東 京地区で、面談カウンセリング・心理学講座・講演を行う。恋愛・夫婦など男女関係、家族の問題、アダルトチャイルドの問題など、アドバイスと感情を癒すセ ラピーが人気。コラージュをとりいれたマインドマップカウンセリングも好評。資格は日本産業カウンセラー協会認定、産業カウンセラーとキャリアコンサルタ ントをもつ。(コラムの最後にQ&Aと、カウンセリング体験談、連絡先などカウンセリングのご案内があります)
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こ んばんは、清水三季央(しみずみきお)です。ついに11月ですね。都内では一足早く冬の雰囲気すら感じられます。皆さんの地域ではいかがですか?さて、今回も男女関係をよりよくするためのヒントとして、与えることについて、お伝えします。・・・・・・・・・・・・・・
◆与えるとは?
与えること、とは、相手や周囲の人のために愛を表現してあげることです。
具体例
挨拶をする、声かけをする、笑顔で話す、優しく話す、優しくする、話を聴いてあげる、気持ちに寄り添う、プレゼントをする、キスやハグをする、スキンシップをする、連絡をこまめに取る、デー トに誘う、リードしてあげる、率先して話題を提供する、Hに誘う、結婚の話題をふる、プロポーズをする、そっとほっておいて あげる、など、男女関係の場面に応じて、やり方はいくらでもあります。
これは、前々回にお伝えしました。
◆与える時に陥りがちなワナとは?
人が与えるときに、どのよ うな与え方をしたとしても、それはそれで愛の表現ですので、過ぎ去った出来事については、その時のベストを尽くしたと捉えて頂いてよいのですが、もしできるとしたら、相手が本当に求めている物事を与えると、相手には嬉しく感じてもらえます。相手が本当に嬉しく感じてくれると、こちらも受けとってもらえてよかったと、嬉しく感じられ、お互いがよりハッピーになるという結果につながるため、理想的です。
この時、自分が求めている物事を相手も同じように求めているのではないかと自分の都合で予想してしまい、実際に相手が求めている物事と、こちらが与えた事柄にズレができてしまうことがあります。これが与えるときに陥りがちなワナです。
例えば 人に何かを相談する時には、いつもただ共感して聴いてくれることを求める男性と、人に何かを相談する時には具体的なアドバイスを求める女性とのカップルがあったとしたら、その女性がその男性に相談をした時に、男性はただ共感して聴いてあげるという与え方をしがちになります。女性は具体的なアドバイスを求めていますから、女性が求めているものとは別のものを男性は与えてしまい、ワナに陥ってしまったと言えます。
自分の求めている事柄を基準にして相手に与えてしまうと、相手が求めている事柄との多少のズレができてしまう確率が高くなるんですね。
立場が逆になることもあるでしょうし、プレゼントの場面その他あらゆる場面で与えるという行為は登場しますからその分、ワナに陥る可能性があります。
さらには、多少のズ レがあるとしても、与えた側はそれなりに与えたつもりでいますから、受けとった側には喜んでもらいたいという期待を持ちます。受けとった側は求めていたものが得られないので、ス トレスをためることとなります。人によっては、一応は「ありがとう」と、嬉しいフリをすることもありますので、余計ストレスがたまります。
こうなると与えた側が相手に 期待した喜んでほしいという反応は得にくくなり、そのギャップに不満を感じてしまうこともあります。与えた側の自分がズレていたからこその結果なのですが、ズレていたことに気づいていないと不満に感じてしまうことがあるんですね。
そういう時に、さらに「折角聴いてやったのだからもう少し嬉しそうにしてくれても・・・」という発言をしようものなら、「こっちこそ具体的なアドバイスがほしかったのに、喜んで、ありがとうまで言ってあげたんじゃない・・・」となり、このやりとりで余計にお互いに気持ちのズレは大きくなってしまいますよね。
こうして、与えた時の少しのズレが関係性にズレを作り出してしまうことが多く見受けられるんです。これが交際や結婚をしている期間、たくさんの場面で、あらゆる種類の与え方が、幾度となく積み重なりますので、関係性が壊れるというレベルまで達してしまうことすらあるため、早めに気づいておきたいですね。
◆与える時のコツとは?
自 分側の欲求と相手の欲求とに違いがあるという視点を初めから持つように心がけるとよいですね。自分側がもっている隠れた欲求を無自覚ながら相手に押し付けてしまわないように、謙虚に一旦、相手に与える前に、自分を省みて確認するだけでもよいです。確認する感覚があるだけでも、偏見だけで行動してしまいにくくな ります。
偏見に陥らないようにするためには、相手が普段からどんなことを求めているのかということに関心を持って、相手が話すことをよく聴き、相手の行動をよく観察して、相手をよく理解しておくことが、助けになります。
当たり前に感じるかもしれませんが、当たり前がなかなか難しくもあり、大事な要素であったりするんですね。
◆終わりに
最 後までお読みいただき、ありがとうございました。与えるというシンプルなテーマですが、男女関係のみならず、人生のあらゆる場面に登場します。またご相談でも、婚活中の独身の方、既婚の方問わず、このズレが大きいと、ケンカや別れ、浮気、離婚など、関係が本当に問題に陥りやすいですので、ヒントにしてくださいね。わかりにくいところは、カウンセリングでご質問下さいね。
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