
こんにちは![]()

カウンセリングサービスの村本明嬉子です。
カウンセリングでよくあるお話。
「けんかすると、彼はすぐに『別れる』って言います。私の何がいけないんでしょう?」
こういうご相談を下さる方は大抵、
私の何が嫌なんだろう?
私の何がいけないんだろう?
と悩んでいらっしゃいます。
私の何が嫌なんだろう?
私の何がいけないんだろう?
と悩んでいらっしゃいます。
そんなあなたに目から鱗なお話。
彼は、あなたの何かが嫌だから、「別れる」と口にしている訳ではありません![]()

「別れる」を伝家の宝刀のように使う男性の多くは、深層心理に捨てられる恐れを抱えている事が多いんです。
男性版の見捨てられ不安ですね。
見捨てられ不安を持つ男性は、潜在的に「いつか彼女に捨てられる」と思っています。
常に、その恐れがあるので、水面下で捨てられる恐れは膨らんで、喧嘩や言い争いの場面になって、見捨てられ不安が発動すると、「捨てられる前に捨ててしまえ!
」というような心境で別れを口にしてしまいます。

想像してみてください。
あなたのすぐ側で巨大な風船が膨らみ続けて、今にも割れそうになっているとします![赤風船]()

その時あなたが手に針を持っていたとしたら。。。
自然に割れるのを待つより、自ら割ってしまいたいという衝動に駆られる人が多いでしょう。
自然に割れるのを待つより、自ら割ってしまいたいという衝動に駆られる人が多いでしょう。
これを恐れのコントロールと言います。
彼の「別れる」は、いつ言われるか分からない別れの言葉を、「言われそうだな」と感じた瞬間に言ってしまう恐れのコントロールなんです。
この話を聞いたクライアントさんは、大抵びっくりします。
そりゃそうですよね。。。
クライアントさん自身が別れの恐れを感じてご相談に来ていたんですから。
でも「彼の方がもっと怖がっている」という事が分かれば、彼に近づく方法が分かります。
そして、そこで求められるのは、あなたの母性とコミットメント
なんです。

***
とあるクライアントさんが「別れる癖」の彼に困ってご相談にいらっしゃいました。
(注:ご本人の承諾を得て掲載しています)
この話を聞いて、目を丸くしながらも「彼の事が分かった気がします
」と言って帰っていかれました。

後日、再びご相談に来られた彼女は、「彼との関係性が変わった」とご報告してくださいました。
いつものように激しい喧嘩の末、彼から「もう別れる
!」と言われた時に、彼女はとっさに「私は別れない
!!!」と怒鳴ったそうです。


「今までは『じゃあ別れようよ』と、売り言葉に買い言葉で返事をしていたんです。
だけど、とっさに恐れのコントロールの話を思い出して、思わず『別れない !』と叫んでいました(笑)」
スバラシイ!![]()

その時の彼は、急に勢いを失速してモゴモゴなっていたそうです(笑)
恐れのコントロールが効かなくて彼のペースが崩れちゃったんですね^^
そこから少しずつ、二人の喧嘩の深刻度合いが変わったそうです。
「いつ別れが来るか分からない」という状況から「喧嘩をしても仲直りができる」という安心感が育ったんですね。
そんな話をしてくださる彼女の顔も自分の力で乗り越えたという自信と安心感で輝いていました。
***
見捨てられ不安は、実は、こういった形で男性の中にもあります。
見捨てられ不安は多くの場合、恐れのコントロールとセットになっていて、コントロールしている本人もコントロールされている側も、結局振り回されてしまいます。
だけど、そこに恐れのコントロールが隠れている事を見つけるだけで、そのコントロールに乗らずに済むので、パターンが変わって、二人ともが救われます。
それは、ちょっとした視点の転換
なんです。

もしあなたの彼が「別れる癖」を持っていらっしゃったら、いつもと視点を変えて彼を見てみるといいかもしれません。
もちろん女性の場合も同じです。
二人の危機を乗り越えるヒントになれば幸いです![テレ]()
![十字架]()


村本明嬉子