
こんにちは
あけましておめでとうございます。
皆さまどんなお正月を過ごしていますでしょうか?
昨年はカウンセリングサービスならびに、
当ブログを盛り上げていただきまして本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまに幸多き年となりますように^^
どうぞよろしくお願いします。
◇ ◇ ◇
● つきあった彼が超自立だったんですけど、どうしたらいい?(その7)~「助けたいという想いと罪悪感」~
◇ ◇ ◇
● つきあった彼が超自立だったんですけど、どうしたらいい?(その7)~「助けたいという想いと罪悪感」~
(※このシリーズ、「彼⇔彼女」・「父親⇔母親」を入れ替えても当てはまる内容になっていますので、男性の読者も参考になりますよ)
前回からの続きになります。
今日は癒着を罪悪感という面から考えてみます。
超自立タイプの彼に対して、できるだけの愛情を注いで、やれることは全部やってみて、それでも上手くいかなかった時、
「これが私にできるベストだったかな」
「やれるだけやったと思う」
悲しいけど「彼とはここまでだったかも」と、どこか納得できるような気持ちを持てることがあります。
とはいえ、ストレートにそう思うことはなかなか難しいものですよね。
多少の心残りや、失敗感、罪悪感が、どうしても心に残ってしまう場合もあるでしょう。
どれだけ「わたしは頑張ったんだ」と思っても、そんな思いに苦しんでしまうとしたら、
それは、あなたの心の深い部分に「罪悪感」が隠れているからかもしれません。
なぜか恋愛や頑張りたいジャンルで、やりきった充実感や満足感よりも、失敗感や不完全燃焼な感覚が強い人や、
最初から彼や好きなモノに対して「諦め」や「遠慮をしてしまう」ことが多かったとしたら、
そこには、潜在意識レベルでの自分を罰する気持ち、そして幸せを受け取らない「禁止や拒否」が隠れていることがあるんです。
◇ ◇ ◇
あなたが過去になんとしても助けたかった人がいたと想像してみてください。
その人はお父さんかもしれませんし、他の家族かもしれません。
たとえば、両親の仲が悪くて家族の雰囲気が重かったり暗かったり。
いつも誰かが怒っていたり、悲しんでいたりしたとしましょう。
すると、子供のあなたは父親や家族が不幸でかわいそうだと感じて、
「私がお父さんを助けてあげたい」
「みんなを明るい仲良しの家族にしてあげたい」
と幼いながらに決意をするんです。
お父さんが、あるいは家族みんなが大好きだから、あなたは一生懸命に力を尽くします。
でもその目論見も、子供の力ではどうすることもできずにほとんどは失敗してしまいます。
経験も知識もほとんど無かったあなたには仕方が無いことなのですが、
幼い心には、人生最初にして最大とも言える失敗と挫折を抱えてしまうんですね。
「わたしは大好きな人を助けられないダメな人間なんだ」
という罪の意識が大きくあなたに伸しかかってきて、ひどく自分を責めたこともあれば、
他の人を救うことで自分が許されるような気がして、助けたい人を次々に見つけて
気がつけばすっかり疲れきってしまうこともあったかもしれませんね。
気がつけばすっかり疲れきってしまうこともあったかもしれませんね。
◇ ◇ ◇
でも本当はそんな罪は最初から無かったんです。
大人が問題を作り、大人が苦しんでいたんです。
もしかしたら子供の目からは苦しんでいるように見えただけで、
実は両親の間には目に見えない信頼関係があったのかもしれません。
実は両親の間には目に見えない信頼関係があったのかもしれません。
だけど、子供の心には「罪悪感」が深く重い十字架となって、成長して大人になった後もずっと背負いながら生きることになってしまうんですね。
この罪悪感は自覚できることの方が少ないくらい、隠れた感情としてつきまとってくるんです。
麻痺してしまうと言ったほうが適当かもしれません。
ただ、そういう意識を抱えて生きている人はあるパターンを持っていることが多いんです。それは、
助けたくても助けられない人を見つけてしまい、自分のことは助けさせることはない。というものです。
あるいは、なぜか自分を大切にしてくれない人ばかりを好きになってしまう。という場合もあります。
どうしてかというと、自分も父親や家族と同じ苦しみを抱えることで、絆を感じたり、家族としての形を保とうとするからなのです。
さきほど罪悪感は麻痺すると言いましたが、ここまでの話がイマイチ腑に落ちなかったり、ピンとこない人もいるのではないでしょうか?
