こんにちは
カウンセリングサービスの村本明嬉子です。
5月13日(日)に、横浜で心理学ワークショップを開催します!
テーマは「魅力」
様々なアプローチを通して、皆さんの新しい魅力に出会う体験をしていただければと思っています。
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心理学ワークショップ in 横浜 5/13(日)に開催!
http://www.counselingservice.jp/workshop/index.html
─昼の部─
『あなたの魅力を発掘! ~自分を知って自分を愛する~』
□講師:村本明嬉子
□日時:5/13(日)昼の部:13:30~17:30
□料金:¥5,250-
□詳細:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/05/513.html
─夜の部─
『自分の魅力を受け取ってみよう! ~新しい自分に出会う体験~』
□講師:村本明嬉子
□日時:5/13(日)夜の部:18:30~20:30
□料金:¥3,150-
□詳細:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/05/2012513.html
昼の部と夜の部、あわせてお申込頂くと、あわせて¥7,350とお得です。
─会場案内─
□横浜・かながわ県民センター
□交通:JR/私鉄・・・横浜駅、西口・きた西口徒歩5分
地下鉄・・・横浜駅、地下鉄出口8から「北6」出口を出て、徒歩2分
□地図:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/01/post_46.html
─お申込フォーム─
□こちらの専用フォームをご利用下さい!
https://www.healing.ac/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=cs_koza_entry
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今日は、とあるクライアントさんが実際に歩いた、結婚への道のりのお話。
ご本人に了承を得て、掲載します。
あなたの心に、何かが響けばいいなぁと思いながら^^
***
「結婚がしたい、彼がほしいんです。」
それが、彼女のご依頼でした。
初めていらっしゃった時、彼女は「私は人が大っきらいなんです。」
そうおっしゃっていました。
私は、彼女の一言一言を聞きながら、「あぁ、自分が大っきらいなんだなぁ。」と思いました。
ご自分のことをまるで「毒」のように扱っていて、そんな自分は周りを不幸にする、だから皆から距離を置いた方がいい。。。
(これを罪悪感と言います。)
そうやって、人から距離を置くために、人を大っきらいだ!と言う。。。
そんな彼女の内面を知れば知るほどに、私はやさしい方なんだなぁと思ったんです。
そして、こう言いました。
「残念でした。あなたは人が大好きです!」と。
目を丸くしていた彼女が、そのことを実感するのはずっと後です。
なぜ、彼女がそんなにも自分を悪いものだと扱ってしまったのか、その分析と解明から、カウンセリングはスタートしたのでした。
<両親を助けたい子供>
彼女のご両親は、とても苦労されていました。
母親とおばあちゃんとの間の対立。
苦労しながら自分を育ててくれた母親。
その世代にありがちな、愛情を素直に表現できない父親。
両親の間の溝。。。
そんな中で、彼女は周りの状況にとても心を痛める、けなげな女の子だったようです。
そして、小さな女の子は思います。
「私がいけないんだ。私がいい子じゃないから。うまくできないから。こんなだから。。。」
子供はとても無力です。
両親が困っていても、助けるすべがありません。
そして、子供は、「自分がいい子じゃないから悪いんだ。」と、自分を責めることで、周りを助けようとするんです。
両親の離婚を前にしたお子さんが、「自分のせいなの?」と聞いてこられたことがあります。
決して、そんな訳はないのに。
でも、子供時代、私たちはそうやって、自分が悪いことにすれば状況がよくなるんじゃないかな、自分がもっといい子になればいいんじゃないかな、そんな風に考えるんですね。
彼女もそうやって、小さい小さい頃の想いを、今に抱えていらっしゃったのでした。
<新しい提案>
それほどまでに自分が家族やご両親を助けたいと思っていたこと、そのことが、自己嫌悪に繋がっているということについて、彼女自身は気づいていませんでした。
ですので、意識の上では、「私は何でこうなんだろう??」という疑問が出てくるだけ。
そこから、様々なセラピーを通して、彼女は自分の女の子に出会って行きました。
そして、あぁ、自分の行動はここから来ていたんだな。。。という実感がほんの少し湧いて来たころ、一つの提案をさせていただきました。
「ご両親を幸せにする、簡単な方法があります。
それは、あなた自身が幸せになることです。
そちらの方法で、あなたの夢を全部かなえてみませんか??」
彼女にとっては
「え!?そんな方法があるの??」
という驚きと同時に、
「そんなこと、できるのかなぁ。。。」
という不安が湧きあがってきたようでした。
でも、それは、当初の「結婚したい」という彼女の希望にも一致するわけです。
そこから、彼女はこれまでのパターンを変える取り組みを始めました。
自分を好きになるために。。。
周りの愛を受け取るために。。。
自分の魅力や才能を発見していくために。。。
一番印象的だったのは、それまで、自分は「悪」だという自己概念があるために、周囲の好意や愛情を受け取れなかった彼女に、
「一日にできるだけ『ありがとう』を言ってください。
上辺だけ、言葉だけになってもかまいません。
お醤油を取ってもらっただけでもいいから、『ありがとう』を、とにかくたくさん言ってみてください。」
という宿題を出した時でした。
1ヶ月後、彼女とお会いした時に、彼女はやってみてどんな感じだったのか、ご自分が気付いたことをお話してくれました。
その、話している顔がとても明るく、やわらかい表情をしているんですね。
そんな彼女を見ながら、「本来の優しくて他人思いな彼女が出てきたな。」と思ったことを、印象深く覚えています。
『ありがとう』という言霊の力を借りて、日常の些細なことを受け取り始めたことで、彼女のハートが開いて来たんですね。
受け取ると、心がオープンになります。
心がオープンになると、魅力が出始めます。
そんな変化が表れ始めたんです。
<イメージの力>
次に彼女が取り組んだのは、彼女の中にあるイメージの変換でした。
ご両親のパートナーシップを見てきて、彼女の中の一部に
「パートナーシップは我慢するもの、つらいもの」
そんなイメージが潜んでいることがわかってきました。
誰も、我慢やつらいことに飛び込みたいとは思いませんから、そんなイメージが発する無意識の感覚がパートナーシップを遠ざけていたんですね。
そこで、どんなパートナーシップがほしいのかを改めて考えてみました。
そのイメージではない、自分が作りたい自分らしいパートナーって??
