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Channel: 恋愛テクニック
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私から「しあわせ」になる

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こんにちは。カウンセリングサービスみずがきひろみです。秋葉秀海カウンセラーと隔週で、金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。

立春を過ぎ、暦は春を迎えました。この冬は寒かったし、雪も多いので、店先に独活や蕗の薹を見かけると、なんだかほっとします。ゆっくりとではあっても季節はめぐるのですね。

皆さんにお知らせがあります。
4月、5月、6月、7月と4カ月連続して、みずがきひろみが平日のお昼に講座を担当します。名付けて、
カウンセリングサービス・みずがきひろみの心理学サロン

「自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい」を合言葉に、月に1回、火曜日のお昼時に2時間、ゆっくりと自分のこと、パートナーシップのことを心理学的な視点から話し合うサロンを開きます。恵比寿駅近のこじんまりとした会場で、カフェ気分でお茶を飲みながら、まったりと自分のことや大切な彼(女)のことに思いをめぐらせてみませんか?毎回テーマを決めて、みなさんとの対話を通して、あんな場合、こんな場合の心の処方箋を考えていきます。4月6月偶数月は、「大人のパートナーシップ講座」として、パートナーシップによくある問題をとりあげて、バッチリ解説します。幸せなパートナーシップを育てたい方のための、ヒント満載の実践的な講座となるはずです。近日中にみずがきひろみのHPに詳細をのせますので、是非、チェックしてくださいね!



さて、本題。

ドン詰まっているときは、二人とも「打つ手なし」と思っている

関係性が暗礁にのりあげているときは、誰しも、自分は無力だと感じます。

「浮気をやめてくれない」
「離婚してくれない」
「仕事や趣味にばかり時間を使って、自分と向き合ってくれない」
「住みたくない土地に住まなければならなくて、面白くない」

など、事情はもろもろあれど、つまるところ、

「助けてほしいのに助けてくれない」

と私たちは思います。それは、とても辛い気持ちです。惨めで悲しい気持ちになります。そして、その状況は、変わらずにずっと続くようにも感じてしまいます。

こんな時、例えば浮気をされている方は、「相手さえ浮気を止めてくれたら(問題が解決して幸せになれる)」と思うのに、浮気をする、しない、の決定権が自分にないことで「無力感」を感じます。幸せの決定権が全て相手に渡ってしまったように思うのです。

ところが、意外に思われるかもしれませんが、浮気をしている方も、自分にその決定権があると感じていないことの方が多いようです。「(妻が)別れてくれたら(問題が解決して幸せになれる)」、もしくは「(妻が)変わってくれたら(もっと自分を受け容れてくれたら幸せになれる)」と、幸せになるための条件は、相手次第だと感じています。

八方手を尽くしたけれど、もう相手にどうにかしてもらわなければ(助けてもらわなければ)、にっちもさっちもいかない、とお互いに思っている状況を私たちは「デッドゾーン」と呼びます。「助けてほしいのに助けてくれない」からもう助けてもらうこともあきらめているかあきらめかけている、という状態です。

ポイントは、お互いに幸せになる決定権は相手、もしくは他の誰かにある、と感じていることでしょうか。当該関係者の誰もが、他人に幸せの決定権があると思っているとき、物事は動きづらいです。

思い通りにならないことを受け容れる

こんなとき、私たちは、「いったん全てを手放してみて」とアドバイスすることがあります。この場合の「全て」とは、相手に対する欲求や期待、こうあるべきだといった考え、助けてもらえないことへの恨みや悔しさを指します。思い通りにならないことを、いったん受け容れるのです。

「愛して欲しい人に愛されない」、
「住みたいところに住めない」、
「やりたい仕事ができない」。

そのことをそのまま受け容れます。

悲しいけれど、そのときわかることがあります。それは、自分の筋書きで自分の望む幸せを相手にかなえてもらいたいときに、幸せの決定権が全て相手に移ってしまう、ということ。そして、相手も相手の筋書きで相手の望む幸せをあなたにかなえてもらいたがっていた、ということ。だから、お互いに幸せになかなか手が届きません。

私から幸せになる

相手には相手の筋書きや望む幸せがあると認めて受け容れることは、全面的に相手の言うとおりにする、ということでは必ずしもありません

もともと望む幸せも、その幸せへの筋書きも、二人ですり合わせていっしょに作り上げていくはずだったものが、いつの間にかすれ違って、違う夢を見ていたのですから、いったんサラに戻す勇気が求められるのです。

そして、今、残念ながら思い通りにならないことを受け容れた上で、自分にできる範囲で、自分のおかれた状況の中でどう幸せになれるかを探ります心のアンテナを「ないもの」や「できないこと」から「しあわせ」に向けていきます。少しずつですが、小さな「しあわせ」のかけらが見つかります。それは、大好きな景色や、ちょっとした人とのやりとりの楽しさといった他愛のないものかもしれません。でも、そんな小さな「しあわせ」のかけらが次々とあなたの心を満たし始めると、あなたは「しあわせ」の空気をまとうようになります。それは、人に、あなたのそばにいたい、と感じさせるような空気です。自分から幸せになる、と決めたところから、新しい流れが始まります。

本当は、幸せになる決定権はいつも自分の手の中にあります。
自分の手の中にある力に気づいて、幸せの発信源になることができたなら、大切な人を幸せにする途も見つかりそうです。



みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。

みずがきひろみの毎日、好きなものについてつぶやいています。




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