こんにちは。
カウンセリングサービスのみずがきひろみです。
春が待ち遠しい~、でも花粉は辛い~。季節の移り変わりの時期は、お天気ばかりでなく体調も心も不安定になりがち。こういう時は、いつも以上に「自分に優しく」を心がけたいものです。お知らせ!3月20日(木)の【みずがきひろみの心理学サロン】は「ヤキモチ」を考えます。つらいですよね、ヤキモチ。あの人が羨ましい!キーッ!あの才能が妬ましい!そう悔しがる時間があるならもっと生産的なことをすればいいのに、頭も心もそのことばかり。どうしてそうなっちゃうのでしょう?対策はあるのでしょうか?ご一緒に考えてみましょう。

外見や地位といった人の「ハード」の部分だけで恋を成就させようとしても、恋はなかなかうまくいきません。心のつながりといった「ソフト」面を大事にできないと幸せな恋愛にならない。これ、当たり前ですよね。ところが、私たちの心は案外このことを簡単に忘れてしまいます。
「僕、◯◯会社の課長(部長、社長)なんだ」、
「僕、たくさん店を出しているんだよ」、
「僕、かっこいいでしょう?」(言わないまでもこれ見よがしに、
と高価な時計をチラチラさせるような人、いますよね。女性からすれば、
「私をお金で買おうっていうの?」
って思わずムッとしたくなる感じ。なんだか自分がモノのように扱われた面白くなさがあります。
もちろん、女性にもこのタイプっています。話は古いですが、
「結婚相手は三高(収入高、学歴高、背も高い)じゃなくちゃ」
と思ってしまうのもお相手を「モノ」扱いしている点では同じです。そういえば、
「アッシー君」
なんて失礼な言葉もありましたっけ。ブランドもので身をかためて、
「私って高価な女でしょう?」(言わないけれど)とアピールするのもひょっとしたら自分を「モノ」扱いしているところがあるのかも(←あっ、これ私のこと?)。
自分でも気がつかないうちに、パートナーや恋人候補を「モノ」のように見ていることは多々あります。そればかりではないにしても。
また、自分を「モノ」のようにスペックをチェックしては自己嫌悪に陥って悩む、というようなことも私たちはやりがちです。
自分を含め、人を「モノ」扱いしてしまう、表面的なところで勝負しようとする裏には、内面をさぐられたくないという気持ちが働いていそうです。
そこには「わかられたくない」「知られたくない」ほどの痛みが隠れていることも。
「わかるはずないよ」。
「だって、今まで誰もわかってくれなかったじゃない」。
「口ではわかるって言ったって、これまでに誰も助けて(愛して)くれなかったもの」。
そう。
本当は、
「わかってほしい」し、
「助けてほしい」し、
「愛してほしい」けれど、
これまでにあまりにもがっかりした経験があると、そんな想いすら押し込めるしかないように感じます。
「わかってもらえる」、
「助けてもらえる」、
「愛してもらえる」
という希望をもつことの方がしんどいから、自分がそんな期待をしなくてもいいように生きることを選びます。
でも、これって「孤独」への道、まっしぐらの選択です。
最初から、
「わかってもらえない」、
「助けてもらえない」、
「愛してもらえない」
という前提でしか人と関わらないから、人を当てにすることはないし、仮に近づいてくる人がいても、自分が「期待」してしまうことが怖いので、どうしても警戒して距離をとりたくなります。
深い孤独の中にいるとき、人の愛にふれるのはかえって痛いこともあります。
「希望」とか「期待」がかえって辛い。
だから、愛をもって近づいてきてくれる人に、つい攻撃してみたり、反発してみたり、そこまではっきりとした反応でなくてもそっと距離をとりたがる人はたくさんおられます。
孤独なハートにとって「慈愛」は一番欲しいもの。
そして、一番欲しいものなだけに、つい喉から手が出そうになるのがとても怖いのです。
コントロールが効かなくなるくらい欲しくなっちゃいそう。
そうなってしまうことがとても怖いです。
そうしてまた失うのは耐えられないように思います。
でも、もしも、もしも、手に入ってしまったら?
もう今までの突っ張った自分ではいられなくなりますね。
「わかってもらえる」し、
「助けてもらえる」し。
「愛してもらえる」から。
なんだかそれもどうにもこっぱずかしく、これまでの自分が溶けて無くなりそうで怖い!
何にしても。「慈愛は怖い!」のです。
一番欲しいものなのに!
そんな人に近づきたいと思ったなら、その人の「怖さ」を大事にしながら、できるだけ軽やかに、がおススメです。
軽やかに、まるでぶつかり稽古をするように、何度も何度もコンタクトをもってお互いに「慣れる」ことが安心感を作ることが多いようです。


第2回目のテーマは「嫉妬」。「ヤキモチ」はとても辛い感情です。でも、それはあなたが何かを本当に「欲しい」と思っているサインでもあります。「嫉妬」という魔物を乗りこなし、自分の才能の開花に結びつけられたらいいのに。そんな想いでお届けします。どうぞお楽しみに。
第2回【心理学サロン】「嫉妬という魔物に出会う」
日時: 2014年3月20日(木) 13:30~15:30
場所: 渋谷区総合文化センター大和田 学習室2
料金: 3,150円
ゲストカウンセラー: 近藤あきとし、嶽きよみ、松尾たか
* 2歳未満のお子様は同伴できます。
* 講座終了後に自由参加のお茶会を予定しています。ご都合がつきましたら、こちらにもご参加下さいませ。(実費別途負担)