
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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男性にとって誰かの役に立つというのは、とっても重要なポイントのようです。
もちろん女性だって、誰かの役に立ちたいという願望は持っています。
でも、女性が思うよりも男性は、女性の役に立ちたいと思っているようなのです。
『私できな~い』と言って、男性に何でも手伝ってもらっている女性っていますよね。
そういう女性を見て『私には、あんなことできない・・・』と思っている女性も結構多いと思います。
私自身がそうですが、可能な限り自分ができることは自分でやろうと思っています。
ですから、いくらか弱い女性がモテると言われても、『それは私のポリシーに反する!』と思うので、『私できな~い』とは、口が裂けても言えません。
でも、頑張り過ぎて、何でもできてしまうと、男性は『俺のお役立ちポイントはない』とばかりに、お役に立てそうな『私できな~い女子』のことろへ行ってしまいます。
もちろん全ての男性がそうであるという訳ではないです。
人間ですから、得て不得手というものがあります。
人間、完璧にできないことだらけのはずです。
例え出来るのだとしても、そこにはすごい努力や頑張りがあったりするものです。
不得意な事も、頑張って努力してやっている人ほど、『できな~い』と簡単に口に出して言う人に対してムカついてしまいます。
ですが多くの男性は、女性の『できな~い』に対して、『うしっ!!俺が役に立てるチャンスがきたぞっ!!』と思うようです。
ただし、これには女性側の年齢というものが、多少関係してきます。
『どうやって書類整理したらいいかわからない。私できな~い』と新入社員の女の子が言っているのは、『じゃ俺が教えてあげよう!』となるかもしれませんが、入社10年のベテラン女性が同じことを言うと、『そんなこともできないの?』と言われてしまいます。
これはいたしかたないことですね。
男性に対してだって同じ反応をしてしまいますよね。
簡単にできることは、やってもいいのですが、自分の不得意な分野や、努力や頑張りが必要なことぐらいは、お願いしてみると喜んでやってくれる男性は、結構たくさんいるのです。
私の場合ですと、車の運転は上手にできるのですが、方向音痴なので、ナビがあっても道に迷ってしまいます。
ですので、初めていく場所へ迷子になることなく到着するには、かなりの努力が必要となります。
そんな時には、『方向音痴なので、道案内して欲しい』とお願いするようにしています。
お願いすることで、お役立ちポイントを作っていくのですが、時と場所は選びましょうね。
お仕事では頑張りや努力が必要ですし、相手が忙しいときにお構いなくお願いごとをするのは、ちょっと考えものですからね。
役に立たせてあげると男性は、『俺ってすごいじゃん』『俺って必要とされてる』とか思うわけです。
まして、普段は何でも一人でやってのけるしっかりものの女性に『荷物持ってくれると助かるな~』などと言われると、男性は俄然やる気になるものです。
『幸薄い女』や『病弱な女』に男性が弱いのは定説ですね。
不幸な女の人を幸せにするということや、病弱な女の人を支えることは、男性にとっては、究極のお役立ちポイントなわけで、『必要とされている』『俺がいなきゃだめなんだ』と思うことができるポイントなのです。
とは言っても、最近では社会情勢が変化してきていますから、自分自身の生活が不安で『幸薄い女』や『病弱な女』を支える自信が持てない男性も増えてきていますけどね。
わざと幸薄い女になる必要もありませんし、病弱を装う必要もありませんが、男性に『必要とされている』『俺がいなきゃだめなんだ』『役に立っているな』と感じさせてあげることも、テクニックとして持っていてもいいかもしれませんね。
男性の役に立ちたい願望を、満たしてあげるのです。
この反対に、男性の役に立ちすぎると、お母さん役のようになってしまいます。
気がきく、細やかな配慮というのも大人として大切ですが、やり過ぎてしまうと、面倒を見てくれるお母さんになってしまいますので、注意が必要ですね。
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