こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。秋葉秀海カウンセラーと隔週で、金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。『カウンセリングサービス・みずがきひろみの心理学サロン』のお知らせ
4月、5月、6月、7月と4カ月連続して、みずがきひろみが平日のお昼に講座を担当します。「自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい」を合言葉に、月に1回、火曜日のお昼時に2時間、恵比寿駅近の会場で、カフェ気分でお茶を飲みながら、まったり語り合いませんか?最後に詳細をのせますので、是非、チェックしてくださいね。
さて、本題。
やきもちは「私は愛されない」という思い込み
やきもちは辛いです。いったん心の隙間に、「ひょっとしたら彼(女)は私よりもあの人にひかれているのかも、、、」という妄想が入り込むと、彼(女)の行動すべてが怪しく見えてしまう、、、。
いつもメールを入れても間髪入れずに返してくれるのに今日は返事をくれなかった。
私がブログを更新すれば必ずコメントをくれるのに、今日は覗きに来てくれない。
バレンタインにチョコをあげたのに、ホワイトデーにお返しがなかった。
土・日に私に会おうとしてくれないのはおかしい。
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こうなると、いっしょにいるときに彼が携帯をチラッと見ただけで、「怪しい!」です。
もしかしたら、とてつもなく忙しい日だったのかもしれないし、パソコンが壊れたのかもしれない。私はダーリンがホワイトデーのお返しをきれいに忘れる人だと知っているので、世の中にはそういう人もいるかもしれないと思うし、土・日に新たなお稽古ごとを始めたのかもしれない。繰り返しやっていたことをやらなくなる理由なんて百万通りもあるでしょう。その中には、単純に飽きてどうでもよくなった、なんてこともあります。(あなたに、ではありません。その行為そのものに飽きた、ということだってあります。)
「怪しい!」というフィルターを通してみれば、「そんなはずはないだろう」と自分でも思うようなストーリーを考えついてしまうから不思議です。
「あなた浮気しているでしょう?」
「この間、遅くなったのは怪しい」
と疑いをかけられ続けると、最初は何もなかったのに、しまいにはうざったくなって、「そんなに浮気、浮気というのなら、浮気してやるよ」とかえって相手を自分から遠ざけてしまうことだってありそうです。
どうしても相手の行動を追求してしまいがちですが、ここでいくら相手を詮索したところで、心に平安は訪れません。なぜなら、問題は自分の心の中に巣くった「私は愛されてないのではないか」という不安感にあるからです。まず「不安」ありき、なのです。その「不安」が安心を求めて証拠集めをするのですが、探しているのが「不安」を証明する証拠なので、こういう時に「安心」を示唆する事柄があっても、それはスル―されるか軽視されるのがオチです。
やきもちをやいているとき、あなたの敵はやきもちの相手ではありません。自分の心の中の「私は愛されない」という思い込みの方なのです。
「愛していない」という誤解がうむ罪悪感
人は、いろんな理由で、誤って「私は愛されない」と思い込むようです。誤った観念なのですが、何故か「私は愛されない」というストーリーは説得力があるようで、とても多くの人がこの思い込みに翻弄されるようです。
子供の頃、お父さんを見つけて駆け寄ったのに、お父さんはよそ見をしていた。
お母さんはいつもよその子の方をほめていた。
初恋の彼に「君の期待に応えられない」って言われてしまった。
「私は愛されない」と思い込むに足るエピソードはみんなたくさんお持ちのようです。確かに、大好きな人に期待を裏切られた悲しいエピソードばかりですが、よくよく聞くと、「どうも相手は愛していなかったわけではないのかも。別の事情があったかも」と思えてくることが多いです。
「私は愛されない」は誤解だったかもしれないけれど、期待が裏切られて傷ついたのはリアルです。悲しかったし、痛かったので、もう二度と同じ目に会うのはいや、と思うのも無理はありません。こういう時、心はいろいろな守り方を考え出します。その中に、「愛さない」という守り方もあります。「あえて相手に夢中にならない」と言った方が正確かもしれません。
どこか冷めていよう。
夢中にならないように、彼のダメなところに注目しよう。
そんな風に心にブレーキを踏んだことはありませんか?
傷つきたくないから、自分を守るために、自分の心がヒートアップしないように水をかけただけなのですが、「愛さないように」努力したことがとんだ副作用をもたらすことがあります。
「彼を『愛さない(愛せない)』私なんか愛されるわけないじゃない!」
かくして「私は愛されない」という誤解はいよいよパワーアップし、「信念」にまで高められたりします。
やきもちという感情を丁寧にひも解いていくと、「私は愛されない」という痛みや悲しみとともに、「私は(相手を)愛していない」という罪悪感が潜んでいることがあります。自分が十分に愛していないからよそ見をされて当たり前だ、という気持ちが、小さな出来事から「愛されない」ストーリーを妄想チックに創り出しては、やきもちという感情で自分を罰しているなんてこともあるようです。
「私は愛されない」は誤解ならば、「私は(相手を)愛していない」も怖れからくるごまかし。でも、傷つくかもしれないという怖れをごまかそうとすれば、罪悪感による「やきもち」というしっぺ返しに合う。
もう、素直に生きようよ。
期待が裏切られて傷つくこともあるかもしれないけれど、「好き」なものは「好き」って言おうよ。
だって、本当は、ただ「好き」って思いたいだけだから。
「やきもち」は、あなたが本当はもっと素直に「愛したい」と思っている、というサインなのかもしれませんよ。
『カウンセリングサービスみずがきひろみの心理学サロン~自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい♪~』
『心理学サロン』ではお一人お一人が「主役」です。毎回、テーマを決めて、みずがきが問題提起をします。心理学の考え方を使ったエクササイズやゲームをやりながら、どう考えたら、どう行動したら「幸せ」か、皆さんとごいっしょに探ります。
『心理学サロン』は4月スタートの4回シリーズ。偶数月はパートナーシップの問題をとりあげる『大人のパートナーシップ講座』、奇数月は「自分をもっと好きになる」ことをテーマにします。
毎回の講座の内容は、これから順次みずがきひろみのHPでご案内します。まずは、日程をチェックしてください!皆さまと知り合い、語り合えるのを楽しみにしています。
4月24日(火) 11:00~13:00 第1回 『大人のパートナーシップ講座・第1弾~「自立」と「依存」に見るパートナーシップの力学~』
5月22日(火) 11:00~13:00 第2回 『自分の中の「厳しい批判者」が「守護神」に変わるとき~自己愛を育む~』
6月12日(火) 11:00~13:00 第3回 『大人のパートナーシップ講座・第2弾~「期待」を手放すと「愛」がほほ笑む~』
7月10日(火) 11:00~13:00 第4回 『子供ごころに火をつけよう~クリエイティブに生きるコツ~』
場所: 恵比寿カルフール
料金: 3,150円+ワンドリンク(400円~)
(お好きなお飲み物を一つ注文して頂きます。)
持ち物:筆記具
いずれの回も限定20席です。近日中に予約を開始します。
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