こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。鬱陶しいお天気になりがちな梅雨時、つい悶々とふさぎこんでしまう方も多いかもしれません。いつもより少し時間にゆとりをもたせて、まったりを楽しむつもりになれるといいですね。
まずはお知らせから。7月6日(日)ワークショップ@横浜のテーマは「流れに乗る」!「運気」に乗るために、あなたのこれまでの人生を徹底的に肯定してみませんか?根拠のない安心感ほど力強いものはありません。人生を変えるのは「勇気」だと言います。わからないけれど「やってみよう」「乗ってみよう」「委ねてみよう」、そんな勇気を自分の中に見つけたいと思う皆さまとの出会いを楽しみにしています。

さて、本題です。
きっとこの彼は「手放し」た方がいいんだろうなぁ。
彼も幸せではないし、私だって決して幸せではない。
それなのに未練が尽きなくて、やっぱりしがみついてしまう。
この仕事は、私に向いていないことはわかっている。
うまくいかないし、そのことで叱られるのも苦痛だからやっていて楽しくない。
だから、いつかはきっと辞めると思っているのに、辞められない。
カウンセリングサービスのブログを読めば、「手放す」記事ばかりが目にとまる。そうした方が自分にとっても幸せなのかもしれないとすら思う。
でも、しがみつかずにはいられない。
しがみつけばつくほど、
彼は自分を疎む。
職場は自分を冷ややかに扱う。
そのたびに、
傷つき、絶望するのに、
それでもまたかすかな希望を抱いてしまう。
やっぱり手放せない。
そんな「手放せない」自分に嫌気がさして、
つい自分を「決められない」優柔不断なヤツって責めたくなる。
未練がましいことを言わずに、
さっさと別れてあげるわとばかりに立ち去れる人や、
「私を裏切るなんて!」と相手を追い出せるような人のかっこよさに比べて、
私ってなんてウジウジしているのかしら、って情けなくもなる。
「これは自分に向いていない。もっと自分が役に立てる仕事を選ぶよ」、
さわやかに負けを認められる人は眩しくさえ見える。
わかっているのに「決められない」、「動けない」。
自分で決断を下して、自分の人生のために動く勇気を持てないのは、自分を信頼できない、つまり自信がないから。
自信といっても、そんな大層なことができる必要はありません。私は、根拠のない自信こそ無敵だと思います。
「わからないけど、きっと大丈夫」。
「わからないけど、なんだかできそう」。
「わからないけど、多分、困ったら誰かが助けてくれるんじゃないの」。
そんな根拠のない楽観主義が、人生を動かしてくれるのです。
そして、そんなお気楽な私になるためにできることといえば、
自分を恥ずかしくてイヤになるくらい、
褒めて、
褒めて、
褒めて、
褒めまくること。
「あそこで転んだけれど、泣かなかったもんね」、
「あのときはしくじったけれど、みんなに助けてもらって大事にはいたらなかったし」、
「そこもドジったけど、謝り倒してつっきったっけ」。
挫折や失敗の数を数えるか、それにもかかわらず今、ちゃんと生きていて、うまくいかないことを嘆き悲しめるほどに希望を失わずに頑張っている、
そんな自分の、
逞しさ、
しぶとさ、
我慢強さ、
健気さ、
そして、きっとそれもこれも誰かを笑顔にしたいから、という
優しさ、
愛の深さ、
を見ましょうよ。
ダメで、情けなくて、ショーモナイように感じられた私だって、捨てたものではないでしょう?
かじりついてでも生きてきた。
ただ、それだけで価値があるし、美しい。
カウンセリングでお話を聞いていて、いつもそんな人の心根の優しさに感動します。お話されている方は、ご自分では全然気づいていらっしゃらないようなのですが。
愛する人や、憧れだった職場からNOをつきつけられれば凹みます。
NOを受け容れるのに七転八倒します。
時間がかかるのは、それだけその人やその職場に愛着を持っていたから。
納得のいくまで時間をかけていいと思うのです。
たくさん、
「そんなのイヤだ。私はあなた(この会社)が好きなのに」って、いっぱいダダをこねたっていいと思います。
そのダダをこねることで、自分の本心がわかるから。
自分が本当にしたかったこと、自分の想いが見えてくるから。
「手放す」のはそのあとでもいいと思うのです。
それだけ大好きなものを手放すには、それだけの勇気と、
その勇気を支える大きな愛が必要だから、
そんな大きな愛を育む時間も必要なのかも。
「決められない」ときは、あえて決めなくていいのです。
それよりも、自分をいっぱいいっぱい承認してあげてくださいね。
あなたの中の大きな愛がうっかりと顔を見せられるように。


カウンセリングサービス心理学ワークショップ@横浜
<昼の部>『人生の流れに乗る(1)~信頼が「運」を引き寄せる~』
<夜の部>『人生の流れに乗る(2)~クリニック編・サイド・ブレーキをはずそう~』
日時:<昼の部> 2014年7月6日(日)13:30~17:30
<夜の部> 2014年7月6日(日)18:30~20:30
場所:かながわ労働プラザ
料金:<昼の部>5,400円/<夜の部>3,240円/<昼・夜両方>7,560円
ゲストカウンセラー:清原小夜子、近藤あきとし、沼田みえ子、松尾たか
みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。
みずがきひろみの毎日、好きなものについてつぶやいています。