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腹が立つものは腹が立つので、とりあえずやることだけは決めておきましょう

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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恋愛テクニック
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カウンセリングをしていすると、こういうお話を伺うことがあります。

「彼が浮気をしました」
「腹が立って、悔しくて、悲しくて、どうしようもなくて彼に、ひどいことを言ってしまいました」
「別れたくはありません」
「ネットで調べたり、本を読んだりすると、相手を責めれば責めるほど関係性が修復できないと書いてありました」
「でも、私はダメと書いてあることを全部やってしまっています」
「関係修復するには、相手を許すということが、大切だと書いてあるので、許そうと思うのですが、どうしてもできません」

怒ってはダメだ、相手を責めるのは逆効果であるとわかってはいても、浮気した裏切者に対しては、文句も言いたくなりますし、態度を改めろとも言いたくなります。
でも、関係性が悪化の一途をたどりだすと、「許す」ということに挑戦しようとする方も出てきます。

もちろん、すんなり許すことができればいいのですが、そう簡単にできるものでもありませんし、「許していいのか?」という思いも出てきます。

腹が立つものは、腹が立ちます。
悲しいものは、悲しいです。

ですから、そう感じることが悪いわけではないのです。
当然の反応ですからね。

「腹が立つ、でも責めると悪い結果になるようだ・・・」
となると、腹が立つという気持ち事態を必死で抑え込もうとするのですが、それは無理ですよね。
だって腹が立ちますからね。

この状態、私はいつもカウンセリングで、次のように説明します。

蕁麻疹になったことがあるかたは、おわかりいただけるかと思うのですが、あれって痒いですよね?
とてつもなく痒いです。
ですが、掻けば余計に痒くなり、蕁麻疹もどんどん広がっていきます。

ですから、痒いけれど掻かないということを必死で頑張ります。

このストレスは相当なもので、痒い→掻きたい→掻けば悪化する→我慢する→痒みはおさまらない→痒い・・・という具合に、ぐるぐる回りますね。
我慢しきれなくなって、掻いてしまうと、余計に痒くなり、蕁麻疹が広がり、そんなことをしてしまった自分を責める。

これとよくにたことが起こっているのです。

浮気をされた→悲しい→腹が立つ→責めたい→責めると悪化する→我慢する→悲しみや腹立たしさがおさまらない→責めたい・・・

蕁麻疹なら、病院へいけばお医者さんにお薬を頂戴できますね。
飲み薬や、塗り薬で痒みを止めることができます。

ですが、浮気された悲しみや、怒りに効く飲み薬も塗り薬もありません。

残念ながら、特効薬はありません。
でも、痒みがおさまらないときに、「痒くない」と思い込もうとしたって無理であるのと同じように、「悲しくない」「腹なんて立たない」と思い込もうとしても無理です。

ちなみに私たちの心は、「ない」というのが理解できませんので、「悲しくない」「腹なんて立たない」と意識しればするほど、悲しい気持ちや、腹が立つ気持ちが大きくなってしまいます。

そこで、どうせ感じるのであれば、意欲的に感じてみるという方法があります。

悲しみや腹立たしさを、相手にぶつけすぎてしまうと、関係性の改善が困難になってしまうことがありますが、悲しみや腹立たしさを感じてはいけないわけではないのです。

思いっきり泣ける映画を観て泣きまくるのも方法ですし、サンドバックを殴りまくり、腹立たしさを表現するのも方法です。

相手を目の前にして、感情をぶつけそうになったら、その場を離れましょう。
怒鳴り散らしたり、感情のまま悲しみをぶつけてしまうと、うまくいかない可能性が高くなりますが、その感情を抑え込むのは無理です。
ですから、あらかじめそうなったときに、やることを決めておくといいかもしれません。

怒りそうになったら、カバンを握りしめてジムに行くとか、散歩するとか(散歩コースも決めておくといいかもです)

みなさん、「やってはダメと書いてあることを、全部やってしまっています」と反省されるのですが、大丈夫です。
ほとんどの人は、やってしまうのです。
でも、やり続けてしまうと、関係性の修復が難しくなりますから、相手にぶつけそうになったらどうするか?を、あらかじめ決めることから始めましょう。

私がその昔にやったことは、以下の通りです。

◆その場をとにかく離れる
◆友達に電話する
◆近所を1週散歩する
◆トイレにこもって、お気に入りの唄を1曲小声で歌う
◆スーパー銭湯へ行く
◆目を閉じて、深呼吸を3回する

参考にはならないかもしれませんが・・・とりあえず、何をするかを複数決めておくのです。
その時々によって、できることは限られてくるかと思いますので、複数あるといいですよね。

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大門昌代の『あの時知りたかったよ』シリーズ はこちら>>> 

 

 


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