている場合はどうでしょうか。
自分のそんな部分を相手に受け入れてもらっては、相手に「負担」になるにちがいない。それは絶対にできない。そんなふうに感じる方もいらっしゃいます。
すると、いろんなものを次々と飲み込んでしまいやすくなります。
怒り、悲しみ、寂しさ、そういった、ネガティブな感情を始め、言葉で伝えること、何かの形で表現することも止めてしまいます。
すべての理由は、相手の「負担」になるから。悪い影響が及ぶのではないかと思うのですね。
しかしながら、私たちは「感情」の生き物です。毎秒といってもいいくらい、いろんな感情が湧いています。それらは、よいもわるいもなく、ただ勝手に湧いています。
それだけ取れば、別に悪い影響は、何もないのです。
でも、これを「こんな感情は感じてはいけない」と思考で判断し、遮断したり、心の奥へ押し込めて、日々それを繰り返し、それを何年もしているとしたら、どうでしょう。
「感情」は、飲み込んだり、隠したりしても、消えてしまうことはありません。
ちゃんと感じて「消化」される日を待って溜まっていきます。あまり良いものでないものが溜まった状態って、身体にも心にも良くないですよね。やがて、苦しくなってくるでしょう。
感情は、「消化」されたいので、表に出ようとします。
すると、パートナーが待ち合わせに、10分遅刻したというだけで、飛んでもない大きな「怒り」が吹き出すことがあるかもしれません。また「悲しさ」の海に、ドボンと投げ込まれたようになる方もいらっしゃるかもしれません。
目の前の出来事に見合わない「感情」が出てきて、その「感情」に飲み込まれ、手に負えないなんてことがあったら、過去に溜め込んできた「感情」なのかもしれないのです。
手放したい2つのパターン
今日お話した、2つの「パターン」。
ひとつめは、「切り札」を見せるタイミングが早すぎて、まだ弱い関係性が壊れてしまう場合。ふたつめは、「切り札」を見せるどころか、相手に「負担」を掛けたくないために、あらゆることを飲み込み、しかしやがて、爆発し、関係が壊れてしまう場合。
どちらも、是非手放しておきたい「パターン」ですよね。
ここで、大事なのは、「切り札」として、切り取った私の中の、私が「最悪」として特別扱いしている部分です。どちらの「パターン」もこの部分は同じです。捉え方をちょっと変えてみてはいかがでしょうか。
先ほども申し上げたように、私たちは「感情」を持つ生き物ですから、さまざまな感情を経験しながら生きています。「喜び」や「楽しさ」のような感情はいいのですが、「怒り」や「悲しさ」は感じると辛いですし、苦しいです。できれば感じないように遠ざけておきたい感情です。
大切な人には、なおさら近づけたくない感情のはずですよね。
大切な人を大切に扱いたいという思いが溢れています。
でも気づいてください。
ここには、なんて大きな愛があるのでしょう。
私たちは、そのくらいパートナーのことを、大きな愛をもって接したいと思っているようです。
「思考」と「感情」の関係
「感情」に名前をつけて、良い、悪いと判断しているのは、私たちです。
隠してみたり、大きくしてぶつけてみたり、複雑にして混乱してみたりしているのは、その「感情」そのものではなく、私たちの「思考」のせいに他なりません。
~してはいけない。
~しなくてはいけない。
思考優先で、私たちは、コントロールをしながら生きている時間が、非常に長い時代とも言えます。
私の今の「感情」にフォーカスしてみましょう。
「感じて、解放する」方法は、是非とも練習してみましょう。
「感じる」ということがよくわからない場合は、「今、もやもやしているなぁ」とか、「私、怒っているみたいだな」、「いやな気分だな」というふうで大丈夫です。
最初は、ひとり静かに過ごせる場所で、心の中を静観するといいでしょう。
怒りも悲しみも、あってあたりまえのもので、囚われたり、排除しないといけないものでないものです。
自分のそんな感情に、許可が出ることで、大切な人へ差し出す私のことを、そんなにわるいものではないと思えるでしょう。
そしてなにより、パートナーのそんな部分もまた、ゆったりと受け止めることが難しいことではなくなるでしょう。まるごと愛することは、そうやって出来ていくのだと思います。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。
合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい!方へのアドバイスを発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による”カップルカウンセリング”もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、9月19日(月祝)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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