2週に1回、池尾カウンセラー と記事を担当しております、小川のりこです。
7歳の我が愛息子、たっちゃん(龍月:たつき)の授業参観に行ってきました。いやあ、息子に関わる行事は本当にいろんなことに気づかされるものです。今回の参観日は、 ”3学期のめあてと自分で作ったかるた” を親の前で披露するのがメインでした。 3,4人ずつ前に出て来て、
① 3学期のめあて
② 自分のかるた
を、ひとりひとり発表します。
どのクラスでも起こることかもしれませんが、こういう時、恥ずかしそうに、もじもじと、前に出ることすら出来なくて、うつむく子が数人います。
でもね。皆いつまでも待ってあげるんですよね。
誰も文句は言わず、にこにこしながら、彼が話せるように肩をぽんぽんと叩いたり、手をつないであげたりして・・。見ている皆も小さく、「がんばれー。」という子も何人かいました。
子供って大人がするには難しいことをたくさんしますね。
大人になると、世間では何かと言われることが多いと思います。
「早くしろよ。」
「何黙ってんの?」
「何か言ったらどうなんだ。」
知らん顔しているのではなくて、ただ分からなかったり恥ずかしかったり…。大人になると、『待つ』ということが難しくなっていきます。それは、急かされたり時間に追われたりすることが多いからなんでしょう。仕方のないこともあるけれど、なるべくはこういった子供たちの行動を見て、学んで行きたいと思います。
では、今回の記事です。
昔と比べて、今はカウンセリングに対しての敷居が低くなり、多くの方が利用してくれるようになりました。とても嬉しいことです。
私もまだやれるかも。
やってみよう。
しんどいけど、このままにしたくない。
そう思われる気持ちからだと思いますが、ご自身の”問題”だ・・・と思われていることって、やはりほとんどが人に対するお話ですから、ここに向き合って解決していきたいというのは、


がないと、決して出来ないことだと思っています。
カウンセラーや、友人など、誰かにそれを話し出すと、今まで我慢されていた人ほど、いっぱいいっぱい話したくなりますね。そして、
あれも、これも、それも・・・。
彼とも、家族とも、友人とも、会社の人とも・・・。
となっていき、
私は問題だらけだぁぁ~!!
ってなってしまいがちです。
いい意味での 欲 が出てくるんですよね。
あれも、これも全て解決したい!
って。自分が一番手が出しやすいことから始まって、とても長年持ち続けてる深い悩みまで、全て頑張ろうとされるんですね。
でもちょっと待って。
あれも、これも解決する。
これって、よ~く考えたら、
私があれもこれもしなくちゃならない!
って感じがしません?
ご自身のことではなく、恋人のことや、親のことや、友人のことなど、話されている方本人が、直接かかわることではないのに、身近に感じると、なぜか、
私がやらなきゃ・・・!
モードになってしまう方も多いです。
あれもこれもそれもぜーーーんぶ私が・・・!!!
自然と話されますが、でもどこかで感じますね。
ちょっと待て(-"-)
なんで私がやんの!?
何で私がやんなきゃいけないわけ!??
って。
実は、その思いは正解です。全てをあなたがする必要はないんですよ。でも関係者だと、相手が動かない限りはこっちが動いたり考えたりせざるを得ないことが多いのも確かです。
そんな時はね。
私たちはつい、その問題の解決方法をすごくすごく考えてしまいがちです。誰かと話していても、つい、アドバイスを求めたくなります。
でもね。
その問題に触れる前に、私たちカウンセラーとしては、やって欲しいことがあるんです。それは、
今その問題に向き合おうとされているあなた自身のことを考える
ということ。
例えば、旦那様と何だか最近上手くいかない。
会えば言い合いばかりで、きちんとしたコミュニケーションが出来ない。
そんな時、相手に対してどう出るか、どう動くかということが知りたくなります。
もちろん、実際のカウンセリングの現場では、その方法もその人その人の状況に合わせたやり方をお伝えしますが、ハウツーというものは、その場は一度出来たとしても、応用が利かないんですよ。
じゃあ、次の日は?
じゃあ、こういう時は?
