2週に1回、渡辺カウンセラー と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。先月私は43歳になりました。昔、40代というと、とても大人のイメージがありましたが、実際自分がこの歳になると、今でもミニスカートは履くし、2,30代のセーターがすごく欲しくなってしまう毎日です。皆様それぞれご自身の、”女性”の部分を多いに楽しめていますでしょうか?
ところで。
皆様も経験があるかもしれませんが。
例えば、
俺は、こんなにモテた、モテていた。
俺は、こんなすごい業績をあげたのだ。
俺って実は、こんなことをしている。
とか。
例えば、
俺は決して間違っていない!
俺は謝らない!
俺が正しい!
など、自慢話や正しさの主張などを延々と語っているような方、見たことありませんか? そして、こんな時、私たち女性はどう思うでしょう。
本気で「すごい!」「そうだよね!」と相手を絶賛される方は、それはそれで素晴らしいことなのですが、
「また始まったよ・・・。」もしくは、
「あ~そ~。」
ってな感じで、いらいらしたり、不快だったり、聞きたくなくなってしまう人も多くおられるようですね。
これは、男性が自分をよく見て欲しかったり、褒めてもらいたかったりするのに、なかなか誰にも認められないとか、見てもらえないなどの寂しさを感じるときに、無意識でやってしまう行動なんです。
それと同時に、自分のことを、「すごい男」とか、「俺が正しい」などとは、実際には思っていません。その話をとても威圧的に語っていたり、怒鳴っていたとしても、
本当のところは、彼らがとても精神的に弱いとき
にやってしまうことなんですね。
そんなとき、彼らはその弱さを隠すようにして、自己をアピールすることが多いようです。でも、だとしたら、そのままを言葉にしたらいいと思いませんか?
「僕ちょっと今弱ってんねん。慰めの言葉や褒め言葉で元気付けてくれへん?」
「俺は絶対自分では正しいと思いたいんやけど、違うって言う人がいるんやから、本当のところはどうか分からんようになるなぁ…。」
と。
でも多くの女性の皆さんも、経験されて来たかと思いますが、こんなふうに表現する男性は、ほとんどおられません。なぜなんでしょうね。
それは、彼らがいつ、どんなときでも、
「自分は強い男である」
と思いたいからだと私は思います。
男は強くあるべき。
男は愚痴を言わざるべき。
男は常に冷静沈着で、知的であるべき。
だと…。
前回書かせていただきました記事、
に、少し繋がる部分でもありますが、私たちの父親や祖父や、ご先祖様というのは、女性や家族のため、もっと時代をさかのぼると、お国のため、世の中のために生きてきました。そんな多くのご先祖様からずっとつながっていて、今私たちがあります。男性として生まれた彼らは、そんな自分の父親を見て、そしてその父親は自分の父親を見て育っていますから、この考えは、先祖代々のもので、今の時代に始まった男性の考え方では、恐らくないのでしょう。
だから、とても根強くて、彼らが守りたい部分なのだと思います。
そしてそれは、同時に尊敬し上手に愛したい父親の生き方を守ることでもあると思います。
彼らの
「強くありたい」
と思うことは、男性が背負う、ご先祖様たちの想いというか、父親から受け継いだ、大事な生き方なのでしょう。
けれどもそれらの生き方が、特に女性関係においてはよく”問題”として起きてしまうのですが、そこを変えなきゃとか、変えたいとか積極的に思って行動する人はあまりいません。
それは、女性からしたら、
「自分は変わるつもりはない。必要なら君がすればいい…」
と、開き直ったように感じることでしょう。(私もしょっちゅう旦那様に思いました(▼、▼メ))
実際に言葉に出してしまう男性もおられるようです。
けれど、そもそも 「生き方を変える」 という発想が、女性よりもないようなんですよね。向き合うというのは、自分の弱さを見て、受け止める作業も入るので、自然とそういうやり方は、 「俺は弱くなんかない!」 と思いたい男性の防御機能が働いてしまうのだと思います。
その点では、女性はとても強いです。
自分を変えることで、周りや何かが変わると自然と感じることが出来るので、頑張って見ようと積極的に行動するのは、圧倒的に女性の方ですね。ただ、男性もあぐらをかいているのではなく、
今の自分の生き方にあえて変化を求めるのでなく、自分以外からの刺激で変わっていくだろうということを、信頼出来る
のだと思います。
