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「自立」と「依存」のシーソーゲームを遊ぶ

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春です!4月から金曜日の『大人の恋愛術』は、私、みずがきひろみ村本明嬉子カウンセラーの二人で隔週のお届けとなります。カウンセラーの目からみた恋愛にまつわるこんな話、あんな話、どうぞお楽しみください。

お知らせ

 毎年恒例・大阪感謝祭に今年はみずがきひろみも参加します。4月22日江坂ですよ!

4月、5月、6月、7月と4カ月連続して、みずがきひろみが平日のお昼に講座を担当します。「自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい」を合言葉に、月に1回、火曜日のお昼時に2時間、恵比寿駅近の会場で、カフェ気分でお茶を飲みながら、まったり語り合いませんか?4月24日は残席わずかとなっています。お席を確保するために事前予約をお願いします。最後に詳細をのせますので、是非、チェックしてくださいね。

さて、本題。

 私が「自立」のはずだったのに、、

パートナーが「依存」的で、「かまってよ」オーラを出すたびにちょっとウザいと思っていたA子さん。「もう少し自立してほしいんですよね。面倒くさくて」とこぼしていました。A子さんにしてみれば、他のお友達ともっと自由に遊びたいし、お稽古ごとの後に仲間たちとちょっと一杯行きたいし。それを「電話をかけてもつながらない」、「誰といっしょなんだ?」と細かくチェックされるのが少し窮屈になっていたようです。A子さんはオープンな性格なので、男女ともに友人も多く、男友達とも気軽にのみに行くタイプでしたが、そんな彼女に彼の方は心配でイライラ。そのイライラをぶつけられてはA子さんも不機嫌になるというパターンのけんかが増えていました。「彼にも、もっと自由に友達と遊んでほしいんですよ。そうしたら私も罪悪感を感じなくてすむし。お互いにもっと自由な関係がいいんですよね、私は」とA子さんは本気で思っていました。

ところが、しばらくして、これまで彼から執拗なほどにあった「今、何しているの?」メールが来なくなったことに気づきます。ン?何か変。彼はどうしているのかしら?ちょっとメールしてみようかな、とご機嫌伺いのメールを出してみたけれど、返事なし。おかしい。絶対におかしい!こうなると落ち着きがなくなるのはA子さんの方です。どうしても「今日」、否、「今すぐ」に彼と話がしたい、という切迫した気持ちに取りつかれてしまい、仕事も、好きだったお稽古ごとも手につきません。

「お互いにもっと自由な方がいいと言ったのは私の方なのに」
「もっと彼に自立してほしいと思ったのは私の方なのに」
「頻繁な電話やメールを面倒くさいと思ったはずなのに」。

でも、彼が実際に自由に友達と遊び始めるとA子さんは心穏やかというわけにはいきません。自分は、男友達とも飲み歩くのに、彼が他の女の子とごはんを食べていると思うと気が気ではないのです。以前の彼よりも、彼を束縛したくなってしまいます。そして、自分がそう不安になってしまうことにもA子さんはショックを受けていました。

いつの間にか、A子さんと彼との関係性が逆転して、A子さんが「依存」、彼が「自立」のポジションをとるようになっていました。このように「自立」と「依存」の関係性は、同じ力関係がずっと続くわけではありません。ひょんなことから、シーソーがガタンと大きな音をたてて傾きが変わるように、ある日、心理的な位置関係がガラッと変わることがあります。

相手が追いかけてきてくれていたときはつれなかったのに、相手が追いかけてくれなくなると追いかけたくなることってありますよね。ゲームのように軽やかに追いかけ合いっこをするのであればそれも楽しそうですが、現実の恋愛では、往々にしてゲームと呼ぶには痛い話になることが多いようです。


 シーソーはギットンバットン動いているからこそ楽しい

「自立」のポジションをとりやすい人、「依存」のポジションをとりやすい人というのはいます。子供の頃から自分の家族の中で引きうけてきた役割を、パートナーシップをはじめとした大人の人間関係でも踏襲しがちなので、つい引き受けやすい「役まわり」というのが誰しもあります。

「自立」のポジションをとることが怖くてしかたがない人もいれば、「依存」のポジションに入ることが怖くてたまらない人もいます。「自立」に入りたがる人と「依存」に入りたがる人がパートナーシップを組めばうまくいきそうなものですが、同じ人がいつでも「自立」でその相手がいつでも「依存」という硬直した関係も、どうもいつまでも続くわけではないようです。シーソーが同じ傾きで静止していると「つまらない」と感じるのでしょうか。「依存」するのがイヤになるか、「自立」するのに疲れるのか、どちらかからフラストレーションが吹き出し、傾きを変えようとする力がかかります。この、長い間同じポジションで硬直した関係が一気に反転するときが、パートナーシップにとって最大の危機になることが多いようです。

シーソーは、上がったり下がったり、常に動いているからこそ楽しいのです。上がったまんま、下のまんま、では面白くもなんともありません。そこから一気に反転するのも、スリルがあっていいと感じる人もいるかもしれませんが、それは相当な恋のツワモノ。軽やかに、シーソーが傾くのを楽しむように、「自立」と「依存」の間を行ったり来たりすることで信頼を育むことができたなら、笑いも絶えないのではないかと思うのです。




4月22日は大阪感謝祭!

感謝祭は、カウンセリングサービスがお客様への感謝の気持ちからお届けする年に1回の熱いイベント。カウンセラーの講演、ワンポイントカウンセリング、クイズなどなど、カウンセラーとお客様がいっしょに楽しめるメニューをたくさんご用意してお待ちしています。今年の大阪の感謝祭は4月22日。みずがきも参加します。日頃、なかなかお会いできない関西方面のお客様とお会いできるのを今から楽しみにしています。

みずがきひろみの講演は、

13:40~14:10  『幸せの発信源になるために』

です。ぜひ、聞きにいらしてくださいね。

大阪感謝祭の詳細はこちら>>>>>>>>


『みずがきひろみの心理学サロン~自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい♪~』

4月24日(火) 11:00~13:00
第1回 『大人のパートナーシップ講座・第1弾~「自立」と「依存」に見るパートナーシップの力学~』

パートナーシップのダイナミックスを探りましょう!
こちらの講座はもうすぐ満席となります。事前予約をお願いします。
詳しい内容はこちら>>>>>>>

5月22日(火) 11:00~13:00
第2回 『自分の中の「厳しい批判者」が「守護神」に変わるとき~自己愛を育む~』

6月12日(火) 11:00~13:00
第3回 『大人のパートナーシップ講座・第2弾~「期待」を手放すと「愛」がほほ笑む~』

7月10日(火) 11:00~13:00 
第4回 『子供ごころに火をつけよう~クリエイティブに生きるコツ~』

場所: 恵比寿カルフール
料金: 3,150円+ワンドリンク(400円~)
   (お好きなお飲み物を一つ注文して頂きます。)
持ち物:筆記具
いずれの回も限定20席です。


みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。

みずがきひろみの毎日、好きなものについてつぶやいています。





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