こんばんは。カウンセリングサービス
の大塚統子
です。
木曜日に大門昌代
・大野愛子
とともに「不倫と浮気」をテーマに書いています。今回は大塚が担当です。
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カウンセリングをしていると、お客様から「カウンセラーが書くブログや、電話・面談カウンセリングの中で、『自分を好きになりましょう。』といった内容がよく出てきますが、それはどうしてですか?」「具体的にはどうしたらいいのですか?」というご質問をいただく機会が多くあります。今日はそれらについて書いていこうと思います。
仮にあなたが、自分のことが“大嫌い”だったとします。言い換えると、「自分に素晴らしいところなどない。」とか、「自分は最低の人間だ。」などと誤解している状態があることになるかと思います。
そんなあなたにパートナーがいて、その人が浮気をしたとしたら…。
あるいは、あなたのパートナーが、あなた以外にもパートナーがいる人だったとしたら…。
あなたが自分のことが“大嫌い”だったとしたら、こんなふうに納得したりしないでしょうか。「私がこうだから仕方がない。」と。自分が自分のことをひどく扱っていると、「相手にひどく扱われることを自分が認めてしまう」ことがあるようです。(いろいろな見方がありますし、個別のケースで課題とする点は異なってきます。ここで紹介しているのは考え方のひとつです。)
ご本人がそれでおさまりがついて「幸せだ」というのならかまいませんが、大抵の場合、心のどこかに無理があって、「辛い」と感じることになるでしょう。
ついでに書いておくと、自分が自分に対してNGを出していることがあると、その事柄に関連して、人から傷つけられたと感じたり、人に対して苛立ちを感じたりすることが多くなります。
例えば、私の背が高くなかったとします。物理的に、自分より背が高い人たちから見下ろされる機会が多いでしょう。もし私が「背が高くない」ことを気にして、コンプレックスに思っていたとしたら、どう感じるでしょうか。
物理的に「見下ろされている」ことが、人間として「見下されている」ことのように感じられるかもしれません。人がなんの悪気もなく、どちらかというとチャーミングなポイントを褒める意味で「ちっちゃいね~」と言う言葉が、気持ちを逆なでする言葉に感じられるかもしれません。
傷のないお肌を撫でられたら、「撫でられているなあ」と感じるでしょう。ところが、お肌に傷があったとすると、ただ撫でられただけでも「痛い」と感じてしまいます。自分自身にNGを出しているというのは、自分のお肌には傷があると固く信じて、痛みを感じているようなものなのかもしれません。
ということで、自分を嫌っていなければ、自分をひどく扱われることを許容しないでしょう。また、自分自身にNGを出さなければ、傷つかなくていいところで傷つかなくて済むでしょう。こういったことから、自分のことを好きである方が幸せになりやすいと言われ、「自分を好きになってみませんか?」と提案されるわけです。
「わかった。じゃあ自分を好きになろう!」と思える方は是非そうしていただけたらと思います。そして、今すぐそう思えない方は、まずはそれでOKです。むしろ、そう簡単に「好きになろう!」と思えないところがあるのが人間くさくていいのじゃあないでしょうか。
個人的な話になりますが、大塚は間違いなく後者のタイプです。かつて「自分を好きになれば?」と言った人たちに、「わたしの気持ちを何もわかってないなあ~」と冷たい笑いを向けておりました。だから、「好きになれって言われても…」という抵抗感を持つ方がいらっしゃることを否定しませんし、否定できません。。。
「好きになれって言われても…」派のみなさんには、いきなり「自分を好きになれ」というのは過酷だと思われます。だいたい「好きになる」って、努力して好きになるものではありませんよね。恋の始まりのように、気がついたら好きになっている、というのがほとんどでしょう。
そこで、いきなり「好きになる」ことはハードルが高いと思われる方は、まず「自分を嫌わない」ところから始めてみてはいかがでしょうか。
そのためには、どんなふうに自分を嫌ってしまっているのかを「理解」することも必要になるでしょう。なお、「自分をどんなに嫌いか」を一人で突き詰めようとすると、どうしようもなく重苦しくなる可能性がありますので、一人反省会は避けることをお勧めします(経験者談)。カウンセリングやグループセラピーなど安全な場を活用されるといいかと思います。「理解」することで誤解がとけることもあります。また、「理解」ができると、次にそれをどう扱っていくのかを「選択」できるようになります。
もう少し極端なことをいえば、自分の何を嫌いかがはっきりしなくてもかまいません。毎日の生活の中でつい自分に向けている自分を否定する言葉に気がつこうとしてみましょう。そして、気がついたら、その都度自分を否定する言葉を自分に向けるのをやめていきましょう。
例えば、「最低」「ひどいヤツ」「なってない」「問題ばかり」「いない方がいい」「みんなの迷惑だ」「生きている資格がない」「弱い」「死んじゃえばいいのに」「人間じゃない」「ぜんぜんダメ」などなど、私達が自分を否定してしまう言葉は数々ありますが、それらを自分に向けているとしたならば、それをやめてあげてほしいのです。だって、そんなことを言われたら、すごく辛いでしょうから。
自分を好きになる方法のもっとも初歩的なものは、「自分を嫌わないこと」です。具体的には、自分を否定する言葉を自分に向けていることに気づき、それをやめることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。長年の癖になっている場合、何度も何度も「やめよう」と繰り返し練習してみてくださいね。
いつかあなたが「自分を好き!」と言えるときが来るよう応援します
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