みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス の大野愛子 です
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と
共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
彼、すごく仕事人間なんです。
デートの回数も減っているのに、この前は当日ドタキャンでした。
わたしはそろそろ将来のこととか考えたいのに。
「これからのことを話したい」って言ったら、「今は仕事が忙しいから」って、
なんだかはぐらかされたような気がしたんです。
このまま先がないんだったら、
もっとわたしを見てくれる人を探そうかとも思うんです。
こんなわたしはどうしたらいいでしょうか?
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忙しい男性と付き合う女性に多いご相談事例です。
シゴト、しごと、仕事。
仕事という3文字で、デートをドタキャンされたり、
大切な記念日をお祝い出来なかったり。
これじゃ付き合っているって言えない!
だって、ひとりでいるのと変わらないもん!!!
って、言いたくもなりますよね。
えぇ、わかりますよ。
ひとりぼっちでさみしくて、なんのために付き合っているのか、
わからなくなっちゃいますよね。
◆こんな時に女性側が感じている気持ち
本当に仕事なのかなぁ?
わたしと会いたくないから、仕事って言ってる?
もしかしたら、わたしってうざいと思われているのかも?
わたしが知らないだけで、職場で他に好きな人が出来たとか?
いくらでも書けるのですが、まぁこのあたりで・・・
女性のみなさんなら、「うんうん。わかる!」という感じですよね。
こういう時の妄想って、どこまでだって広がります。
考えないようにすればするほど妄想が追いかけて来る。
苦しいんですよね、こういうの。ホント、苦しい。
だから、思っちゃうんです。だから、聞きたくなっちゃうんです。
「もう、わたしのこと好きじゃないんだよね?だったら、別れた方がいいよね?」って。
そう聞きたくなる気持ちはわかるのですが、これは典型的な自滅のパターンなんですよね。
わたしって迷惑な存在なんでしょ?と思うから、そう聞きたくなっちゃう。
でもその前に、ちょっとでいいから、知っておいて欲しいことがあるんです。
◆知っておいて欲しいこと
(1)男性の「忙しい」という言葉の意味について
女性の発想の中では、「いくら忙しくても、メールひとつ、電話一本、
たった2時間わたしとお茶をする時間もないの?」って思うわけです。
それぐらいの時間作れるでしょ?と思うわけです。
女性だったら、どんなに忙しくても彼のためなら時間を作りますから。
でも、ちょっとだけ知っておいて欲しいのです。
男性の言う「忙しい」という言葉の意味は、
「仕事以外に目を向ける余裕がない精神状態」であることも多いのです。
たとえば、大きなプロジェクトを抱えているとか、責任のある立場を任されているとか、新しい仕事に取りかかっていて覚えることがたくさんあるとか。
精神的に余裕がない。
いっぱいいっぱいな状態のことを、忙しいと言っているのです。
現実的に時間が「空いている、空いていない」ということだけではないんです。
(2)仕事モードという状態について
仕事以外に目を向ける余裕がないんだったら、わたしに勝ち目なんてないじゃん!!
・・・って、ガッカリさせたら申し訳ないです。ゴメンナサイ!
ですが、「僕だって、仕事よりもキミが優先だよ」って、彼が仕事を辞めちゃったらどうします?
「キミとずっと一緒にいたいから、明日から会社に行かないよ」って言われたらどうします?
困りますよね・・。
男性の場合は、頭の中が完全に仕事モードになってしまうことがあるんです。
ちょっと時間が出来たとして、会社の同僚と飲んで帰るようなことはあっても、
そこの2時間を「じゃぁ、彼女とお茶でも」ってならないんですね。
ええ?どうして?
仕事モードからいきなり恋愛モードには切り替わらないから、です。
今はそういう気分じゃない。
ひとりにしておいてほしい。
これ男性に多いセリフですよね。
これも仕事以外に目を向ける余裕がないという状態なんです。
だから、こういう時には、彼女からの依存モードなメールには返信がないことが多いかも。そのあたり、ちょっと考えてみる余地ありそうですよ。
女性だってバリバリ仕事しているとき、こういう状態になります。
ただ、女性の方がモードの切り替えが上手いだけなんです。
(3)男性にとっての仕事とは?
男性って、責任を果たすことで愛情を示すってご存知でしたか?
日本のお父さんって、その典型ですよね。
稼いで家族を自分の力で養う、それこそがお父さんの愛情の示し方なんです。
お父さんにならばそれが理解出来るのに、
それが彼氏となると「わたしをほったらかし」って文句を言いたくなる。
そんなあなたは、子供の頃からちょっとさみしかったのかもしれませんね。
わたしよりもお仕事なんでしょって。
彼だけでなく、お父さんにも感じたことがあるのかも。
遊んで欲しいのに、遊んでくれない。
そういうことがたくさんあったのかも。
あぁ、そういえば、
お父さん達が、赤ちょうちんで一杯ひっかけて帰る。
あれだって、仕事モードから家に帰るモードに切り替える儀式のようなものかもしれないですね。企業戦士からパパに戻るために。
そう考えてみると、あの酔っ払いのお父さん達を、少しだけやさしい目で見られるような気がするから不思議です。
そして、大切なことなのでもう一度書きますね。
男性は、責任を果たすという形で愛情を示すことがとても多いです。
まだまだお話したいことがあるのですが、思ったよりも長くなっちゃいました。
続きは、次回お届けします。
次回の大野の担当は、5月8日(木)です。
お待たせしてすみませんが、よろしくお願いします。
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