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その怒り、愛に変えてみませんか?

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こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。

今週は冬至と新月が重なるという19年に1度のイベントで幕を開けましたね。新しいエネルギーで生きると決めるには絶好のタイミングだからか、怒りの地雷が踏まれて爆発するような出来事もちょいちょいあって、なかなかエキサイティングな週になっています。皆さまはいかがお過ごしですか?

お知らせ!2015年最初のワークショップ@横浜のテーマは『自由』!

<昼の部>『自由に生きるための心理学~「自己愛」を応援する~』
<夜の部>『自由に生きるための心理学~感情のブロックをはずそう~』

心の自由を生きるということは、「我が儘」に生きること。「我が儘」に生きることは、あなたにしか大切にできないものをあなたが大事にする生き方。それは結局は「あなた」を存分に生きること。あなたが「あなたを存分に生きる」選択ができるように応援します!

日時:2015年1月18日(日)
   <昼の部>13:30~17:30 <夜の部>18:30~20:30
場所:KBC国際総合ビューティカレッジ内 B教室5F




さて、本題です。

皆さまはめちゃくちゃ怒ったことはありますか?
キレる、ではなく怒る。しかも激怒って感じ。

しっかり怒るということは、怒りの下にある深い悲しみをも感じる、ということ。

自分の想いを受けとめてほしいけれどかなわない。
自分の存在を見てほしいけれどかなわない。
そもそも自分は存在する意味があるのだろうか。

そんな深い孤独感と悲しみ、自分のちっぽけさや絶望と向き合うには心の成熟が必要です。

そんなものは感じたくないですから、

「アヤツがこんなことを言うからいけない!」
「裏切るなんて許せない!」
「なんて情けない男なんだ!」
「なんて面倒くさい女なんだ!」

と相手をワルモノにします。

そして、「かわいそうな自分」という被害者ストーリーを作ります。

不憫で、でも健気な自分という自己イメージをもつことでなんとか「私」を救おうという「心」の作戦なのですが、自分が被害者になると必ず相手を加害者にしてしまうのがこの戦略の問題点です。加害者にされて嬉しい人などいませんから。

「あなたのせいで私はこんなに傷ついたのよ~」という姿を見せられると、罪悪感を刺激されますから、フツーは、

「ふん、どうせ僕は(私は)ワルモノさ」

と距離をとるか、開き直ったようにますます「ワルモノ」らしく振る舞います。

本当は、相手に変わってほしくてうったえているのだけれど、かえって相手を追いやることになってしまうから、関係性って難しい。



そういえば、この間も、こんなことがありましたっけ。

「そろそろ帰るよ。ごはんをよろしく!」

とお互いに「帰る」メールをする習慣に私たちはなっていますが、どうやら彼からのそのメール、遅配だったよう。

たまたまその日は、彼も忙しかったのか、日中私が送った何通かのメールにも返信がありません。ものぐさな人なら、「いつものこと」とすませるのですが、とてもマメな人で用件を速やかに処理するビジネススキルには長けている人だから、一通ならともかく、何通もメールの返事が来ないなんてことはめったにありません。心配になります。しかも、いつもに比べて帰りが遅い!

「昨日、私の帰宅が遅かったから怒っているのかしら?」

「いや、それとも朝、寝坊して靴を磨きそびれたから機嫌が悪いのかな?」

などなど。

自分の罪悪感が、「相手はきっと怒っていて、私に寂しい、悲しい想いをさせようとしているに違いない」という被害者ストーリーを描いては、私が責められるべきポイントをあげつらい始めるのです。

こうやって、自分の中で自分を責め始めるとどうなるでしょう?

「帰る」メールを打ったつもりのダーリンがノーテンキにいつもより2時間強遅く帰ってくる、そのノーテンキな顔が許せない!

いつもなら顔を見れば、笑顔でキスの一つもして食事の用意にとりかかるものを、ドカッとソファーに座って動きたくなくなります。スマホでフェースブックかなんかやっちゃって臨戦態勢です。

ワケが分からず、「なんだよ。何があったんだよ?」なんてダーリンが言ってくれようものなら、どれほど心配したかを、

「どーせ、あなたは待ってるこっちの気持ちなんかわからない」

なんてめいいっぱい被害者になってイヤミを言い、相手を加害者に仕立て上げようとします。

私には怒る権利があるんです!って感じ。
でも、被害者になることで、相手を加害者にすることで、私が加害者になっているんですよね。

フツーはつきあいきれないって距離をとられますよね。
仕事帰りで疲れているのに勘弁してくれよって。

翌朝、行方不明だった遅配メールが届くのも、お決まりで。

とほほ。



でも、こんなに怒るってことは、どれほど相手への期待があるかの裏返しでもあるんです。どうでもいい人に対しては、こんなに怒らないから。無関心か、不愉快なら黙って距離をとりますね。

相手の存在が自分にとってすごく意味があるから、
自分の存在も、相手にとって意味のあるものであってほしいって思うから、
そうでないかもって不安になることが堪え難く感じてしまうんです。

だとしたら、ですよ。

この怒りの下にあるのは、相手の存在を慈しむ気持ち、愛、ですよね。

自分が相手にとって意味のある存在であってほしいというニーズの方にどっぷりハマると怒りと悲しみの痛みばかりを感じてしまうけれど、

それと表裏一体の、もっと大切な気持ちが、愛。

しっかり怒るのは、このニーズの痛みを燃やすため。人にぶつけるためではありません。
ただ怒りを感じて、この悲しみを燃やし切れたら、

愛が微笑む。

そのときは、とっても静かな涙がすべてを癒してくれるから。



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