こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと隔週で金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。
暖冬だと思っていましたけれど、暦どおりに寒さが厳しくなりました。皆さま、お風邪などお召しになっていらっしゃいませんか?
1月24日(日)は『お金と仲良くなる!』ための心理学ワークショップ。<昼の部>4時間、<夜の部>2時間を使ってあなたと「お金」との関係性を見直してみませんか?本当に欲しい人生を手にいれるために「お金」と上手につきあいたいと思う方を応援するための心理学をお届けします。

最初は、アバタもエクボに見えるパートナーも、
おつきあいが進めば、アラが一つ、二つ、、、と見えてきて、
そのうちのいくつかは、神経を逆なでするほどにイラつくようになって、
「あの怒りんぼをなんとか変えたい!」
「あの理屈っぽさはやめてほしい!」
「あの重箱のスミを突く細かさは気が狂いそう!」
と音を上げるようになります。
あそこさえ変わってくれたら、
私ももう少しカワイイ女になってあげられるのに。
あそこさえなんとかしてくれたら、
僕ももうちょっと優しくしてあげられるのに。
そんなときは、どうしても
「相手を変えたい」と思ってしまうのです。
心理学は「相手を変える」ためではなくて
自分の心をどう取り扱うかを教えてくれるもの。
そう言われても、
「あの人さえこうなってくれたら、もっと平和なのに」
と思ってしまいますね。
残念ながら、
「相手を変えたい」と思うとうまくいかないことが多いです。
それは、
「コントロールされる」と思って抵抗したくなるから。
「変えたい」と思われる
ということは、
「今の自分ではダメ」とダメ出しされている
ということ。
愛する人からのダメ出しは、痛いですよね。
「◯◯なあなたじゃなきゃダメ」と言われるとつい反発しちゃいます。
「ありのままの自分を愛してよ!」と言いたくなりますよね。
最初のうちは、愛されたいから頑張って相手の要望に沿いたいと頑張っても、
どんどん窮屈になってきます。
「私は怒っちゃいけないの?」
「僕はお酒を飲んじゃいけないの?」
相手のことが好きで、相手の希望を叶えたいと思う気持ちがあればあるほど、
その要望は、絶対君主からのコントロールに聞こえてきます。
そして、自由がなくなると感じると反発したくなります。
かといって、
このままでは、自分もいずれは我慢の限界にきて、ちゃぶ台をひっくり返すようにすべてをご破算にしたくなってしまいそう。
「相手を変える」か「自分が変わる」か。
どちらも変われなければ、二人の関係性はどんどん破壊的になりそう。
「相手を変える」ことができれば自分はハッピーかもしれませんが、確率は低いです。
「自分を変える」のはしんどそうだし、何よりも「負けた」感が悔しい。
そんなジレンマを抱えながらも
二人の関係性の方が大事だからチャレンジしたい。
そんな情熱的な想いをもった方たちを大勢応援させていただています。
不思議なものですが、
「あの人のこの怒りんぼがイヤ!」と思っていたけれど、
その<怒りんぼ>を受け入れたら、
(といっても、暴力の的になる、ということではありません。念のため)
<怒りんぼ>が眠りについて姿を見せなくなった、
というようなことがとてもたくさんあります。
<怒りんぼ>を受け入れるというのは、
<怒りんぼ>になってしまったもともとの<痛み>を理解して抱きしめることで、
暴力や暴言といった表現を「いいです」と言うことではありません。
もっと言うと、
相手の人格の中に、<怒りんぼ>を癒す力がある人格もいることを信頼する、
ともいえます。
だって、もともとあなたが恋に落ちたのは、
そんな「最高」の彼(女)に、だったのではないでしょうか?
恋が始めるロマンスの時期は、
相手の「最高」の姿、ありようが見えるとき。
そのときに見えた、
相手の「最高」の姿、ありようを
今の相手の中に見ようと思ってみます。
残念ながら、この時点では、
見よう
と思わなければ見えないかもしれません。
二人の関係性がしがらんでしまっていますからね。
でも、この
見よう
がパワフルなんです。
世の中には「見たもの」しか存在しない
と言います。
私は量子物理学はわかりませんが、
自分自身については、
誰かが見てくれたから
自分の「良さ」に気づくことができて、
それを意識的に使うことができてはじめて、
「私にはこんないいところもあるのか」
と自分を承認することができて、自信がついた、
と感じています。
なかなか自分の素晴らしさには気づけないものです。
自分も気づけないのだから、
相手も気づけないのです。
「相手を変える」のではなくて、
「相手の素晴らしさ」を見る、
のです。
そして、
相手がその素晴らしさを生きられるようになる
と
信頼して待つ
のです。
きっと
一番大事なのは、
二人がドンづまっているそのときに、
相手の「最高」を見て、信頼して、待つ、
そんな勇気を持てるように
「自分が変わる」
と思えることかな、
と感じています。
ご一緒にチャレンジしてみませんか?


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