その都度その都度方法を聞かなきゃならなくなります。
だから、それよりもね。
問題とする相手とのコミュニケーションを考える前に、行動も気持ちもあなたご自身に向けてあげる
というやり方を取った方が、応用が効くようになってくるんです。
旦那様と言い合いばかりだとしたら、ハウツーを教えたとしても、自分がなぜしなきゃいけないの?という腹立たしさや、辛さが先行して上手く行かない場合がほとんどです。だとしたら、
彼とのコミュニケーションという実際の問題はまずは少し横に置いておきます。
そして、今自分はどんな思いで毎日過ごしているのか。
最近の私は自分のことをちゃんと見てあげているか。
自分のこころ(本音)を、自分自身でちゃんと分かってあげているか。
彼のことばかり考えるのでなく、この状況でも自分が頑張っていることをちゃんと認めてあげているか。
など、彼ではなく、
(^◇^) 自分 (/・ω・)/
に焦点を置いてあげて欲しいんです。
そしたらね。
どれほど自分が相手とのことばかり考えて行動、言動しているかに結構気づきます。そのこころの奥で、自分がどれほど頑張って、どれほど自分のことを放置していたか分かります。
もっともっと、ご自身に目を向けてあげて欲しいの。
例の場合だと、それでも日々言い合いは続くかもしれません。でもそんな辛い状況であるならば、尚更ですね。
彼はどうして・・・!
ではなく、
こんなこと言われちゃった。
それでも私こんなこともしたよ。言いたい放題言われたけど、我慢してたよ。それってやっぱり今以上争いたくないから、私頑張ったんだと思う。
そうやって、自分にフォーカスしてあげて。
実際のカウンセリングでも、彼はどう思っているか・・・でなく、こんな時はあなたはどうしたか、あなたはどう感じたか、あなたは本当はどう思っていたのかなど、ご相談して下さる方の感情を中心に、あらゆる角度から聴いて行きます。
そしたら、気付くの。
自分の魅力や、自分の努力、自分が誤解してたことなどね。
それに気づくたびに、少しずつこころが楽になり、余裕がうまれて来ます。
そうすると、言い合いになると、いつしかこう感じるようになれるの。
「ああもう、またいつもと同じこと言うんだなぁ。まあいいや。今日は言うだけ言わせて黙っとこ。」
「いつもなら、反論するとこだけど、今日はまあいいや。」
って。
そういう行動は、相手にはちゃんと伝わるものです。
「あれ? いつもならもっと食ってかかってくるはずなのに・・・。」
「あれ? 黙ってる!? なんで?」
「俺が言い過ぎたから、実は超怒ってる??」
相手がこちらの方に意識を向けてくれるようになって来ます。
そして自分だけが言うわけにもいかないので、あなたと言い合いになったときも、激しさは減少していくものです。
それは、あなたがご自身のことをちゃんと見てあげて、自分を楽にしてあげると、その変化に相手も自然に対応を変えてくれる
というやり方です。自分が楽になればなるほど、関係性は変わっていきます。
これは、今問題と考える相手だけではなく、その他の人にも同じような効果があるの。
彼ともだけど、お母さんや、会社の人とも・・・。
という場合は、彼だけでなく、お母さんにも会社の人にもあなたが楽になった分、周りはその変化を感じて、少しずつ対応を変えて行くようになります。もちろん、それは相手が勝手に変わっていくことです。こちらは


それでいいんです。
その時に、がっつりとハウツーをお試しあれ。
めっちゃ上手く行くものです。
例で言えば、こんなふうに伝えます。
「じゃあ、今度彼がいろいろ言われたら、特に優しくしなくていいから、 ”素” の表情で彼の顔をじっと見たまま、淡々と頷いてあげて。大丈夫。文句をいっぱい言う時って、相手はこっちの顔はあまり見ないから。でもじーっと見られている視線は感じるような距離にはいてあげて。そして、相手が話し終わったなーと思ったら、事務的にで構いません。
「うん。分かった。」
と言って見て。
言ったら、後はすぐその場を去るか、視線をはずして他のことをするかしてごらん。後は彼がどうでるかは放置。多分その後向こうがいろいろ考えるよ。
というようなことを伝えます。
自分がイライラしていっぱいいっぱいだと、多分これを伝えても上手く出来ないものですが、ある程度余裕が出来た方にお伝えすると、とても上手にされるので、何らかの変化は出てきます。
だから、問題だけに必死に目を向けてしまいがちですが、
その問題に直面している今の自分
に、ちゃんと焦点をあててあげて下さい。
必ず希望は見えてきます。
ひとりでは難しいと思いますから、本格的にチャレンジするならば、必ず誰かの助けを借りて下さいね。もしくは私たちが徹底的にサポートしていきますからね。
この記事が、これからも自分のいろんなことに向き合って行こうとされる皆さんの、お役に立てれば幸いです♪
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