同時に、我慢の下にあった、本来の彼女らしい自由さ、ワクワク、好きなものを好きだと思える気持ちと出会っていく作業にも取り組みました。
その過程で一人旅に出た彼女は、行く先々で出会った人、見たものにワクワクし、楽しかった!と報告してくれました。
その彼女は、本当に生き生きしていて、「そんな風に人生を生きてくださいね。」と、心から願ったのを覚えています。
その一つ一つの作業が、彼女の中にあった「我慢」や「辛さ」のイメージを「自由」や「楽しさ」に変えていったのでした。
イメージは、そのまま無意識に繋がっています。
スポーツ選手が、イメージを使ったトレーニングを大切にするのは、意識には感じられない無意識の中にある自分と対話するためです。
無意識は現実を作ります。
彼女の中にあったイメージの転換は、そのまま彼女の生きる方向性の転換になったのです。
そして、彼女はいつの間にか、自分のことを「嫌いじゃないかも。」「ちょっぴり好きかも。」と思えるようになっていたんです。
<自己価値が上がると出会いの枠が広がる>
その後1年ほど経って、久しぶりにいらっしゃった彼女から受けた報告は、「結婚することになりました。」でした。
そんな瞬間は、私にとっても、本当にうれしいものです。
その間、彼女は引き続き、幸せなほうへ、自由な方へ、自分らしい自分の幸せのイメージへ、と進んでくださったそうです。
そして、彼女は彼に出会います。
「前の私なら、好きにならなかったかも。」
ふと、そうおっしゃっていました。
私たちは、自分の評価が低いほど、相手に埋め合わせをしてもらいたくなるので、相手に様々な条件をつけたくなってしまいます。
自己価値が上がるほど、条件ではない、お互いの感性や感覚で相手を探そうとします。
そうすると、無意識的に、目が行く範囲が広くなるんですよね。
それは、出会う可能性の広がりに繋がります。
「どこにピンと来たんですか?」
そう質問すると、
「なんか、一緒にいると居心地がいいんですよね。
自分が感じていることを何でも話せるし、それに答えてくれる彼の言葉に、温かいものを感じます。」
そう答えてくれました。
「居心地の良さ」が、彼女がご自分の感性で彼と感じあっているということなんでしょうね。
それ以外にも、彼女にはきっとたくさんのことが起こったでしょう。
お友達との出会い、繋がり、自分らしさとの出会い、自分自身との繋がり、家族のサポート。
一生懸命幸せに向かって生きる彼女を、美しいな、って思います。
彼女の結婚が決まってから、彼女のお母様は、とても嬉しそうなんだとか。
それまでの「娘が心配の種」から、今は「幸せの源」になったんですね。
彼との出来事をお母様にお話すると、
「夫とできなかったことを、あなたを通して受け取れる。」
そう言ってくれたそうです。
「お母さんを幸せにしちゃいましたね^^」
そう伝えると、本当に幸せそうに「そうですね。」と答えてくれました。
彼女はお母さんのために何もしていないんです。
ただ、自分らしく、自分の幸せに向かっただけ。
でも、それが何より、周囲を幸せにしてしまったわけです。
「あなたが幸せになるだけで、周囲を簡単に幸せにできる」
それを本当の「リーダーシップ」だと、心理学では言います。
***
今回は、自己嫌悪から幸せへと向かった、一人の女性のストーリーでした。
皆さんは、どこに心が動きましたか??
何か引っかかるものや感じるものはあったでしょうか??
特別なお話ではありません。
すべての人に起こりうる、人間の可能性のお話です。
あなたの幸せのヒントにしていただければ幸いです^^
村本明嬉子
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