それはもちろん、自分以外の誰か…。例えば付き合っている女性と手を取り合うことでね。
男性は女性ほど感情と繋がって生きていないので、女性ほどはしゃいだり、喜びを表したりすることは出来ませんが、その分、女性ほど、疑ってしまったり、不安になってしまったりすることもない人が多いんです。だから、
今の自分に足りないところや、不満はあるが、そこまで必死にならなくとも、
なんとかなる
と信じれるものなのでしょう。
実際には、やはり、外からの影響によって変化する男性が多いんですけどね。
一方私たち女性も、人によっては精神的な強さを自分に求めることがありますが、男性ほど求めることはありません。どちらかというと、自分の弱さをアピール出来る人が多く、しんどさや辛さを、好きになった男性には、
分かって欲しい
と思うがゆえ、自然にその思いを話したり、または泣くことなど、感情を見せたりすることが出来ます。
ただね。
私たち女性が自然とするこういった行動は、日頃から、「強い男でありたい」と思い避けて来た男性にとって、時に苦痛を感じたり、どうしてあげたらベストなのか、分からなくなってしまうんですね。
避けて来たのだから、学んでないし、体験もほとんどありません。
でも女性は出来るものですから、
「なんで出来ないの!?」
「どうしてこんなことが分からないの?」
「女同士なら話が早いし、友達はちゃんと寄り添ってくれるのに、なぜ私を大好きなはずの彼が、同じように寄り添うことをしてくれないの!?」
と考えてしまうんですね。
そして、思っちゃうの。
「彼が何を考えてるのか分からない。」
「私はちゃんと愛されているの?」
って。
恋愛ってね。常に、
感情的に生きる女性 VS 理論的に生きる男性
(感情が好き) (理論・理屈が好き)
なのだと思いますが、共に手をつないで、自分とは違う考えを持っていることや分からないこと、無い部分をおぎなっていく関係になれば、本当はすごく上手くいくはずなの。
山登りに2人で出かけたと思ってくださいね。
彼は言います。「僕は力があるから君を引いて、時にはおぶってあげるよ。」
あなたは言います。「私は力はないけれど、行く道の地図には詳しいから任せてね。」
同じものが得意だと、そこでは喜びは感じますが、違うことを学ぶことはそれほどありません。でも違う一面があるからこそ、男女間では学ぶことが多いし、面白いものなの。
その違いを楽しめる女性になりましょ~
違いがあるから、相手のことは、自分の考えで答えを出しても、ほとんどの場合が間違っています。なので、
「きっと彼は・・・に違いない。」
と、自分が思うことの、半分以上が正確ではないんです。
ただ、自分が思うだけなの。事実は違うことの方が多いものですよ。
男性は「強くありたい」と願うため、その生き方をなかなか曲げられないし、弱さを認めることも出来ませんが、他人と(女性)と接していく過程で、変化する自分をどこかで信頼出来ますし、感情を感じることが辛すぎるため、こことあまり繋がろうとしないので、不安や疑いも女性ほど感じることはありません。
女性は、弱さを認められる強さがあるので、泣いたり話したり、愚痴ったりすることが自然と出来、自分自ら変化していこうとする強さがありますが、恋愛関係においては、それを避けて来た男性にとって、そんな弱さを見せ続けられることは、時に混乱し、時に怒り、時に関わらないように壁を作ることもありますので、それを覚えていて欲しいと思います。
こんなにも違う男性と女性。
だからこそ惹かれあうものなんですよね。
大好きになった人と仲良くなった。
という事実があるのなら、彼があなたを愛を与える価値のある女性なのだ、と評価され、あなたから学ぶこと、いい刺激を受けることがたくさんあると感じた・・・ということです。
そんな女性である自分に誇りを持って、皆さんのそれぞれの生き方を恥じることなく、堂々としてくださいね。そして、基本は、
彼らに会ったときの、その自分のままで、自分たちの生き方を変えられない彼らと付き合ってください。
もしあなたの大好きな男性が、自分たちの生き方で苦しんでいるように見えたのなら、あなたがそんな彼を更に上手に愛せるような自分になるため、そこで変化を自分に求めてくださいね。
そこは、彼のためでなく、自分の幸せのためにです。
真(心)の強さをたくさん持った、多くの婚活中の女性の皆様へ。
この文章が皆様のお役に立てれば幸いです。
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