でも、「なぜか自分が幸せになることに引け目を感じてしまう」とか
「自分を愛するということが良く分からない」とか、
「自分を大切にすると、彼をどうでもいいものにしてしまうように感じる」
ようなところがあると思うのであれば、心のどこかに罪悪感があると思っていいでしょう。
◇ ◇ ◇
ちょっと想像して欲しいのですが、
とても辛いことがあって、悲しんでいる人がいたとして
その目の前でお腹を抱えて大笑いしたり、
苦しみを歯を食いしばって耐えている人に向かって、
楽しそうに歌って踊るなんてことはできないですよね。
すごく悪い気がして遠慮すると思うんです。
それが罪悪感というものです。
じゃあもしその対象が父親や家族だったとしたら、
子供にとっては本来最後に帰るべき場所であり、
一番のよりどころになる人がとても不幸そうで悲しそうに見えたら、
その前で嬉しいこと楽しいことを表現したり、幸せを感じることは、
父親への裏切りにも等しい行為になると思ったとしても無理はないんですね。
父親への裏切りにも等しい行為になると思ったとしても無理はないんですね。
喜びを求めることが、まるで「お父さんを見捨てる行為」に思えてしまうこともあるわけです。
もしも、あなたが幸せになれないのではなくて、ならないと(無意識的に)決めてしまっていたとしたら、
つらい恋愛を繰り返していたり、なぜか大切にしてくれない彼を選んできた理由も
そこにあったということが納得できるかもしれません。
そこにあったということが納得できるかもしれません。
なぜなら、それが自分と家族にとって最善だと信じているからです。
人は最善だと信じてしている行為を変えようとは思わないものです。
まして父親との絆であり、家族の形を保つために必要なことであるならなおさらですよね。
裏切りであり、見捨てることになると思ったら、幸せになることが怖くてしかたないんです。
誰でも、怖いことをする勇気を持つことはとても難しいし、やる気もなかなか起きないものです。
【幸せになること=罪】だとしたら、すでに罪悪感でいっぱいの心に、さらに上塗りしたいとはとても思えないでしょう。
だから幸せにならない、という状態を続けてしまうんですね。
◇ ◇ ◇
私がカウンセリングをする時には、過去へさかのぼり、あえて罪悪感と向き合ってみることを提案することがあります。
そして、当時の自分に「無罪」を言い渡してあげるんです。
少しでも罪悪感が手放せると、今まで肩に力が入ってガチガチの姿勢で恋愛をしていたのが、
重荷を下ろしたようにフッと軽く感じられるようになったりします。
いわゆる「許し」というものですが、そう聞いても
「だって、本当に私が悪いんだもん」
と思ってしまうこともあるでしょう。
なので、そこはゆっくりでいいと思います。
ただ、自分の思い込みにチョットだけ疑いを持って「幸せにならない」理由を探してみること。
自分を縛っている思考に「もしかしたら?」という気持ちを持ってみることを心がけてみてください。
私たちは誰もが「やらなくてイイ理由」をたくさん抱えているものです。
あなたが、それらを言い訳にして幸せになることを後回しにしていると感じたら、
もし「幸せにならない」理由をすべて手放せたとしたら、あなたの人生にどんなことが起こってしまうのか?
今日は、それを想像してみましょう。
(ちなみに「そんなことできるわけない」というイメージを打ち消す心の声も、やらなくてイイ理由の一つですからね^^)
それらが心の隅々に沁みわたっていった分だけ、あなたの背負ってきた十字架が解けていきます。
そして、あなたの心の内側から「わたし、幸せになってもいいんだ」という許可がおりていくでしょう。
あなたが「助けたい人」よりも、「この人になら、わたしを助けさせてあげてもイイかなあ」と思える人を選べるようになってもイイですからね。
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回の登場は1月16日です!お楽しみに^^
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