こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。マスクをかけていらっしゃる方をよく見かける今日この頃です。「花粉症は大丈夫ですか?」がご挨拶になっています。桜が咲くまであと少し、ですね。
まずは、お知らせから。お待たせしました!4月9日(木)にCS1DAYワークショップを開催します!
丸1日かけて自分を見つめ直してみませんか?こんなに素晴らしい自分がいたなんて!ってビックリしてみませんか?思い込みの檻から自分を解放してみませんか?もっと楽に、もっと豊かに生きていい。そんな根拠のない自信を手にいれるための<癒し>のワークショップです。心の大きさ、愛の深さに関心のある方、お待ちしていますね。
CS1DAYワークショップの詳しい内容はこちらです>>>>>>>

第3回【心理学サロン】『自分とつながり人とつながる』
日時:2015年4月23日(木)13:30~15:30
場所:東京・渋谷
2015年【心理学サロン】の詳細はこちらです>>>>>>

さて、本題です。
卒業式シーズンです。
日本人にとって、春は、一つの区切りの季節でもありますね。年度末で一旦1年を締めて、心も新たにまた歩き始める。振袖姿、袴姿の女性たちの華やかさは、出発の前に、これまでの自分をちゃんと承認して、見守り導いてくれた人たちとの関係性に感謝する、そんな特別な瞬間の美しさを思い知らせてくれます。
そんな季節だからでしょうか。私のもとにも、「別れ」と「出発」がテーマのご相談が多く寄せられています。
なかでも多いのが、先がないとわかっている恋を終わらせられないというご相談です。自分もしくは相手が既婚、もしくはお二人とも既婚者で、離婚してやり直すという選択になりにくいケースや、お互いに独身ではあるものの「結婚」や「家族」についてのヴィジョンが違いすぎていてこれ以上先に進めそうにないなど、二人で一緒に将来を描けなくて寂しい、しんどいと感じておられます。
最初は、ドキドキ、ワクワクが楽しくて、この関係性が永遠に続くのならそれだけでいいとさえ思ったのに、時間とともに自分の生き方が見えなくなり、まるで袋小路に迷い込んだような焦りと出口のない苦しさに苛まれます。辛くてもお互いを責めるしか、やり場のない怒りの持って行き場がなくなってしまうんですね。
そうなると「別れる」ことも、二人の関係性を変えるための現実的な選択肢として浮かび上がってきます。
何度も「別れよう」って思う。いつも頭の中に「別れなければ」という思いがあって、ちょっとしたことで「今度こそ」と思いが過る。
何度も、何度も、何度もそんな「別れなければ」「でも、別れたくない」「でも、別れなければ」の葛藤を繰り返して、それでも自分が幸せになりたいならそれしかない、とほぼほぼ心が傾いたとしても、まだ実行に移せない。そんなお話、とてもよく聞きます。


二人の関係性に先がないと分かっているのに別れられない。
愛も情もあるのはもちろんなのですが、それだけではなくて、罪悪感が二人をつないでいることもあります。
男性に多いのが、
「幸せにしてあげられなかった」、
「喜ばせてあげられなかった」、
そして、
「僕じゃない方がよかったんだろうな」
という気持ち。それでもやっぱり未練も執着もあるから、
「君は僕を愛していないんだろう」、
「やっぱり僕を捨てるんじゃないか」、
「僕を利用していただけだろう?」、
と、女性の罪悪感を刺激するような言葉が飛び出します。
そんなことは舌をかんでも言いたくない人たちは、そこまで執着しそうになる一歩手前で自分の方からつれなくして、女性を遠ざけたりします。ですよね?
この後に及ぶと、女性はストレートに相手の罪悪感にパンチを打ち込むのではないでしょうか?
「あなたのせいで婚期を逃したじゃないの!」、
「あなたがいらないって言うから子供を産むのをあきらめたのに、、、」、
「こうなるくらいなら、もっと若いうちにもっと甲斐性のいい男に乗り換えたのに!」、
・・・・・・・・・・・・・。
お互いを切り刻むような応酬が続くのに、別れられない。
なぜか。
それは、お互いに、相手を幸せにしてあげられていない、という罪悪感が強すぎて引き受けられないからなんです。
二人がうまくやれなかったことが辛すぎて、その責任を負いたくないのです。
二人とも、です。
だから、お互いに罪悪感の擦り合いを終えられない。別れの責任だけは引き受けたくない、のです。だから、相手が悪い、と言い続けるのです。
言い換えれば、それくらい相手のことを愛していたってこと。
二人とも、です。
だから、うまくやれなかった責任は辛すぎて負えないんです。
そんなとき、私は、「その罪悪感を引き受けてはいかがですか?」という提案をします。
それくらい、相手はあなたと別れたくないの。
それくらい、相手はあなたのことを愛したの。
それくらい、相手はあなたを幸せにできなかったことで自分を責めているの。
それくらい、相手はあなたと一緒に幸せになりたかったの。
それができなかったことが、とても、とても残念なの。
だから、最後に、
「私があなたを幸せにできなかった」、
「私があなたを愛し抜けなかった」、
とその罪悪感を引き取ってみて。それくらい愛し抜いてみてはどうでしょう?
愛し合いながらも別れるのは、本当に、本当に辛いから。
罪悪感の押し付け合いの果てに相手に自分を幻滅してもらおう、という戦略をとりたくなります。
でも、だからこそ、罪悪感を引きとって、罪悪感ではなくて「愛」でつながって別れを選択できたなら、いつかきっとまた違う関係性でご縁が回ってきそう。
だって「愛」ってそういうものだから。
そんな「愛する」心の力を応援したいと私は思うのです。

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