こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。暑いですね。どうぞお体を大切になさってくださいませね。
お知らせ!名古屋の感謝祭で講演します。
『優しさこそ強さ~あなたの愛の大きさを知る~』というテーマでお話しします。ぜひ。会いにいらしてくださいね。
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さて、本題。
セックスレスのご相談はたくさんいただきます。
その焦燥感が辛すぎて、浮気や不倫に流れ、さらに心の痛みをためこんでしまうなんてことも起こります。なぜこんなに頭が痛いのか原因はわからないけれど、頭痛がひどい時は頭痛薬の鎮痛効果にすがりたくなりますもの。
どうしてそうなってしまったかは人それぞれですが、セックスレスで感じる一番の痛みは「さびしさ」ではないでしょうか。
今日は、「さびしさ」という感情から、セックスレスという問題を紐解いてみますね。
セックスがくれる最大の贈り物は「親密感」です。
肌と肌が触れ合うほどの親密感は、大人になれば、セックスをするような関係性でもなければなかなか味わえません。セックスは、心と心を委ね合える、そんな「絆」を確かめ合う身体のコミュニケーションです。
この「親密感」こそが、私たち大人が日常生活の中で感じているもろもろのストレスからくる心の痛み、例えば、孤独感や劣等感、無力感、無価値感、罪悪感、といったものを溶かしてくれる特効薬になるのですが、何らかの理由で、セックスから心と心の通い合いという要素が失せてしまうと、とたんにお互いの身体が快楽の道具にすぎなくなり、時間とともに飽きて面白くなくなってしまいます。
そうすると、セックスをしても感じるのは無意味感ばかりで、つまらないし、さびしい。いきおい回数も減りますし、ぞんざいになりがちなのではないかしら。
セックスで本当に欲しいのは「親密感」なのに、味気なさやさびしさを感じるとしたら、自然と行為そのものが遠のいてしまうのもわかります。
もし、セックスがコミュニケーションの形態の一つにすぎないとしたら、疎遠になっている(レスになっている)のは、セックスに限らないのではないかしら?
セックスレスを、男性として、あるいは女性としての自分の魅力がなくなったせいだとがっかりするのではなく、心と心の距離ができてコミュニケーションがとりにくくなった状態として理解して、自分のハートの中でパートナーに対して扉を閉じてしまったところはないか、見ていくことで、セックスレスにこめられたパートナーからの、あなたへのメッセージを受け止めることができます。
パートナーと親しい友達のように仲が良いので、一見、仲良しカップルに見えます。が、彼女は「レス」であることに心に穴があくほどさびしさを感じていて、でも、彼の方は家族だから「レス」も気にならないと言っているとき、いったい何が起こっているのでしょうか。
パートナーどうしは、同じ感情を感じていることが多いものです。
あなたは「レス」であることでこんなに「さびしい」。
なのに、パートナーはちっともさびしそうではない。
誘ってはくれないし、こちらから誘っても「疲れた」ですまされてしまう。
パートナーはどんな場面で同じようにこんなに「さびしい」と感じているのかしら?
あなたがパートナーに対して、言わずに我慢していることってありませんか?本当なら、相手にもっとわかってほしいこと、わがままを言いたいこと、泣きつきたいこと、助けてほしいことがあるのに、
「どうせわからないでしょ」
と決めつけていることってありませんか?
だって、さんざん言ってきたし。そのたびにスルーされたし。そう思って、もうわかってもらう努力をあきらめてしまったことがあるんじゃないかしら。これは知らず知らずのうちにためこんだ相手への怒りだし、そこでがっかりした分だけ心の扉を閉めていますから、パートナーは近づけずにさびしい気持ちを抱えていそうです。
あるいは、
「きっと重荷だわ」
と相手の大変さを慮って、自分一人で抱え込んでいる場合も、それが相手への思いやりでありやさしさかもしれないけれど、心の距離を作ってしまうので、相手は「さびしい」と感じます。
私たちは、心の距離があって、「さびしい」と感じると、それを感じなくてすむように、物理的にも距離をとりたいと思うものです。
「二人でいてつながれないのは、一人でいるよりもっとさびしい」
なんて言ったりしますね。
「さびしい」を感じたくないからセックスを拒むこともあるみたい。
いえ。「レス」であること以上に「さびしい」想いをしていることをわかってほしくて、セックスを拒むことだってあるみたい。ご本人は無自覚にそうしていらっしゃることが多いけれど。
表面的には、じゃれ合っているようでも、本音を言い合えないと、やっぱり「さびしい」ものね。
「わかってよ。もっとガチで向き合えないとさびしいよ」。
「レス」が、そんな、あなたのハートにアクセスできないパートナーからのメッセージを隠しもっているとしたら、あなたには何ができるかしら?
「レス」解消の道は、あなたのハートをどこまでオープンにできるかというチャレンジになりますよね。
そろそろ「場」をとりつくろうような会話だけに頼るのはやめませんか?
パートナーの本当の素晴らしさはどこにありますか?
それをあなたはどれだけ伝えていますか?言葉にしないと伝わりませんよ。
「今さら」なんて言い訳はしないでね。だからこそ、素直な一言が聞きたいものだから。
「恥ずかしい」としたらそれはとてもいいこと。だって、それは「隠したい」あなたの気持ちを伝えようとしているのだから。そんなかくれんぼしているあなたに、彼(女)は出会いたいと思っているはずだから。
パートナーが誘ってくれたらいいのに、って思っているとしたら、こんなにもパートナーを求める気持ちがあるなんて見せただけで「負けた気分」ですよね。勇気を出して負けましょうよ。それで「さびしさ」を超えられるなら。
パートナーの、男性としての、女性としての魅力を十分に感じて伝えられたなら、心の扉の奥に隠した「こんな私は見せられない」とあなたが思っている汚い自分やずるい自分、みっともない自分も見せる勇気を絞り出して。
この扉があくとき、信頼に裏打ちされた「親密感」が「さびしさ」を溶かすから、きっともう「レス」は「レス」である必要がなくなります。
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
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